間もなく公演!!第18回公演「ボーダーライン」8月4日(金)~6日(日) 北池袋 新生館シアターにて
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いよいよ第18回公演前最後の活動日となりました。制作部も稽古も、最後の追い込みです。チケットのご予約も続々と頂戴しておりますので、表も裏も、生半可なものをお見せするわけにはいきません。団員一同、気を引き締めて最後の活動に臨みました。
制作部ではキャラクターしおりの仕上げを中心に行いました。全部で200枚以上になるしおりの数量チェックやリボンの固定など、細部まで手を掛けて仕上げています。千秋楽限定の全員プレゼント特典の仕上げも同時進行で行われ、チケットの売れ行きを反映させて、若干の増量を実施しています。この特典には総監督のサインとそれぞれ異なった一言メッセージが記す仕様ですので、総監督は急きょ増刷されたしおりに「どんな言葉を添えようかな…」と少し悩んでいました。

午後の稽古に備えて衣装と小道具の最終チェックも行いました。役ごとにそれぞれのアイテムをひとまとめにして、稽古開始時すぐに役者が着替えられるように準備しておきました。衣装やメイクの最終確認を行うだけでなく、同時に不足しているアイテムがないか、所在がわからないものがないかも確認できるので、この準備はとても大切なことです。担当した団員は何度もリストと現物を見比べながら、衣装と小道具をセットしていました。
そして午後の稽古。まずは役者たちが衣装を身につけ、本番仕様のメイクを施しました。もちろんこれに演出のチェックが入り、修正が必要な個所は修正しています。公演前なので、まだ衣装・メイクを装備した役者の写真の一部が掲載できないので、今ひとつ雰囲気が伝わらないかもしれませんが、明らかに普段の稽古とは世界が異なり、役者たちも自ずと集中力や気分が高まっているようでした。この日に合わせて髪の毛をカットしてきた団員も多く「気合いが入りますね」と、目の色を変えて準備していました。
公演期間中のスケジュール、注意事項などの申し送りに続いて稽古に入りました。先週まで多くの課題が残っていたシーンを中心に実施しています。果たして、どのような出来になっているのか緊張感が高まる稽古でしたが、この1週間、課題克服のために努力を重ねた成果が随所に垣間見られ、見違えるような仕上がりになっていました。もちろん、それでも理想とする水準に達しているわけではなく、ここで油断することなく残りの1週間でさらなる飛躍を目指すのみです。裏返せば、この努力をもっと早い段階から当たり前のように繰り返していれば、もっと高い水準に到達できるわけです。「ひとりのちょっとした手抜きが合わさると、取り返しのつかない欠落を生む。ひとりのちょっとした頑張りが集まれば、大きな進歩を生む」と、総監督からも振り返りの言葉がありました。これは今回の公演までのラストスパートに限らず、次の公演に向けて、我々が成長するためにとても大切な心構えのような気がします。

夜には公演を意識した最終の通し稽古を実施しました。これまでバラバラだった物語の流れが、やっとひとつの作品にまとまってきた印象があり、演出からも「なかなか面白かった」と、珍しくポジティブな感想が与えられていました。とは言っても、すべてがうまくいったわけではなく、改善しきれていない課題、しっくりきていないであろう演技は散見されました。そこは油断することなくしっかりと振り返り、具体的にどう考えればいいのか、何をイメージして対処すればいいのかなど、役者たちが納得して演技の一端をつかめるまで、演出から丁寧な説明がありました。「そうか、そうですよね」「最初のイメージからして違ったわけですね。確かに、ここのセリフを考えればああはならないですよね」「そういう流れってありますよね。それがあるから見ている側もつながるんですよね」と、指導を受けた役者たちは物語の中で人物が描き出す必然であったり、その必然を伝えるために必要な伏線の表現(いわゆるフラグ)の必要性を理解していました。残り1週間でこの物語を構築する様々なファクターの描き出しを煮詰められれば、これまでにない深みのある演技が展開されるはずです。

