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萬劇場SHORT STORY COLLECTION VOL.7 夏の短編集

Posted by theatreminori on 28.2018 公演・チケット情報
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萬劇場ショートストーリーコレクションVOL.7 夏の短編集 ~Face to Face~

萬劇場が主催する夏の上演企画に、てあとるみのりが10年間活動拠点としてきた大塚の地を代表した「地元枠」から初参加します!全9団体が共通のテーマ「Face to Face」を、独自の手法で表現する対バン形式のイベント!様々な作品、団体に向き合いあながら、夏の短編集を仕掛けがいっぱいのお祭り会場でお楽しみください!

<日程>
2018年7月26日(木)~29日(日)

<会場>
萬劇場(JR大塚駅北口から徒歩5分)→会場アクセス

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<出演団体>
Kitten Dance Planet
劇団鋼鉄村松
劇団メリケンギョウル
劇団ヨロタミ
小山太郎プロデュース
秀作流“刀扇組”
ThreeQuarter#1
レティクル座
てあとるみのり

<タイムテーブル>
30分×3団体の対バン形式でお届けする上演企画です。
出演団体の詳細・対バン組み合わせは以下の画像をご参照ください。
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<チケット>
3団体一枠で、前売り券3,000円、当日券3,500円。自由席です。
チケットご予約フォーム

てあとるみのり出演枠>
2018年7月28日(土) 12時30分開演(12時開場)

てあとるみのり上演作品>
FFファンタジー」 脚本・演出 椙田佳生

てあとるみのり出演者>
村上栞
山口将太朗
満園仁美
石塚美穂
岩崎和巳
田中聡

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<チケットご予約>
以下のWeb予約専用フォームをご利用になるか、直接劇団員までお申し付けください。
チケットご予約専用フォーム

<各種詳細リンク>
イベント公式サイト
てあとるみのりHP

<「FFファンタジー」イメージビジュアル>
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7月26日の「FFファンタジー」です。

Posted by theatreminori on 27.2018 稽古レポート
さあ、いよいよ開幕しました!萬劇場SHORT STORY COLLECTION!!皆さん、もうチケットのご予約はお済みでしょうか?こんな面白い演劇のお祭りはそうそう見られるものではありません。てあとるみのりにこだわることなく、ぜひお時間とお財布に余裕のある方は、大塚駅から徒歩5分の萬劇場まで足をお運びください!
チケットご予約は→こちら

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いきなりの宣伝モードから始まりました本日7月26日(木)。てあとるみのりの出番は28日(土)ですので、この日は最後の活動で作品の総仕上げを図っています。制作部では衣装や小道具、稽古では演技の中身に手を加えました。

まずは本日の話の前に、23日(月)に行われた劇場でのリハーサル(音響、照明との合わせや暗転の練習)について。この日は朝から仕込み部隊が劇場入りして作業を行いました。てあとるみのりからは精鋭3名が派遣され、他の参加団体の方々、出演こそないものの運営面でご助力いただいている団体の方々と共に、劇場全体の準備を実施しています。てあとるみのりにとっては初めての萬劇場。ただそれだけでわくわくするのですが、さらに作業中や作業の合間には、他団体の方との交流機会も持つことができ、とても有意義な時間でした。

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夕方まで各セクションが設営を行って、いよいよ夜は私たちてあとるみのりのリハーサルです。この日のリハーサルは私たちだけですが、翌日からの2日間で残りの8団体さんが怒涛のリハーサル。劇場スタッフの方々の迅速かつ正確な対応には頭が下がります。さて、肝心の自分たちのリハーサルはと申しますと、限られた時間の中で合わせと練習が必要なシーンをピックアップし、特に問題がありそうなシーンは繰り返して練習を行いました。音響、照明に入っていただいた劇場スタッフの方からも、その場でいくつかのアイディアを出していただき、演出の椙田と協議をした上で、この環境で表現できる最善のプランを編み出していきました。役者たちも、実際の舞台や袖の構造、暗転中の体感的な同線など、普段の稽古場ではわからなかった現実の感覚を得ながら、シーンごとにトラブルがないか、リスクがないかを確認していきました。緊張感もあってか、いつも以上にスムーズにいかない動きが目立ちましたので、そこはこの週の稽古で確実に修正する必要があります。公演当日にはより大きな緊張感がのしかかることでしょう。その点も踏まえて、重圧の中でも極力いつも通りに表現できるように準備をしなければいけません。そんなシビアな空気を感じることができたリハーサルは夜の21時まで実施されました。

