前から見る景色、後ろから見る景色、ルビンが見た杯。

Posted by theatreminori on 29.2011 主宰者コラム 0 comments
こんばんは。

会議の後は残務をある程度投げてから帰路に着くSugiです。

今日は大学の講義にゲストとして、てあとるみのりの役者が招かれました。私は彼等の壇上での演説を眺めていただけです。いや、少しは話しましたけど。主に宣伝を。
もし、その宣伝を受けてアクセスして下さった学生さんがいましたら、拍手ボタンでも押しておいてください。そして今後ともよろしくお願いします。

役者には厳しい指導をしていると形容されてしまいましたが、まあ、そうとも言えるでしょう。いや、この世界では優しい方かもしれませんが。

20年ほど前に、
当時はかなり人気のあった小劇場劇団にいたころ、団員総出で造った大きな舞台装置を稽古場から搬出していたとき、段差に脚をとられて転んだ私は装置の下敷きになりました。駆け寄る先輩方。
「大丈夫か!」
大丈夫です。と、応じた私に
「お前じゃない、装置だ!」
と、真顔で一喝あり。よくコントや喜劇では見かけるやりとりが極めてシビアな現実として瞬発力豊かに描き出されたのです。これは戦慄の旋律を感じますね。
もちろん、自分としても装置を落下ダメージから守るために、逃げずに下敷きとなっていたので、
そりゃないっすよぉ、
などと軽口リアクションは封印して、
壊れてません!と、報告しました。
いや、本当に封印していたのは、勘違い返答した己の恥ずかしさなのでしょうけれど。

何となく、
今日の役者たちの話を聞きながら、そんなことを回顧しておりました。
あの瞬間、間違いなく、えらく大切な何かが注入されました。今思えば。

彼等もまたいつか。

それは今か、未来か、夢の果てか。



…と、酔いしれる前に、裏方部門を進めましょう。

ルビンの杯には、そんな意味も込められているということで。



答えはすべて、


自分の中にある。


身体を休めても心が休まらないのが創造者たる所以。

Posted by theatreminori on 23.2011 主宰者コラム 0 comments
今月は平日が祝日にあたる日が2日もあり、妙な休日感覚を楽しんでいるSugiです。

休日の過ごし方はみなさん様々でしょうが、私はあまり身体的活動をしません。つまり、でかけません。前日の仕事の帰りにアクエリアス・ビタミンガードを購入しておき、ちびちびと楽しみながら過ごしています。こうやって肉体を休めると、健康を維持できます。健康というのは心身ともにです。

さて、私はこの心身の健康というものを似ていて非なるものと考えています。身体は何もしなければ元気になりますが、心、精神は何もしなければ何もやる気にならず、満たされず、不健康になります。だから、私は演出プランを考え、音響、照明を煮詰めて、休み明けの稽古に備えています。こうやってブログをいじるのも創作の一端です。
そして、いいものができたときに、初めて心が安堵を得ます。ストレスや疲労が消えていきます。ちょっと矛盾した理論ではありますが、何かを主体的に創造する人間にとっては、当たり前のことなのかもしれません。

何かを生み出すことに飢えているから、良いものを生み出した時だけに満たされる。

この本能、あるいはそれを具現する努力がなければ、他者を感動させることはできません。趣味も仕事も同じ。趣味に没頭できない人間は、ろくな仕事はできません。これは万国共通でしょう。

こうやって演劇に取り組んでいると、人間としての活力、社会人としての底力が確実に成長している実感があります。生きる力を養って、生きている実感を得られるのが、この取り組みの最大の魅力なのかもしれません。

…きれいな面ばかり書きましたが、現実は過酷で極めて厳しい道のりです。苦悩、失望、不安、叱責…そんなものばかりです。きれいなものの裏側には、それ以上のどす黒いものがある。これもまた万国共通でしょう。

さあ、明日は休み明けの稽古です。それぞれがどのような準備をしてくるのか、非常に楽しみです。もちろん役者のことだけではなく、制作、音響、舞台美術の進捗も気になります。12月9日にはチケットが発売されますから、その準備は早めに進めておきたいところです。
まだまだ稽古序盤ですので、私も穏やかに、笑顔で稽古に臨んでいます。そのせいかはわかりませんが、稽古もとてもいい雰囲気です。…いつまでも晴天は続かないものですけれどね。

この夜空に春を迎えるための長き冬が始まる。

Posted by theatreminori on 16.2011 主宰者コラム 0 comments
みなさんこんばんは。主宰者Sugiです。

いたるところで、「3月の公演はかなりすごいですよ」「今まで以上に高まってますよ」と豪語しております。もちろん、自信がないわけではないのですが、実際問題、これは私一人の力では達しない境地ですので、保証はできません。もちろんのもちろん、団員の底力を信頼しての有言実行のつもりです。

ところで、今夜はとてもきれいに夜空が映えています。
月が高く輝き、星が盛んに瞬いています。
ただし、これは大都会東京で観測したものではありません。そこから1時間30分ほど移動したところでの実測です。そういうところに住んでいるわけです。そんな空気の些細な流動を感じるほど、その地で生を営んでいるからこそ見える景色、描き出せる物語があるのかもしれませんけれど、大都会のネオンの海に見出すドラマも存在するはずです。今の私には見えませんが。

何はともあれ、このような星空が象徴しているのは冬の訪れです。空気が乾き、澄んで、風が雲を掃除する。まさに冬の醍醐味。そして、春を目指すための試練の季節の訪れです。

さあ、今週からいよいよ我々の稽古も厳しい試練に突入です。すべては春を笑顔で迎えるために必要なこと。信頼と自信で不安を凌駕し、仲間とともに歴史の一端を担う。3月の公演はとんでもないものになるはずです。有言実行。

お楽しみに!そしてよろしくお願いします!

創意の相違に行動する工夫こそ相異なき総意。

Posted by theatreminori on 08.2011 主宰者コラム 0 comments
夜の住人。Sugiです。
別にシェイクスピアは趣味ではありませんが。

さて、やっと稽古に入りました「ミンナ_シッテル」ですが、みなさんはどんな風に呼んでくれているのでしょうか。
ミンナ_シッテル
ミンテル
ミンシッ
ンナテル
ナ_シ
スナギモ



作者の見解は…別に何でもいいです。それがそれを示しているなら、そんな思いを重ねていただけているなら、どんな呼び方も嬉しいものです。そこに愛を感じます。

で、そんなみなさんの愛に負けずに愛を持って裏方も始動しています。
宣伝美術、舞台美術、音響はすでに作業に入っています。今週の稽古では何等かの報告が挙がってくるでしょう。

そして、制作部からも嬉しいお知らせが。

チケット販売開始日が12月9日に決定しました!

やったー!
あと1ヶ月しかありません!

…間に合わせましょう。


まあ、そんなわけで、
各裏方もそれぞれの立場、制約の中で、着実にミッションを前進させています。
そう。誰もが何かを抱えながら、成し遂げたい思いに突き動かされているわけで。理屈を並べて守ることに意味はなく、とにかく行動し、継続し、到達させてみせる実像だけが、揺るぎない結果を示すことはよくわかっているのです。
さて、問題です。
その思いは理想で消化?
それとも現実で昇華?

…その答えを3月9日にご覧いただくため、とにかく我々は行動です。愛の激情こそ、我らの劇場です。

やるか、やらぬか、それだけが、自分の未来を変えるんだ。
Number Wonderも歌ってます。

すなわち、
To be or not to beが問題なわけです。
別にシェイクスピアは趣味ではありませんが。

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