いよいよ来週に劇場公演が迫ってきました「WALK ON 2WAY」!ユニットごとの稽古も続々最終稽古を迎えています。制作部も最後のグッズ袋詰めまで作業しています。
さて、今回紹介するのは「ジョッピーポーチ」です。第20回公演で販売し、即完売した商品の改良版です。ジョッピーの顔のあごの部分から物を入れられる構造はそのままですが、当時の商品は耳の先まで物が入り込んでしまう難点があり、今回はそれを改善しました!

劇場での販売価格は1個600円。色はジョッピーオリジナルカラーの水色です。もちろんすべて手編みの手作り商品ですので、若干の個体差が生じています。その点はご了承の上お買い求めください。劇場販売で残った分は通信販売を予定しています。お楽しみに!
さて、午後の稽古。この日はユニット1「畑にて」とユニット2「楽屋にて」の2組の稽古が行われました。ユニット1の方はこの日が最終稽古。これまでの成果を示しつつ、さらに良くなる可能性を感じさせなければいけない稽古でした。同時にそんなプレッシャーに打ち勝たなければいけないという、なかなかシビアな時間になりました。

ユニット1の面々は特に個性派ぞろい。お互いの連係をどう構築していくか?お互いのフォローを臨機応変に行えるか?そんなテーマが付きまとっています。その答えを「正しいセリフ」「うまく演じる」方向に求めてしまう役者たちは、思うように演じることができずに大苦戦でした。演出からは「うまくやる必要はないのでちゃんとやるべきことをやってほしい」というシンプルな振り返りがありました。空回りせずに、自分に与えられた役割、自分のキャラクターを押し出すことに専念すればいいということです。それができれば面白くなるように物語のバランスが取れているのです。緊張感や重圧の中では、そんな当たり前のことが一番難しいのでしょうけれど。

ユニット2「楽屋にて」は先週の通し稽古の反省点を改善し、スムーズかつテンポの良い演技を披露していました。通し稽古ではこれまでよりも数分間タイムが縮まるという驚きの結果もありました。20分ほどの作品で数分間の短縮というのはなかなかの成果です。

それでもまだまだ改善すべき点はたくさんあります。通し稽古を繰り返しながらそんなミスマッチを修正していく必要があります。気持ちが入り過ぎると空回りするというのはどのユニットでも共通です。冷静かつ新鮮な気持ちで毎回の通し稽古に臨み、その中で芽生えた感情を素直に受け止めて表現するという稽古になりました。物語の中の感情が深く共鳴したのか、カーテンコールでは感極まってしまう役者もいました。意図的にコントロールできる感情だけでは伝わらない感動も少なからず存在しますので、その純粋な感覚は大切にしてほしいところです。

そんなわけで、劇場公開を目前に控えた各セクションは、必死の追い込みを見せています。公式のスケジュールではユニット2の稽古があと1回残っているだけ。来週の劇場ではどんな仕上がりになっているのか…?間違いなくお伝えできるのは「私たちらしさ」がそこに存在していることです。ぜひご期待ください。
なお、新型コロナウイルス感染拡大の傾向が続いているため、観劇チケットをご予約されたお客様の中でも来場のキャンセルやオンライン配信への切り替えを望まれる方がいらっしゃるかと存じます。もちろんそれらのご要望には全面的にお答えいたしますので、ご入金確認メールへのご返信にてお気軽にお問い合わせ下さい。
第24回公演「WALK ON 2WAY」初日まで2週間となりました。つまり、それまでの活動日もあと1~2回ということです。いよいよ大詰めです。劇場観劇チケットの方はお陰様で販売枚数終了となりました。今回は感染症対策で客席数・公演回数ともに大幅に減らしていますので、ご予約が間に合わなかった方も多数いらっしゃったかと思われます。オンライン配信観劇チケットの販売も開始されておりますので、そちらも併せてご利用ください。
配信チケットご予約フォーム→
こちらさてさて、そんな11月12日(木)。制作部も稽古も最後の追い込みでした。午前中の制作部ではグッズの袋詰めと、書籍タイプのグッズの製本作業が行われました。それと並行して公演で使用する衣装、小道具の製造も行われました。それぞれが自分の受け持った作業を丁寧にかつ迅速に実施していきました。

午後の稽古はユニット(演目)ごとの開催です。他のユニットの出来栄えを気にしている余裕もなく、それぞれ自分の演技や共演者とのコンビネーションに磨きをかけることに専念していました。

ユニット1「畑にて」では、この日に試着した衣装を身に付けて演じる役者がほとんどでした。まだまだ改良しなければいけない状態ですが、衣装を身に付けると印象が変わります。その流れに乗っかって、これまでよりもいい演技ができる…とは限らず、むしろ気負い過ぎて空回りしてしまう役者もいました。こうなってくると「自分だけができていない」「自分が何とかしてこないと」とついつい個人の責任を背負い込んでしまいがちですが、それを素直に共演者同士で共有して一緒に解決策を考えたり、演じるイメージを引き出してもらうような演技を要求することが大切なのです。役者同士のチームワークとは、こういった表現の創出を共に行うところにあるはずです。