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そして迎えた本日。午前中の制作部では衣装の最終調整や加工に余念がありませんでした。気になる部分は徹底的に煮詰める。これは物を創る上での鉄則です。本日の誤算は、主宰が手がけるはずだった衣装の汚し作業の一部が、まさかの電車停電による大幅遅延で、あまり時間を割けなかったという点でしょうか。もちろん、どこがそれに該当するのかはわからないように作業を処理しましたのでご安心ください。

午後の稽古は、先日劇場で行ったリハーサルで浮き彫りになった問題点の改善を最優先に実施されています。その前の稽古で改善したはずの内容がリセットされてしまっていた個所もあり、本来演出が求めている動きや表現は何であったかを、その根拠も含めて再確認しました。1回出来たからといって油断してはいけません。うっかりミスが出てしまわないように、何度も繰り返してひとつのシーンを稽古しています。先日のリハーサルで音響と照明の完成度(の高さ)は存分に感じることができました。つまり、演技の品質もそれ相応に高めていかなければ、あまりにも場違いな芝居になってしまうということです。この光栄な重圧をどうはねのけるのか?それがなされた先には、確実に今までにない景色が待っていることでしょう。

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最終稽古のフィナーレは通し稽古2本。どちらの通し稽古も全員が満足いく出来栄えではありませんでした。今までミスしたことないセリフでミスしてみたり、修正されたはずのセリフがまた崩れていたり、動きの確認で直っていたはずの動作がかつてのNG動作に戻っていたりと、全員に何らかの課題が突き付けられる通し稽古となりました。「今までこんなミスしてなかったのに」「今回はみんなボロボロだった!」「最後だということで緊張したのかな」と様々な感想が聞かれましたが、演出からは、どんなに積み重ねてきたものがあろうがなかろうが、本番の1ステージが全ての答えであるとの含蓄のある言葉が与えられました。「稽古ではできていたのに」とか「すごい頑張ったんですけれど」という言い訳は、一切観客の心には届かない、つまり、本番でできたことだけが評価され、できなかったことが永劫にマイナス評価されるということです。そして同時に、稽古ではできたというのであれば、できないことをやれと言われているわけではないということです。求められているのは、必ずできることなのです。

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だからこそ、やるべきこと、できることは確実に表現できるような準備の積み重ねが必要なのです。それを「重圧」と感じるのはごもっともなことです。しかし、その重圧の正体とは何なのか?劇団員に問うと、すぐに答えが返ってきました。それは「期待」であると。

そうなのです。自分の知り合いが見に来れば、「どんな演技をするのかな」「どんな役なんだろう」などと期待をされます。イベントに出れば、主催者や共演者から「この人たちの力はいかほどなのか?」「本当に同じ舞台に立つにふさわしいのかな?」といったシビアな意味での期待を寄せられます。特に今回の萬劇場ショートストーリーコレクションへは、地元大塚の代表として、初めて創設された地元枠からの出演です。我々のパフォーマンスの結果が、この地元枠のあり方、今後の団体選定基準などを大きく揺るがす要素になるとも考えられます。つまり、様々な期待が寄せられることが重圧の正体なのです。しかし、こんな重圧・期待を感じられることは、単なる苦痛ではないはずです。人生においてこれほどまでに他者からの期待を背負う機会がるでしょうか?自分の行いを注目される機会があるでしょうか?こんな機会はめったにないことなのです。むしろありがたいことなのです。そう考えることで重圧を力に変えることができるはずです。幸せを実感することで、前向きに生きられるのです。この日の稽古の〆に、主宰者からこんな言葉が授けられました。まさに、Face to Face。自分の運命や向かうべき未来に向き合うことが、己を強く育て上げるということなのです。