何はともあれ、これで公演前の稽古は終了。あとは劇場での仕込みと音響・照明との調整、そして公演を迎えるだけです。この日の最終稽古で到達した水準からは、これまでよりも時間を感じず楽しめる作品に仕上がる予感がします。不安要素が強かったダンスシーンもすっかり落ち着いて表現できるようになり、山積していた演技の課題もなんとかクリアしてきました。前作「TRIGGER」とは一味違った作風にはなりますが、お芝居としての面白さでは引けを取らないのではないでしょうか。てあとるみのりの進化の証を、ぜひ劇場で、皆様ご自身の目でお確かめください!

公演は来週、8月4日(金)から6日(日)までの3日間5ステージ。会場は東武東上線北池袋駅(池袋からわずか1駅)から歩いてたった30秒の北池袋 新生館シアターです。チケット価格も驚きの1,500円。お気軽にお立ち寄りいただける設定ですので、演劇初体験のお客様でも抵抗感少なくお楽しみいただけること間違いなしです!
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第18回公演「ボーダーライン」8月4日(金)~6日(日) 北池袋 新生館シアターにて
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公演までの活動は残すところあと2回。いよいよ大詰めという状況です。制作部も稽古もそれぞれが仕上げの段階に入っています。外の暑さに負けないぐらい熱気を持って活動に取り組んでいます。
午前中の制作部では毎公演恒例のグッズとなっている「キャラクターしおり」の生産が最終段階に入りました。今回の「
ボーダーライン」に登場してくる人物を団員の村上がデフォルメした人気アイテム。キャラクターによっては千秋楽を待たずして売り切れてしまうこともあります。これまでデザインが確定していなかった一部のキャラクターも出そろい、所定の数量を目指して一気に作業を行っています。キャラクターしおりは公演会場で公演期間中のみの販売。1個100円というお買い得商品です。お気に入りのキャラクターや役者をぜひお買い求めください。

しおり以外のグッズ、衣装、小道具の調整、音響の編集なども制作部の時間には並行して行われています。ここまでくると、不足しているものがないか、修正が必要なものがないかの確認をしながらの作業になります。新しい物を創る…という段階ではありません。そのため、ひとつの作業に集中するというだけではなく、その作業が終わったらすぐに次の作業、他の作業というように、次から次にやるべきことが変わっていきます。時間が過ぎるのもあっという間です。
午後の稽古の前半は役者が4名だけの参加でした。いったいどういうことかと申しますと、近隣のクリニックが演劇を用いたプログラムを実施しており、その成果報告会と作品の上映会にお招きを受け、稽古スケジュールが調整可能な団員たちがお邪魔していたからです。実施している機関が福祉と医療といった違いもあり、演劇作品の作り方や発表スタイルは少々異なっていましたが、参加者が生き生きと、真剣に作品を創り上げている姿勢に関しては共通していました。ある意味公演を繰り返す中で忘れかけていた真摯な思い、その一瞬にかけるエネルギーなど、参加した団員はとてもいい刺激を持ち帰って来たようです。お招きいただけたことには大いに感謝します。

残った4名は、特訓のような雰囲気の中で演出から細かい演技指導や改善点の要求を受けていました。先週までに修正を課せられていたシーンについても稽古が行われましたが、総じて完成度の低い内容でした。公演直前になってなお、脚本の読み込み・役作りが甘いこと、それをよしとして諦めてしまっている役者としての責任感のなさに対して、何度も説明が繰り返されていました。特にセリフの曖昧さに関しては「繰り返し伝えているのに、いつになったら直るのか?」との問いかけが突き付けられていました。何故この問題が一向に解決されないのか?その背景には、自分のセリフである以上、多少間違えてもアレンジしても自己責任だから大きな問題ではないという大きな勘違いがあるのです。

