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11月14日の「トリガリ」です。

Posted by theatreminori on 14.2019 稽古レポート
てあとるみのり第22回公演「TRIGGER REMAKE」は、いよいよ来週21日(木)~24日(日)の上演となりました。11月14日(木)は公演前最後の活動日でした(追加稽古はありますが)。特に制作部はグッズ製造のまさにラストスパート。かなりの勢いでした。

この日で仕上がったのは、毎公演お馴染みになっているキャラクターしおり(1個100円)です。まだデザインを公開していませんが、登場人物をデフォルメした可愛らしいデザインです。観劇の記念や気に入った役者への応援としてぜひお買い求めください。それ以外にも、今回初登場する缶バッジアイテムの梱包作業も行っています。これは8種類のデザインがランダムに2個ずつパックされて500円でお買い求めいただける商品です。何が入っているかは買ってのお楽しみです。



制作部の時間内に完了しなかった細かいパッケージや装飾は、午後の稽古中にも継続して実施ています。その作業のために午後から駆け付けた制作部団員もいました。とにかくみんなで仕上げたグッズの数々です。ぜひ劇場でお買い求めください。

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午後の稽古では、完成度が低かったり不安定なシーンを何度か稽古し、その後通し稽古を実施しています。一昨日の特別稽古でうまくできなかったシーンは、役者が準備をしてきた成果が垣間見え、まずまずのまとまりになっていました。その勢いで通し稽古でもうまく演じられれば…と思ったのですが、まだまだそこまでの安定感がなかったようで、通し稽古での出来は良くありませんでした。これは当該シーンに限った話ではなく、物語全体にも言える話でした。

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個人個人での演技の底上げや練習は確かに成果を出してきているようです。しかし、それが物語の中でどのようなつながりを見せるのか?どんな感情の上で成り立っているのか?周囲の何に応えているのか?といった深く解釈していく部分が浅かったり、周囲と共有できていなかったりしていました。演出からはそんな錯誤について「なぜこのセリフがあるのか?」「何を思っているのか?」といった掘り下げるような問いかけが繰り返されていました。役者からも「こうやりたい」「こんな気持ちで演じたい」という回答もあり、それに対しては「それが表現しきれていないので改善してほしい」という演出からの声もかかっていました。とにかく全員で磨き上げている印象です。公演1週間前となるとディープな話題の応酬でした。

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役の人物の気持ちをやっとつかみ始めた人、それをどう表現するのかに悩んでいる人、表現の質を向上させることが求められている人など、個々に課題や仕上がり状況に差があります。残り僅かな時間でその差を埋める努力を全員で行う必要があります。すべてが物語を構成する重要な要素であり、全員が主役なのです。

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