後は28日のワンステージにすべてを注ぎ込む、そのための準備を行うだけです。


7月19日の「FFファンタジー」です。

Posted by theatreminori on 20.2018 稽古レポート
7月19日(木)。いよいよ萬劇場SHORT STORY COLLECTIONの開幕まで1週間となりました。てあとるみのりの「FFファンタジー」登場はもう少し先の7月28日(土)ですが、準備ができる時間があと1週間しかないのは一緒です。来週月曜日には劇場の仕込みとリハーサルが控えていますので、その段階までに仕上げておかなければ手遅れです。まさに今週はラストスパートにふさわしい活動となりました。

まずは少しさかのぼって7月17日(火)のお話しを。この日は、萬劇場でスタッフの方々に通し稽古を披露してきました。本番と同じ会場での通し稽古ができるのはもちろん、本番と同じ舞台の形状を体感できたことは、とても大きな収穫でした。今回のSHORT STORY COLLECTIONは、少し特殊な舞台の形状です。そもそも萬劇場で演じること自体初めての体験ですので、何もかもが新鮮でした。

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そんな感傷に浸る間もなく、演じた役者たちからは「思ったより声が響かなかった」「天井が高いと雰囲気が違う」「もっと動かないとだめじゃないかな」といった反省の声が聞かれました。通し稽古の品質としても「なんだかサラーっと過ぎちゃった」「いつもよりテンポが早かったかも」「緊張してたね」などと、体感的な振り返りを行っていました。もちろん、今週の稽古でそれらの反省点を改善していくことになります。本番前にこう言った体験ができたことは、とてもありがたいことです。このありがたさを、しっかりと形にしてお返ししたいところです!

劇場ではSHORT STORY COLLECTION期間中に掲げられる各団体の横断幕もお披露目となりました。さらに、イベント期間中に会場のロビーで上映されるPRムービーの収録も行われました。いよいよ本番が近付いてきたと同時に、このイベントの盛り上がり、開催される規模の大きさを実感する日々です。とにかく思い切ってこのイベントを楽しみ、お客様、劇場スタッフの方々を含めた全員が笑顔で終われるように頑張るのみです。

さて、そんなわけで本日、19日(木)午前中の制作部は、主に衣装の修正や加工を実施しています。劇場での通し稽古で破損してしまった部分の直し、もう少し加工が必要なものへの追加作業などを手分けして行っています。一部の衣装には新品同様に見えないように「汚し」という手間を加える必要があり、天気が良くて暑い屋外でも、カラースプレーを使った作業が行われました。とても暑い環境でしたが、その分塗料がすぐに乾くという利点もありました。

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午後は萬劇場の通し稽古を録画した映像を確認しながら、動きの改善点を具体的に共有しました。客席からの視点を意識して、これまでの稽古ではこうしようと決めていたことにも変更を加えていきました。稽古場の至近距離から見た景色と、劇場の客席から見た感覚は思ったより違っているものです。そこをしっかりと受け止め、全員で「何がおかしいのか?」「どう修正したらよいのか?」「どこを気を付ければよいのか?」という議論を行い、変更点を確定させていきました。

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映像という客観的な視点を共有してからの稽古は、これまでの稽古に比べると、演出からの細かい指示も多く、役者たちは対応するのに一苦労という感じでした。特に、これまではほとんど無意識に演じていた動きに言及された時には、役者本人も「何でそう動いていたのだろうか?」「何を表現したかったのか?」という根拠を求められ、率直に困惑していました。逆に、「ここはこういうつもりでこう演じていた」というロジックを持っていたとしても、前後のシーンやセリフとのつながりを追究していくと、そこに整合性がなかったことが明らかになることもありました。比較的自由に演じさせてもらっていた役者たちにとっては、久しぶりの「演出」のテコ入れを体感する機会となりました。映像という客観的根拠があったうえでの支持には、誰もが納得して順応しようと努力していました。