自分のセリフの前後には何があるのか?それは、同じ舞台に立つ他の役者のセリフがあるのです。曖昧なセリフを繰り出すことは、そんな仲間に対する最大の冒涜です。他者の演技の足を引っ張っているだけです。脚本の中の、自分のセリフだけマーカーで色を塗り、とにかくそれを覚えればいいと思っているから、そんな自己中心的な演技に終始するのです。自分に与えらえた役割を理解し、役を作り、表現していくには、相手は何をしようとしているのか?相手が持っている役割を生かすにはどうすればいいのか?など、自分のセリフ以外の部分から数多くの情報を得なければいけません。その中に自分の存在があるということを忘れてはいけません。これは演劇に限った話ではありません。仕事にも、チームで行うスポーツにも、全く同じことが当てはまります。てあとるみのりの団員は、一般的に演劇を志している方々と比較して「自分のことで精一杯」「自分は大変だからここまで出来れば十分だ」という甘さをより強く持ち合わせています。他者のために己を律することが大の苦手です。だからこそ、演出はその改善を求めているのです。演劇のためだけではなく、社会で生きていく力を育むためなのです。

稽古の後半には近隣のクリニックからのご招待に出向いていた団員も合流し、稽古場もにぎやかになりました。そこでも鍵になっていたのが芝居の流れの大切さと、それを損なっているセリフの曖昧さについてでした。繰り返し、抜け目なく準備と鍛錬を行っていない役者と、それを行ってきた役者との差が劇的に浮き彫りになっていたからです。まともな演技ができていない役者たちは、セリフに自信がないから本来流れるべき流れを崩してしまう(セリフを思い出さ異ながら手探りでしゃべっている、飛ばしたり・早まったりして相手のペースを乱す)わけです。自信がない、緊張する、いつも間違えると自覚しながら、それを凌駕する練習・準備を怠っているのです。常日頃から役作りに向き合い、様々な可能性を想像していないのです。こんな状態ではどんな舞台の上で演じることなどできません。公演直前の稽古でこんな話をしていることに驚かれるかもしれませんが、この時期だからこそ、忘れてはいけない原点をもう一度見つめ直し、できることのすべてをその遂行に注ぎ込んでもらうために必要なことなのです。「今度自主練でみっちり3時間セリフを見直そう」「何が悪いのかわかったので、来週までに直します」など、今日の段階ではその気になった役者たちがいました。その言葉が上辺だけのものではないことを次週の稽古、その先の公演で証明していただきたいところです。

このように、細かい部分まで突き詰めた要求が出されるほど、「
ボーダーライン」は成熟してきています。形だけ整えたレベルではなく、より舞台の質が高まってきています。団員たちは少しでもいいものを創りたいという動機を持ち、そのために課せられたシビアな案件に立ち向かっています。そんな思いと行動が結実した第18回公演「
ボーダーライン」。まだまだお席に余裕がありますので、ぜひ、皆様の目で、我々のチャレンジとシンカ(進化・深化・真価)を見届けてください!
第18回公演「ボーダーライン」8月4日(金)~6日(日) 北池袋 新生館シアターにて
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連日暑い日が続く関東地方。皆様はお元気にお過ごしでしょうか?団員達も夏バテ気味になったり、体調を崩す者がちらほらと見受けられるようになりました。もちろんそれを理由に稽古や制作部の活動の手を抜くようなことはなく、公演までの残されたわずかな時間を精一杯活用しようと取り組んでいます。
さて、そんな7月13日(木)の午前、制作部。グッズ作り、衣装作り、役者アンケート(パンフレット用)の記入、衣装の整理など、様々な業務が並行して行われました。それぞれが担当していることに集中していました。その一方で作業に必要な道具を忘れてきたり、事前にこうしようと打ち合わせていたことがなかなかできなかったりする団員もいました。本番が近付き、緊張感があるのでしょうか?それとも疲労が出ているのでしょうか?はたまたあと一息というところで油断があるのでしょうか?普段ではスムーズにできることが、妙に遠回りになっているように感じます。そんな状態でも落ち着いて、いつものように作業・活動できるように、まだまだ精神面を鍛える余地があるようです。

