第17.5回公演「そこから始まる物語(ストーリー)」
2017年5月13日(土) ハートランドチャレンジFES'17 in 大正大学にて上演!
詳細情報は→
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4月も最終週。来週の木曜日が5月の連休に当たってしまっているため、「ハートランドチャレンジFES'17 in 大正大学」に向けて稽古できるのは、この日を含めて2回だけとなりました。早いものです。

午前中の制作部ではそのFESで上演される第17.5回公演の衣装の確認と、その先の第18回公演用のグッズ作りを行いました。グッズに関してはまだ全てが決定していませんが、確定しているアイテムに関しては早めに製造に取り掛かるようにしました。今は劇団全体がFES公演に集中していますが、それが終われば8月の公演まで3カ月もないという状況だからです。今回も手作りアイテムがメインですので、計画的に作業を進めなければならないのです。

午後の稽古の時間にも本番が近付いてきている緊張感がありました。しかし、それが窮屈な感じではなく、みんなで集中して、一丸になって取り組んでいくような雰囲気を作っていたのが印象的でした。演出がそれぞれの役者に指示を出している間に、相手役同士が自主的に振り返りを行い、必要であろう修正を検討・確認していました。そのため、稽古時間はとても稽古場が賑やかで、活気にあふれていました。申し送りは大きな声で行わなければ周囲の自主練の声にかき消されてしまうほどでした。

また、この日の稽古ではダンスの練習も行われました。第17.5回公演では短いながらも2曲のダンスが挿入される予定です。それぞれ活発に動く振り付けになっているため、練習は頭と体をフル回転させる、なかなか大変なものになりました。まずはカウントだけで振り付けを頭に入れ、実際の曲に合わせて踊ってみるわけですが、何度も繰り返すと体力的にもかなり厳しくなってきます。何よりも体が温まって暑くなります。それでも役者たちはダンス習得のために「うわ~。疲れたけれど、もう1回!」「何度も繰り返して覚えるしかない!」「曲がかかってると踊らざるを得ない!」と、必死になって体を動かしていました。すぐに動きが揃うわけではありませんが、体に踊りをしみこませ、そこから心を介して表現していくための地道な積み重ね段階です。後は各自がイメージのおさらいと強化を実践して次の稽古に備えるだけです。


稽古の品質が上がってきたこともあったのでしょうか、いつもは夕方で帰る団員も「今日は元気だからやっていこうか」と、夜の稽古時間まで継続して参加していました。出番が少ない役者も、出番がないから帰るようなことはなく、最後まで稽古に参加していました。こういった取り組む姿勢の品質向上が、この作品に命を与えていくのです。本番まであと少し。ここから各自の努力の積み重ねが、全体のラストスパートとなり、物語を彩っていきます。その成果をぜひ、会場でご覧ください!
ハートランドチャレンジFES'17で披露する
第17.5回公演「そこから始まる物語(ストーリー)」の稽古も残すところあと3回!あっという間に本番がやってきます。午前中の制作部も午後の稽古もだけではなく、今週は夜間の稽古も行われています。
午前中の制作部では、第18回公演をターゲットにしたグッズ案の検討が継続して行われています。試作品を持ち寄った団員がコンセプトやグッズとしての利便性、コストパフォーマンスなどをプレゼンし、団員たちから忌憚のない意見を募っていました。単にデザインがいいというだけではなく、様々な角度から研究と開発を進めています。
その後は
第17.5回公演用の衣装作りでした。この公演では衣装が基本的に役者の自前。それぞれ役の特徴がわかりやすいようなワンポイントのアイテムを装着する予定になっています。製造したのはそのワンポイントアイテムです。久し振りの衣装作り。団員たちは誰かをモデルにしてみたり、実際に作った物の強度を確かめてみたりと、賑やかな雰囲気の中で作業していました。

午後の稽古には先週に引き続き芸能事務所ウルル・プロの方が3名参加し、いつものおなじみのメンバーとは異なるキャラクターで、いい刺激を注入してくれました。今回は物語の後半からラストシーンを繰り返して稽古し、演出からも「やり取りの内面や意味を考えよう」と、いよいよ物語の核心部分に関わるような指示が出始めていました。