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てあとるみのりFFファンタジー」は7月28日(土)12時30分より萬劇場で上演されます。たった一度きりの真夏の夢ステージ。仕上がりはもちろん、過去最高です。ご予約がお済でない方は、今すぐ下記の専用フォームからお申し込みください!前売り券は3,000円。てあとるみのりの他2団体の公演もご覧いただけます。
チケットご予約フォーム

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7月12日の「FFファンタジー」です。

Posted by theatreminori on 13.2018 稽古レポート
萬劇場ショートストーリーコレクション 夏の短編集」に向けて、数々の準備が並行して進んでいます。イベント自体もこれから本番へ向けて様々な準備が控えています。そのスケジュールに合わせて、様々なセクションが活動している状況です。ほとんどの団員が複数の役割を持っているので、何をいつまでにやればいいのかをしっかりと意識しながら取り組んでいます。主催の公演ではないので、ついうっかり忘れていました!は通用しません。緊張感が高まっています。

そんな7月12日(木)の制作部では、グッズ検討を一時お休みして、まずは「FFファンタジー」の衣装作りを最優先にして活動しました。基本デザインが決まって、基本形までは作れ対象に、もう一つ工夫を凝らして、さらに良いデザインにするための作業です。実際に布を縫い付けてみると「思ったよりイメージ通りじゃないな…」「ここに付けてしまったらどうかな?」といった議論が始まります。それを経て、最終的な作業を行い形を仕上げていきます。すんなりいかないことが多く、もやもやする作業だけに、何度かやっていると「布を裂く音が気持ちいい~」「いい音だよね~」「ストレス発散ですね」という声が聞かれるようになりました。もちろん、やりすぎて衣装が壊れてしまうということにはならないように気を付けながらやっています。

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午後の稽古は、冒頭である取材の対応を行いました。総監督はもちろん、劇団員もインタビューを受けて、てあとるみのりでの活動内容、やっていての実感などを話しています。この取材がいつどこで表に出るのか、今の時点ではお知らせできません。詳細の公開まではもう少々お待ちください。

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その後の稽古では、一度シーンごとの稽古を冒頭からラストまで行い、休憩を挟んでからの通し稽古を実施しています。来週には現地に出向いて、運営側の皆様に通し稽古を披露する機会があります。その直前、どこまで仕上がっているのかを確認するような意味合いで取り組みました。これまでの課題はもちろんのこと、新たに積み上げてきたものを出せるかどうか?演出の目というよりも、演じている本人たちが手応えや満足度を感じ取ることが重要視されていました。

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そんな通し稽古を2本実施することにしたのですが、いよいよ気持ちも盛り上がってきた2本目で、ある生物がフロアに現れるというアクシデントが発生しました。一般的に忌み嫌われている、茶色や黒い「あれ」です。通し稽古を行っている役者たちもその存在に気付き、「どうしよう?」「でも通し稽古だから本番のつもりでやらなければ」「崩れてはいけない」「しかし顔に出てしまった」などと葛藤を展開しながらも、演技を止めることなくカーテンコールまで演じ切りました。その後は演技の振り返りというよりも、このアクシデントに対する振り返りがメインとなってしまいました。ちなみに、逃走を試みた生命体は演出が放ったゴキジェットプロにより仕留められました。活動中にその姿を見ることはめったにないのですが、どうやらすぐ近所の物件が取り壊されたことも影響しているようです。思わぬ難敵に動揺しながらも、逆にその動揺のおかげでテンポよく演じることができた通し稽古でした。

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そんなこんなで、徐々に仕上がってきた「FFファンタジー」。いよいよ7月28日(土)12時30分より萬劇場にてお披露目です。チケットはまだまだ販売しておりますので、ぜひご予約の上、ご来場ください!とても中身の濃い、あっという間の短編芝居です!
チケットのご予約は→こちら