ユニット2「楽屋にて」は、これまでよりもテンポよく演じられるようになってきました。その一方で、色々感情を深く演じようと考えるあまり、全体のいい流れを停滞させてしまう場面もありました。その先にどんなシーンがあるのか?このシーンはそのシーンに対してどんな役割があるのか?といった総合的な視点を持って状況を考え、クライマックスをどう生かすかを考えた組み立てを行わなければいけません。これは、物語の中で自分の役がどんなミッションを担っているのかを考えることと同じです。ある程度のコンビネーションやセリフが安定してくると、思わずもっと深くていい演技をしようという欲が出ます。もちろんそれは必要なことですが、物語を全員で描いているという点だけは忘れないでいただきたいです。

ユニット3「就職活動にて」は衣装や小道具が他の演目よりも複雑です。その試着や試用を行いながら稽古しています。もうひとつ、動きを合わせなければいけないシーンが多いのもこの演目の特徴です。この日の稽古では先日の追加稽古で確認した動きの復習とさらに良くしていくための指導がありました。どのユニットもそうですが、稽古回数はかなり少ない状況です。そのためセリフ(のコンビネーション)がまだ完全に安定しているわけではありません。それに加えて動きでも息を合わせなければいけないので、役者たちは頭を抱えながらの稽古でした。あと1回の稽古で必ず形を仕上げるぞと、全員が意気込んでいました。
さあ、いよいよどのユニットも残す稽古は1回か2回!配信視聴用チケットの販売も始まったことで、全員が等しく緊張感と使命感を持ってラストスパートです!
第24回公演「WALK ON 2WAY」の劇場観劇チケットのご予約は大好評につき予定枚数を終了しました。皆様誠にありがとうございます。ご期待に沿えるように3本の作品ともしっかりと仕上げてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。また、ご検討中に予約終了となってしまった皆様にはご不便をおかけして申し訳ございません。12月から録画配信も控えておりますので、そちらのご利用を改めてご検討いただければ幸いです。
さあ、そんな「#ウオツー」会場で販売されるグッズ情報の第2弾。今回はレジンで仕上げられたジョッピーストラップです。

大きさは1.5㎝~2.0㎝(手作り品なので個体差あり)。キラキラとかわいいつやを発する仕上がりです。色はジョッピー(水色)とピッピ―(ピンク)の2色用意しています。感染症対策ですべて袋に入った状態での販売です。劇場販売のお値段は500円を予定しています。数量はそれぞれ5個ずつという限定商品です。気になる方はお早目にチェックしてみてください!
そんなグッズの仕上げに入っている午前の制作部に続いて行われた午後の稽古。今回もユニットごとに人員が入れ替わっての稽古です。今週から通し稽古を中心に実施していくことになっていますので、役者たちはそれぞれ緊張感を持って臨んでいます。

先週の稽古と月曜日の追加稽古でチームワークという課題を再確認したユニット1のために、演出は稽古開始前に少し時間を設けてディスカッションをするように指示しました。ここでお互いの動きや演技に対する要求や確認が行われていました。

とは言え、それだけでいきなりうまくいくというはずもなく、自分のセリフと演技のことを第一とした綱渡り芝居という潜在的な問題は解決していませんでした。通し稽古の緊張感がますますそうさせているのかもしれません。演出からはもっとお互いの存在を不安な思いも込めて感じ、舞台の世界をシェアするようにという指導がありました。技術的な問題ではない、心構えや視野の広さ、思いやり、協調性など、やはりチームワークの向上がユニット1の大きな課題です。これまでは誰かが引っ張ってくれていたのかもしれませんが、今回は4人だけです。誰かに期待するのではなく、全員が同じように主体的に周囲に関わっていかないといけないというわけです。この状況を打破できるのか、残り僅かな時間での成長に期待しましょう。

ユニット2とユニット3もかなり緊張感の漂う中での通し稽古を行っています。どのユニットもセリフを間違いなく発していた役者は一人もいませんでした。しかし、それは重大な問題ではありません。極論ではありますが、お客様には何が正しいセリフなのかわからないからです。それよりもひとつの舞台の中で描かれている世界、人物像、テーマを、出演者や音響・照明などの特殊効果が一体となって表現できているかどうかです。単純なことですが、ここが作品の完成度を左右する要素なのです。ユニット2とユニット3では、そんなチームの力が存分に発揮されていました。粗い部分はあっても演技や世界は一切破綻していない。全員で描くべきものが同じイメージで描けている。そんな安心感がありました。ここから動きやセリフの連動性と正確性を高めていく作業でさらに品質を向上させます。
現時点ではユニットによって仕上がりに大きな差はありますが、このままでお客様に披露できるなどとは誰も思っていません。これからの各ユニットの仕上がりに大いにご期待ください!