また、今回はセリフがないシーンでも舞台上には存在する役者が多く、その間どのような演技をするのか、どこまでやるとやり過ぎなのかを考えながら稽古を進めました。せっかく注目すべき演技をしている人がいる場面で、周囲がにぎやかにしすぎて、観客の注目を集めてしまったり、肝心なセリフを聞こえなくしてしまったりしては台無しです。かと言って何もせず立っているだけでは場面の臨場感が損なわれてしまいます。より相応しいさじ加減でアドリブ的に演技を入れていかなければいけないのです。物音を立てる、立てないのひとつで場の雰囲気が変わるのです。…といった緊張感のある稽古の雰囲気の中で、ある団員が「ブブウッ!」と何かの音を発してしまい、稽古場は笑いに包まれました。本人は「音を出しちゃってごめんなさい」と弁明していましたが、場が和んだ事はよかったです。

本日の稽古ではウルル・プロの佐伯さんと詠月さん二人のシーンがありました。それほど二人で合わせていなかったものと思われますが、セリフのテンポや迫力には光るものがありました。てあとるみのりの団員たちも、そんな演技をすぐそばで見て、自分もその一部で演じていることがとてもいい経験になりそうです。いつもと変わらない顔ぶれでいつもと同じように進めていたのでは、なかなか成長していくのが難しくなってしまいます。特に何年か継続していると、自分はこうやって来た、自分はできているはずだ、これでいいんだといった錯覚に陥ってしまい、本当は努力が足りていない点から目を背けてしまいがちです。そんな自分自身を客観的かつ謙虚に見つめ直すという観点で、コラボレーション公演からは実に多くのことを学べます。

この日は16時で一度通常の稽古を終了させ、その後18時30分から夜の稽古(T.M.Evolution)を実施することになっています。長時間にわたって稽古を実施するのはもちろん大変なことですが、公演が近付き、参加可能な時間帯の中でそれぞれが少しでも品質の向上を目指していくためのスタイルです。同じ立場の団員の集まりではない多様性がてあとるみのりの特徴である以上、この運営スタイルが変わることはないでしょう。
「そこから始まる物語(ストーリー)」開幕まであと20日と少々。普段はバラバラなわれわれが舞台の上でひとつになります!

