てあとるみのり第13回公演「Mission」公演終了しました!3日間5ステージへ、189名の方々にご来場いただきました。
皆様、誠にありがとうございました!
今回は今まで以上に様々な立場のお客様がご来場くださり、それぞれの立場から舞台を楽しんでいただけたような印象がありました。つまり、団員たちも様々な立場の人々、つまり社会との交流を体験できたということで、てあとるみのりが目指す「地域活動の一拠点」というミッションが達成された公演でもありました。
舞台の上でも、客席側でも、芝居の世界を共有した時点でノーサイドです。単にお金を払っていただいたことに対する感謝ではなく、そんな地域活動の場を成立させてくださったお客様に、ただただ感謝です!
今後ともてあとるみのりをよろしくお願いします!
次回公演は…千秋楽の舞台あいさつで発表されました通り、
「点と線」(脚本:椙田佳生)を、
何らかの形で上演いたします。
詳細はいずれ…?
てあとるみのり第13回公演「Mission」2014年9月19日(金)~21日(日)
会場:北池袋 新生館シアターチケット:1名様 1,500円(自由席)19日(金) 19時開演(残席:2)
20日(土) 13時開演(残席:残りわずか) 18時開演(残席:余裕あり)
21日(日) 13時開演(残席:残りわずか) 18時開演(残席:15)
※開場は開演の30分前です
※残席情報は9月20日23時現在のものですチケット販売中!Webご予約は→
チケット申し込み専用フォームから!
またはメール→ck3_minori@yahoo.co.jpまで!
※銀行振り込み(前払い)の受付は終了いたしました。当日精算をご利用ください!
What is your Mission?「定められた未来」に希望が持てないと嘆いても、「何も見えない未来」を望まない矛盾―。
現代の文明社会に生きる人間が当たり前のように享受している恵まれた社会の仕組みの中だからこそ、それは幸か不幸か、都合のいい言い訳になる。そんな不確かな価値観の物差しに倣わず、ただ純粋に生きるという己の「Mission」を見つけ出すヒントがここに!
「Mission」に関するよくある質問と回答集です!ご参照ください!
この作品は「
第26回池袋演劇祭」参加作品です!
チケットのお求めはWebからどうぞ→
こちら★予告編・CM大会に出場しました! 2014年8月22日(金)17:30~19:30
サンシャインシティアルパ地下1階噴水広場にて
2分間限定の舞台予告を行いました!
詳細はてあとるみのりFacebookにて→
こちらから!

Mission【脚本・演出】
椙田佳生
【出演】
中川裕史、岩崎和巳、満園仁美、木下友里、藤川万里、
吉川真人、石塚美穂、山口将太朗、坂本江梨、
田中聡、川口和恵、中泉けい子
【舞台監督】
椙田佳生
【装置】
椙田佳生
【照明】
高橋将太
【音響】
椙田佳生
【宣伝美術】
椙田佳生、石塚美穂
【制作】
村上栞、吉川真人、木下友里、
奥裕一、熊谷武、中泉けい子、石塚美穂
<あらすじ> 日本から遠く離れた異国の地。草原を越え、森を抜け、川をさかのぼったさらに奥深くで、人知れず発掘調査を行っている日本人たちがいた。その土地で昔ながらの生活様式を引き継いで暮らす民族の先祖が統治していたという、古代王国の遺跡発掘が、彼らに与えられた使命だった。
そんな発掘調査研究室に、日本から一人の青年がやってくる。社会の歯車のような仕事に嫌気が差し、自分の力を生かした、やりがいのある、自己実現的な仕事に憧れた彼は、次第に自分がこの地で何を担えばいいのか、ここで発掘をすることが何の役に立つのかという疑問を抱いていく。はたして、彼らが掘り起こすのは「遺跡」なのか、それとも…?
(上演時間は約90分を予定しています)
2012年9月の第8回公演で上演したてあとるみのりの代表作が池袋演劇祭に向けてリニューアル!全てが過去を上回る新生「Mission」が北池袋新生館シアターに登場します。







※チケットのお買い求めは→こちら!2012年の第8回公演「Mission」の様子は、てあとるみのり公式ブログの記事で紹介されています。
ちょっと覗いてみたい方は…
こちらからどうぞ!ネタバレも含みますので、以前ご覧になったことがある方だけ閲覧された方がいいかもしれません!
ついにこの日が来ました。本番1週間前の最終稽古。先週の最終通し稽古を受けて、緊張感を持っての集まりになりました。これまでの準備の積み重ねが試される最後の機会です。課題として投げかけられていた表現、演技が一定のレベルまで達成されていなければいけないわけです。役者たちにとっては真剣勝負のひと時です。