公演当日のパンフレットに掲載される団員たちのメッセージは、いつもアンケート形式で集約しています。団員によっては思いの丈を用紙いっぱいに綴ってくる団員もいます。その一方で、考えていること、感じていることを言葉や文字にして表現するのがかなり苦手(意識というレベルではなく脳の器質的な特徴として)な団員もいます。そんな団員も約2時間の制作部の間、一生懸命文章を考え、数行の文字を綴りました。劇場でパンフレットをご覧いただいた際に、団員によってメッセージの量に差があると感じることがあるかもしれませんが、その背景にはそれぞれが同等に思いの丈を皆様に届けようと心を込めていることを、少し想像していただけると幸いです。
午後の稽古でも、お互いに公演までの残り時間がわずかであることを再認識しながら取り組む姿が目につきました。いろいろと辛いことも多い日常ではありますが、そんなことに足を引っ張られているようではお客様を感動させる非日常は創り出せません。団員たちは仲間の頑張りを己の頑張りの糧としながら、自分の体と心に鞭を入れて、稽古に臨んでいるようでした。

この日も演出から随所で改善すべき点が伝えられています。中にはセリフの構造を変更する必要がある箇所もありました。思うように演技ができないのであれば、やり方を変えてみる。最終的に芝居の品質が向上するのであれば、それも必要な対処です。もっとも、役者がしっかりとその変更をものにしてきてくれなければ、どんな対処も水の泡になってしまいます。先週申し伝えたことが十分に反映されていない、身につくまで練習されていなかったことに対して、演出から厳しい指摘がありました。「変更されたばかりだからできなくてもまあいいやという甘い考えがあるから必死に練習して仕上げてこない」「より簡単にできるようにしたのに、それさえやれないのであれば、後はもうセリフを、シーンをカットするしかない」。突き付けられた勧告に、役者がどう応えるのか?次週の稽古は正念場です。

また、この日時間をかけて役者たちに説明された演技の仕組みの中には「感情がセリフを言う瞬間に湧き出てくるわけではない」という言葉がありました。「怒るセリフだから怒る」「イライラする演技をするから、このセリフをイライラして言う」という感覚で演じていては、いつまで経っても感情が演技・言葉に入って来ません。我々の日常を考えればすぐにわかることです。その瞬間に怒っているのでも、その瞬間にイライラするのでもなく、その感情に至る怒りやいら立ちの蓄積が存在するのです。朝、嫌なことがあってイライラしていたので、普段なら気にならない声掛けや態度に対してかっとなって怒鳴ってしまう…。そういった感情の抑制と飽和があるからこそ、内面ではなく、外側に人間の感情が表出するのです。つまり、表に出るものだけが感情ではなく、それは常にそこに存在しているのです。演技に感情を込めるには、その構造を構築しなければいけません。目の前の出来事の積み重ね、交わされた言葉の積み重ねから、人物の内面に揺れ動く感情があり、あるきっかけで一気にそれがあふれだす。そうしなければ、本当に伝えたいメッセージも、人物の生き様も伝わりません。まだまだその演技の本質の理解と実践ができていない未熟な役者が多い団体です。それでも、諦めることなく、様々な例えや実演を交えながら、稽古の中で指導が繰り返されています。少しでもその成果をお届けできることを願って。

第18回公演「ボーダーライン」8月4日(金)~6日(日) 北池袋 新生館シアターにて
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7月になりました。そして1カ月後には公演が終了しているという7月6日を迎えました。制作部もデザイン調整を行っていたグッズの具体的製造へとシフト。午後の稽古も先週から本格的なテコ入れ修正に突入しています。チケット販売にもより一層力を入れ、空き時間には各自が自主練や作業を行うといった、団員にとってはまさにラストスパートとなる7月です。
午前中の制作部は継続して衣装作り、グッズ作り、DM(未発送分)のあいさつ文書きを行っています。グッズ作りでは度々デザインの最終調整が入り、その都度担当している団員は「すぐに直します」「修正したデータを送りました」と素早く作業をしていました。これで決まったと思ったものも、最後に複数の確認が入ると不完全な部分が見つかるものです。お客様に販売する商品を作る上で「まあいいよ」「ばれないよ」で見過ごすわけにはいきません。すべての品質を同等に保たなければ、同じ価格で販売などできません。