2017年5月13日(土)に開催予定の、ハートランド友の会主催「ハートランドチャレンジFES'17 in 大正大学」にて、てあとるみのりが第17.5回公演「そこから始まる物語(ストーリー)」を上演します!
<上演日程>ハートランドチャレンジFES'17 in 大正大学【第1部】
2017年5月13日(土)12:30~15:30 12:00開場
てあとるみのりの上演時刻は15:00~15:30前後を予定しています。詳細決定・変更があった場合は改めてご案内します。
<上演会場>大正大学8号館(礼拝堂)東京都豊島区西巣鴨3-20-1(アクセスマップは→
こちら)
<チケット>ハートランドチャレンジFES'17第1部の入場チケット(1,500円)が必要です。
チケットの入手方法は以下の2点があります。
①事前に購入(推奨:当日までに劇団員に確実に会える方)
→劇団員にチケット入手のご希望をお伝えいただき、お互いに可能な方法でご購入下さい。
②会場で当日購入(推奨:当日までに劇団員に会えるかわからない方)
→ハートランドチャレンジFES'17当日の会場受付でチケットをお求めください。
チケット料金は変わらず1,500円でお買い求めいただけます。
今回はイベント内公演のため、
チケットのお取り置き(お電話やメールで事前ご予約の上での当日精算)には対応できません。また、劇団専用のWEBお申し込みフォームのご利用もできません。ご不便をおかけいたしますが、何とぞご了承ください。
<出演者>岩崎 和巳
満園 仁美
詠月 逢人(芸能事務所ウルル・プロ)
佐伯 恵太(芸能事務所ウルル・プロ)
田中 聡
石塚 美穂
中泉 けい子
高垣 李圭
村上 栞
國澤 ひとみ
藤田 みず穂(芸能事務所ウルル・プロ)
岡田 真由子
川口 和恵
吉川 真人
『ハートランドチャレンジFES'17 in大正大学』 2017年5月13日(土)
◆時間
開場 12:00
1部 12:30~15:30
2部 16:00~20:30
◆料金
1部 1500円
2部前売 4000円
2部当日 4500円
◆会場
大正大学 巣鴨キャンパス 礼拝堂(8号館)
東京都豊島区西巣鴨3-20-1
◆地図
https://goo.gl/maps/Jp6j1YRRKFo
【1部出演者】
てあとるみのり
ムジカ・de・みのり
Glossy Girls
琴城流大正琴「東京ひまわり会」
少林寺拳法
すがも太鼓組 鼓友
大塚華麗
Feam
i*chip_memory
【2部出演者】
ジュリアナの祟り
EPIC STAR
Vipera
ハニカム.トーキョー
ZEROSTYLE
B.J.P
絶好超団☆LoVe
ポップジャンクスクール
MiSTELLY♡
Red Rose
Duckling-B
TRYZERO
コスメ男子
閃光プラネタゲート
◆1部のご予約方法
各出演者からチケットをご購入下さい。
予約なしで当日入場も可能です。お席に限りがございます。
◆2部の予約方法
下記URLよりご予約下さい。前売料金にてご案内いたします。
http://enter-neon.com/20170513
◆後援
豊島区
(福)豊島区民社会福祉協議会
(福)豊芯会
東京日本橋ライオンズクラブ
東京池袋ライオンズクラブ
◆お問い合わせ先
豊芯会内(福)豊芯会・ハートランド友の会
TEL 03-3915-9051 (月-金 10:00-18:00)
この公演は「ハートランドチャレンジFES'17 in 大正大学」へ参加する団体のひとつとして、FES会場のステージで上演するイベント参加型公演です。通常の劇団主催公演ではありませんので、イベント全体(他の出演団体情報、タイムスケジュール詳細など)に関するお問い合わせには応じかねます。また、イベント主催団体や参加団体の事情により、タイムスケジュールの変更が発生する可能性もあります。重ね重ねご了承ください。
4月13日(木)は
第17.5回公演「そこから始まる物語(ストーリー)」の公演予定日のちょうど1カ月前になります。まだ先の話と油断している場合ではなくなってきました。そろそろ演技だけではなく、舞台の中身を充実させていかないといけません。制作部では衣装や小道具について確認と検証が行われています。
今回は特に予算を立てて経費をかけて準備をするスタイルの公演ではありません。つまり衣装や小道具にお金をそれほどかけられないのです。制作部では過去の公演で使用したアイテムを掘り返し、今回使えるものはないかを検討しました。また、基本スタイルになる衣装をリストアップし、各自が用意できそうなものをベースにしていくことを確認しました。その後は第18回公演向けの新しいグッズの試作と、第18回公演の告知用横断幕作りが行われました。横断幕は文字だけではなく、折り紙を使った装飾と、手書きで彩られたイラストも追加されています。17.5回公演のカーテンコールでお披露目予定ですので、お楽しみに!

午後の稽古にはいつもの顔ぶれに加えて、
第17.5回公演出演予定の芸能事務所ウルル・プロ所属の佐伯恵太さん、詠月逢人さん、藤田みず穂さんのお三方も参加しています。佐伯さんと読月さんは、法人の新年会余興でコラボさせてもらったことがあるので、何名かの団員はお互いに顔見知りでした。藤田さんも「TRIGGER」を見に来ていただいたので、見たことのある顔ぶれがいるという関係性です。稽古前には全員で自己紹介を行い、様々な立場の人の集まりではありますが、ひとつの舞台を創りましょうと、気持ちをひとつにしています。

ウォームアップの段階から団員たちは積極的にプロのタレントさんたちにアプローチを行い、一緒に早口言葉の練習を行っていました。そこからチームとしていい流れ、雰囲気が生まれ、空き時間にはこれまでの稽古での演出や経過を申し送ったり、動きについて改善するイメージを話し合ったりと、立場の違いを壁とせず、同じ舞台の上でひとつの目標に向かってい者同士という関係を築くことができていました。この柔軟さと言いますか、動機付けの力には目を見張るものがあります。これまで培ってきた劇団の力が発揮されているように感じました。

この日の稽古も全役者が揃ったわけではなく、学校の都合で参加できなかった学生の団員も数名いました。また、職務の都合で中抜けする団員もいました。不足している役者は代役を分担し、少しでも稽古の品質を確保するように、みんなで協力しています。このようなバックアップが自然にできているからこそ、様々な立場の人が自分自身可能なスタンスで公演に参加できているのです。これもまた、てあとるみのりが培ってきた集団としての成熟度でしょう。もちろん、次週の稽古までに、それぞれの役者にはクリアしてくるべき課題、準備してくるべきイメージなどがあります。集団としての力だけではなく、それをクリアする個人の力と努力も不可欠なのです。