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7月5日の「FFファンタジー」です。

Posted by theatreminori on 06.2018 稽古レポート
徐々に「萬劇場SHORT STORY COLLECTION」公演が近付いてまいりました。9団体が次々と登場する対バン形式の上演企画。てあとるみのりが登場するのは7月28日(土)12時30分からです。チケット絶賛販売中です。ご予約はお早めにお願いします。

チケットご予約フォーム
イベント公式サイト

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さて、そんな宣伝から始まった7月5日(木)のブログです。まずは制作部の様子からお届けしましょう。先週に引き続き「FFファンタジー」の衣装や小道具作りが行われました。なかなか形が確定しなかった衣装も、いくつかのアイディアを実際に試してみて、どれが一番しっくりくるか、さらにどう改良すればよりよくなるかを確認しています。イメージをうまく形にするために、様々な素材をちょっと普通とは違った使い方をする試行錯誤を繰り返します。素材の調達で重宝しているのが100円ショップです。突っ張り棒、サンバイザー、ゴムボールなど、まさかこんなものが?という商品が衣装や小道具の一部に活用されることがあります。今回も何種類かの素材が、本来の使い方ではない日用品の応用です。そんな工夫を重ねた末に、どうやら概ねの方向性が決定したようです。

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これは本人の衣装なのか?いったい何の役なのか?

午後の稽古は通し稽古ではなく、シーンごとの演技を煮詰める稽古を実施しました。動きとセリフの根源に存在する感情の流れを連動させることがなかなか難しいシーンもあり、そこが少しでもスムーズに演じられるように繰り返しています。演出からは人物に存在する感情の根拠、常に流れている本質的な思いを体感できるような演技指導がありました。これまで役者は表出する形式的な結論(たとえば「怒り」「哀しみ」など)を形にする、その時の感触がセリフと連動するかを模索していました。しかし、人間の感情とはそれほど単純に流れているものではありません。その根底に存在する本質的な思いを隠すため、ごまかすため、そうではないと言い聞かせるため…、そのような動機で感情表現が吸着しているものです。そこで、これまで怒りやいら立ちを追い求めていた役者に「怖くて仕方ない」「追い詰められて逃げ出したい」といった気持ちで演じることが提案されました。その感触を実感した上で、そんな思いを人に見せない、自分自身がわかっていても認めたくないという思いで平然を装う、強気に振る舞うというプロセスを重ねるような要求がありました。この稽古によって、これまでなかなかしっくりこなかったシーンの演技が深みのあるものに変化してきました。まだまだ今日の稽古ではその複雑な人間心理の一部を実感したにすぎません。ここから役者がどれだけ深め、なおかつその形式に溺れずに、丁寧な役作りを積み重ねられるかが勝負です。

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また、この日は萬劇場SHORT STORY COLLECTIONに関連する詳細スケジュールと、細かな注意事項の申し送りも行われました。本番だけを現地で演じればいいのではなく、事前に劇場での通し稽古、音響・照明との調整を行うリハーサル、舞台と客席の設営作業など、様々な準備が必要になります。そのため上演する当日以外にも何日か、何時間か劇場に入っての活動になるのです。その日に何が何時から行われるのか?誰がどこに集まるのか?劇団員一人ひとりが変則的なスケジュールを的確に把握して、全体の進行の中で合理的な行動しなければいけません。わからなければ誰かに聞けば教えてくれる…という期待は周囲にとってはただの迷惑です。各自が自覚と責任を持って臨むよう、総監督からも伝えられていました。

さあ、いよいよ残りの稽古も3回。どこまで自分を高められるか?その積み重ねが芝居全体の質を高めてくれます。次の稽古までの時間を無駄にはできません!

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これが「FFファンタジー」の戦闘シーンなのか?

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天を仰ぐ男は何を思うのか?

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見えない糸で唇が歪む芸の稽古にも余念なし?


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