4月中頃より実際に集まっての活動を自粛(オンライン対応)しておりました私たちですが、少しずつ、活動再開に向けて動き始めています。
制作部は短時間ながら5月21日(木)、28日(木)に担当者が集まり、常に距離を保ちつつ、備品の供用を禁止、用具はもちろん机・椅子など接触する物はすべて消毒するといった対策を執りつつ活動を開始しています。

午後に実施されていました稽古に関しましては3密要素が高いため、オンラインでのミーティングと脚本読みを実施してきましたが、6月より時間を制限した中での活動を再開する予定です。もちろん制作部同様の配慮を行い、そんな現状に見合った活動内容にいたします。また、当面の間は外部からのご見学受付は休止させていただきます。まずは、ハートランドみのりを利用している団員の事業所活動のひとつとしての活動再開となります。どうぞご了承ください。
7月にはある映像フェスに参加予定です。生の舞台ではなく、密を避ける安全対策を施した撮影による動画作品を6月から創って行きます。詳細を改めてお知らせできる日が間もなくやってくることでしょう。どうぞお楽しみに!
COVID-19の感染拡大防止のため、外出を極力控えるという大型連休を終えた5月7日。本来であればこの日から活動を再開する予定だったのですが、皆様もご存知の通り、我が国の緊急事態宣言が延長されましたことを受け、私たちの活動自粛期間も延長されました。
この間、8月に予定されていた「萬劇場夏の短編集Vol.9」の中止が決定。稽古や制作部の集まっての活動もなく、周囲の劇団も次々と公演の中止を発表し、まったくもって演劇から遠ざかるような、ネガティブな日々が続いておりました。
しかし、ただ何もせずに残念がっているだけではなく、私たちは週に1回オンラインで活動を行っています。5月7日には、当初予定されていた自粛期間中の課題進捗を確認し合うため制作部のオンライン活動が実施されました。お互いに試作したアイテムを画面越しに見せ合い「すごい」「よくできている」「これもいいね」「あの生地の方がいいね」などと意見交換をしました。団員たちは時間を持て余していたようで、改良を重ねながらいくつかの試作品を作っていました。試作回数を重ねることで完成度が高まっているのが明らかでした。まだまだ完成までは程遠い品質ではありますが、このペースで研究と試作を重ねて行けば、なかなかの品物をお届けできる気がします。

午後の稽古もオンラインで実施しています。活動自粛期間に入った4月から毎週木曜日に実施しています。いつもの稽古に比べると開催時間も短く、当然ながらお互いが動きで直接的なコミュニケーションをとることもできません。稽古と言っても細かい演出が付くわけでもないただの脚本読み合わせです。それでも参加した団員はステイホームが続く非日常の中で、久し振りに複数の第三者と演技を通じて会話ができたことに満足そうでした。

このご時世ですから肉体的なコンディションにナイーブになるのは当然ですが、実はさらに重要なのは精神的なコンディションです。色々な物事を我慢して生活していくことへの耐性はもちろん、そんな時期を抜けて活動を再開する時に高い動機付けを維持したまま復帰できるのかどうかを左右するのがメンタルの状態です。これに対するケアという観点からも、このようなオンラインを活用した活動には意味があるように感じます。やはり人間はお互いに支え合い、影響し合いながら生きていく社会的な生命体なのだなと実感する今日この頃です。
さて、そんなこんなで、現在は表立った活動をお届けできず、このように団員たちだけで細々と演劇を介した活動を継続しております。いずれ皆さまにも何かをお届けできる日がやってきますので、その日までお互いに、お互いの「今できること」にチャレンジしていきましょう!
平素はてあとるみのりの活動に多大なるご理解とご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。
この度、新型コロナウィルス感染拡大防止対策の一環として国と東京都から発出されました緊急事態宣言を受け、てあとるみのりが活動拠点としております社会福祉法人豊芯会ハートランドみのりの事業所活動が4月11日(土)~5月17日(日)までの期間、事業所利用者の集合・団体活動を休止する運びとなりました。
そのため、
てあとるみのりは5月17日(日)までの間、制作部・稽古共に団員が事業所に集合する活動を休止いたします。この対応はてあとるみのりを自衛するためのものではなく、地域住民として感染拡大防止に尽力することで、感染症対策による閉塞的な社会情勢の終息につなげようという意図を持った取り組みです。
皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解並びにご協力を頂けますと幸いです。個々の小さな我慢の積み重ねで、でこの難局を乗り切りましょう。その先に楽しい舞台が待っています!
(総監督 椙田佳生)