もし、演出が与えた課題をクリアできていなかった場合、表現の水準が及第点に達していなかった場合はどうなるのか?これまでの稽古では改善点、修正案などを確認して、次回の稽古までに役者が改めてくるというのが当然の流れでした。最終稽古ではそんな時間はありません。公演でお客様により良い品質の舞台をお届けするには、削るべきものは削る決断が必要になります。つまり、採用されない、削除される演技が出てくるということです。ここまで来ると「がんばります」「やらせてください」という熱意には意味がなくなります。この日までに仕上げられなかったものが本番までの短時間にできるような奇跡に期待するわけにはいかないのです。
この日の稽古でもそういった判断の対象になったシーンがありました。役者としては自分なりに頑張った結果が陽の目を見ないことになるのは、悔しさと不甲斐なさを痛感する結末です。しかし、この芝居のすべてを失ったわけではありません。他のシーンでも数多くの課題と、発展の余地が残されています。満足できる演技はまだまだ皆無。その品質を高めることに集中できれば、舞台全体の品質も向上します。そして、舞台に限らず人生の様々な局面における次の挑戦への確かな目標が生まれたことになります。現状に一喜一憂して終わらず、自分に負けない、自分を超えていくことが大切なのです。

最後は稽古参加者全員が円陣を組み、「10日後にこの舞台を全員の笑顔で終われるようにしよう!」と誓い合いました。5月から始まった「Mission」との付き合いもあと10日で完結です。長かったようであっという間だった…という月並みな表現の中には、その時間を過ごした者にしかわからない、数多くの気付きと成長がありました。それを時の流れの中で忘れずに、これから向き合うべきレールのない未来に生かすことが、我々の「Mission」なのです。

そして、午前中の制作部でも、公演での販売に備えて何種類かのグッズが最終形態に突入しました。団員の中でも好評だったのが、Mission特製トートバッグ。A4サイズの書類もたっぷり入るサイズですので、劇場でチラシをたくさん持ち帰る際にとても便利です!当日はひとつ300円で販売されますので、ぜひお買い求めください!
本番まであと2週間!本日の稽古では通し稽古が行われました。何度も紹介していますが、社会人、学生、フリーター、ちょっと訳ありなど、様々な立場の人が集まるてあとるみのりではすべての役者が揃っての稽古が皆無です。それは通し稽古も例外ではなく、数名は代役を投入しての通し稽古になります。そんな条件の中では代役を担当する団員にもそれ相応の品質が求められます。時には一人で何役も演じなければいけないこともあります。いかに普段の稽古をしっかり見て、どのように動くか、演出が何を求め、相手役は何を考えているのかを加味して、本役の演技を損なうことなく演じる必要もあり、なかなか大変です。そんな縁の下の力持ち的団員に支えられながら、普段の稽古は成立しています。

稽古前のウォーミングアップ風景。

発声練習、早口言葉練習にも熱が入っています。
そんな中、いよいよ始まった通し稽古。先週まで細かく確認を求められたこと、浮き彫りになった課題をどのようにクリアしてきたのか?個々の努力がひとつの舞台で結合するのか?様々な期待と不安を抱きながらの幕開けです。序盤は硬さが見られた役者たちも、次第にのびのびとした演技を見せるようになりました。確実に先週までよりも成長を感じられます。

もちろん、それがゴールではなく、まだまだ通過点という認識です。さらに2週間残された時間をどのように使って演技を成長させるのか?その真価はこれから問われることになります。肉体と同じで、鍛錬を怠れば、衰えるだけです。たとえこの日いいパフォーマンスを発揮しても、上積みをして、さらに高みを目指そうとしなければ、劣化していくだけです。残りの2週間をどう過ごすかは、役者にとってとても重要です。

また、この日は数カ月前からそれぞれの役者に課せられていた課題を改めて振り返りました。役柄に準じた課題、役者本人の癖を克服するような課題、演技を構築する上での基礎的な課題など、求められている成長は様々です。今日の演技の中で改善がなされていたテーマが多かったことは確かですが、その到達点としてはまだまだ低い水準です。演出家の総評は「300円~500円なら払ってもいい程度」でした。

来週は通し稽古が予定されていません。本日の通し稽古で見直さなければいけないシーン、音響とのタイミングの調整などに時間を費やします。次は本番当日のゲネプロで通す予定になります。こういう展開の中で「本番は5ステージあるから、やりながら少しずつ仕上げていけばいい」という発想が芽生えることがあります。これは大変なエゴ。すべてのステージは本番。同じお値段と時間を浪費していただいているわけですから、初日から完成された舞台をお届けするのが当然のことです。

団員一同、本日の成果と課題を真摯に受け止め、2週間後にさらなる成長を示すための努力を積み重ねていきます。役者だけではなく、裏方も本格的に最終調整に入っていきます。みんなでひとつの舞台を創る。この連鎖的な衝動が日々強まってきています。後はまだまだ余裕がありすぎるチケットが売れれば、さらに気持ちが高まることでしょう。皆様よろしくお願いいたします。
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