「ここはどっち?こっちに行けばいいの?」「この人に言うのね。勘違いしてたわ」「それっぽい動きのイメージないですか?」「それぞれの反応がとても面白かった」などなど、本日の稽古では様々な提案、要求、質問が稽古の合間に交わされました。実際に動きを反復しながら確認したり、脚本にイメージを書き込んだり、言われなくても改善を試みたりと、全員が地道ながらとても重要な努力を積み重ねようとしていました。いつもの同じ顔ぶれの間では、こういった現象が生まれるのに時間を要します。多少なりともなれあいの部分があったのかもしれません。そこにウルル・プロの方がコラボ参加して下さったことで新たな刺激が生まれ、団員たちの取り組む姿勢に変化が見受けられます。
第17.5回公演はそういった緊張感や貪欲さによって品質が保たれていきそうな予感がします。様々な立場の人が舞台の上でひとつになるという理想のために。
例年より遅めの桜が花開いた4月。5月13日(土)に開催される「ハートランドチャレンジフェスin大正大学」にて上演予定の、
第17.5回公演「そこから始まる物語(ストーリー)」へ向けた準備が着々と進行しています。制作部では情宣アイテムの製造と、グッズの材料の買い出しが、午後の稽古では脚本を使用しての本格的な稽古が始まっています。
制作部では編み物系のグッズを製造する際に使用する毛糸の買い物に、一部の団員が外出しています。午前中はとても天気が良く、外出した団員たちは「お茶を飲んで帰りたいね」「こんないい天気の日に仕事なんて…」と、後ろ髪を引かれる思いで任務を遂行していました。一方で残った団員は、5月のフェス公演で第18回公演の宣伝をするための横断幕アイテムの製造を進めています。文字を入れるだけではなく、パッと目を引くオブジェの貼付も検討しています。果たしてどのようなアイテムに仕上がるのでしょうか?

午後の稽古では、先日の公演の際に取材を受けた、東京ボランティア・市民活動センター様が刊行している「ネットワーク」という情報誌の4月号が完成した報告がありました。もちろん、てあとるみのりを中心としたハートランドみのりの記事が掲載されているものです。団員たちは実際の誌面を目にして「(写真に)写ってる!」「こんなにページを使ってもらえるなんて」「これで興味を持ってくれる人が増えるといいですね」「ありがたいことです」などと、感動をあらわにしていました。
そこからウォームアップを挟んで、
第17.5回公演の稽古です。まだ先週配布されたばかりの脚本ですので、まずは脚本に描かれている状況をよく確認し、全員で共有しながらの稽古となりました。自分に関わるセリフ以外のところはついつい読み飛ばしてしまいがちな脚本ですが、全員で検証してみると「ここってみんな舞台にいるんですよね?」「このタイミングか」「確かに書いてありますね」「どっちから入った方がいいですかね?」などと、新たな発見と新たな疑問が見つかります。

公演を行う会場がいつもの小劇場よりも広いということなので、大舞台向けの演じ方への切り替えにも取り組んでいます。通常の距離感で行われる会話をそのまま表現してしまうと、大きい舞台では演技も小さく、表情は読み取れず、セリフも客席まで届かないという悪循環に陥ってしまいます。演じている側が感じる距離感よりも、スケールを数倍に広げつつ、客席にメッセージを届けることを意識しながらの大きい演技が必要です。ある意味わざとらしく、わかりやすく全身を使って表現していかなければいけないのです。この演技のスタイルの切り替えには、どの役者も苦労していました。

17.5回公演に参加が決定している学生の団員も、予定の合間を縫って稽古に参加してくれています。なかなか全員が揃う機会が少ない状況は相変わらずですが、空き時間にお互いにセリフのやり取りを練習したり、アイディアを交換したりしながら、あとはそれぞれが稽古場を離れてからの1週間で磨き上げてくるという仕組みで品質を向上させていきます。この作業を行うことで、次回の稽古の品質が高まり、量を補う質が生まれます。その延長に公演の品質があるとも言えます。お互いに努力を体現し、刺激を与え合い、支え合いながら、次の稽古の時間を迎えなければならないのです。