大女優が単独で手掛けるオリジナルグッスも着々と予定数量の生産終了に近付いています。詳細は明かせません(なんとなく察しはつくかもしれません)が、大女優単独のプロジェクトを「K&Kブランド」と名付け、今後の幅広い展開に結び付けるかもしれない心意気で挑んでいます。すべてはお客様の反応次第です。もちろん、いい反応をいただけるように、一つひとつ大女優が心を(時々弱音や愚痴も)込めて手作りしています。ご期待ください。
午後の稽古は衣装合わせからスタートです。6月に一度合わせて確認し、欠品しているものを取り揃えたり、変更の必要があったものに手を加えたりしての衣装合わせとなります。すべてのアイテムが完全な形で揃っていたわけではありませんが、かなり本番仕様に近付いていました。演出が変更が必要な箇所、追加で用意するものの確認を来ない、最終衣装合わせまでに衣装の製造、直し、差し替え、汚し入れなどを行うことになりました。最近蒸し暑い日が続いており、役者によっては「この衣装暑い~」と愚痴をこぼす者もいました。周囲からは「本番はライトが当たるからもっと暑いんだよ」「首にひえピタ貼るといいよ」などの励ましやアドバイスが常に投げかけられます。経験値がしっかりたまっているようです。

ウォームアップを経て、本編の稽古。先週から引き続いて、演出からの細かい修正を行うスタイルで実施しています。先週行った稽古で伝えられたことは各自がしっかりとモノにしてきている前提で稽古が進みます。それは通常の稽古でも当たり前のことなのですが、これまで以上に気を引き締めた役者たちは、この1週間で何度かの自主練を行い、少しでも演技を良くしようと努力してきたようです。とは言え、それがすぐに成果として表れるとは限らないのが芸の世界。以前にも伝えられたことが(結果として)クリアできていないために、演出から酷評を受ける役者もいました。結果に対してだけ評価するのではなく、経過(努力した事実)にも目を向けてあげるべきだと思われるかもしれませんが、公演ではお客様に対してそんな言い訳はできません。そんな本番の舞台を目指す稽古も同様なのです。

また、先週の稽古で構造改革の必要があると判断されたシーンについては、演出から整理された段取りが授けられました。ただし、それを機械的に反復するのでは意味がなく、なぜそのような動きをするのか?という根拠を、個々のキャラクター単位、物語全体の中での役割という両面から把握して、演技として落とし込まなければいけません。演出からやり方を教えてもらって楽をしているわけではなく、できなかったシーンをできるようにしろという、より厳しい要求が課されたと考えるのが妥当なのです。

演技の稽古と並行してダンスシーンの練習も行われています。今回はこれまでにない練習量で仕上げています。もっとも、一般的にはまだまだ少ない方なのかもしれませんが、団員たちの「少しでもいいものを創りたい」という思いが育ってきていることは確かなようです。もちろん、ダンスに関しても振り付けの担当者(演出)から「カウントが少し早かった」「体の開き方が逆だった」「最初のフォーメーションが揃っていない」など、細かくて厳しい指摘がフィードバックされていました。

そんなこんなで、各シーンのテコ入れも残すところあとわずか。果たして役者たちの処理能力と持久力がどこまでもつのか心配ですが、弱音を吐いている場合ではありません。稽古はあと3回しか残されていないのです。それが過ぎればやりたくてもできない、後悔することしかできないのですから、やるしかないのです。私たちの経験値に裏付けされた結論によって、自ずとその動機付けに駆られるのです。この思いと執念の結実を、ぜひ劇場でご覧ください!