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9月26日の「トリガリ」です。

Posted by theatreminori on 26.2019 稽古レポート
第22回公演の情報も徐々に公開され始めました。9月26日(木)は公演約2カ月前ということで、制作部、役者の稽古ともに内容が具体的なものになってきました。

午前の制作部ではこれまでに続いていた定番グッズ作りに加えて、「TRIGGER REMAKE」をモチーフにしたアイテムの試作、第22回公演の内容にも触れたDMの作成も行われました。DMは手書きで丁寧に作っていくものもあり、文章の内容はもちろんですが奇麗な文字で書く、漢字を間違えないなど、細かい部分にも気を付けなければいけません。作業をしていた団員は「難しい」「でも色々できると工夫しないと」と口にしていました。



午後の稽古では第22回公演「TRIGGER REMAKE」の脚本が配布され、配役が発表されました。てあとるみのりに初めて参加する役者もいれば、舞台自体初めてという役者(役者としても初体験)もいるのが今回のメンバーです。経験の有無の差はありますが、配役ではその人の特徴やギャップが面白く反映されるような思惑が感じられました。最初の読み合わせではまだまだ完成形が見えてきませんでしたが、今後の稽古でどこまで仕上がっていくのか楽しみです。

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一度通して読んて、作品や自分の役の雰囲気を体験した後は、早速シーンごとに稽古が始まりました。演出からはそれぞれの役者に対して、人物のこういった面を出してほしいという概要が伝えられていました。まずは演技の第一歩として、人物の方向性を絞り込んでいく作業です。第17回にも出演していて、特に同じ役どころの配役にいなった役者にはもう一歩踏み込んで人物の内面についての問答が行われました。同じ人物のようで明らかに前作との違いがあることを共有し、演じていく、役を創って行く際の基盤にしてもらうためです。

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新しい顔ぶれも、再びの顔ぶれも、本日は合流できなかった顔ぶれも、「TRIGGER REMAKE」という一つの作品でひとつの舞台に立ちます。11月21日(木)から24日(日)中板橋新生館スタジオにての上演に向けて本日から本格的な稽古に突入しました。まだお伝えしきれないこともたくさんありますが、少しずつ、情報が公開されていくと思われます。どうぞご期待ください!

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チケット販売開始は10月10日(木)を予定しています!今回もお値段据え置き1,500円です。

9月19日の「トリガリ」です。

Posted by theatreminori on 19.2019 稽古レポート
ついに第22回公演のタイトル「TRIGGER REMAKE」が発表され、そのテーマや内容に向けての活動が本格化してきました。チラシの完成も近づいてきましたし、チケットの販売開始も近付いてきました。

そんな盛り上がりの中で行われた本日の制作部では、これまでのグッズ作りだけではなく、デザインが完成したチケットの製造と、今回も販売予定のキャラクターしおりのデザインといった作業も同時進行で行われていました。脚本が未完成で配役も決まっていないので完全なキャラしおりデザインには至りませんが、役者の表情や顔の形をデザインに反映させるための基本形を作っている状態です。この公演から加わった顔ぶれもいるため、デザインを担当している団員は色々と苦労しそうです。



一方のグッズ班は順調です。今回導入予定の新アイテムも予定していた数量を十分クリアできそうです。これは早めに製造を始めていた成果です。もちろん、時間があるからと言って油断したり手を抜かないでコツコツと作業を積み重ねてきた成果でもあります。どんな商品に仕上がるのか、楽しみですね。

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順調に進行している作業の裏側で、自分が使うべき道具を持ち込み忘れてしまう団員もいました。昨日の段階で「忘れないようにしよう」と声を掛け合っていたにもかかわらず、しかも今回が初めてのことではないというおまけつきでした。これにはさすがに制作から雷が落ちていました。

雷を落とされてしまった団員は、そのまま気落ちしてしまうわけでもなく、しっかりと反省の気持ちを行動で示していました。食事をした後の片付けも早く、午後の稽古でも積極的でした。これで同じ過ちを繰り返さなくなるといいのですが…。それはそれで、なかなかうまく行きません。

さて、午後の稽古では、いよいよ「TRIGGER REMAKE」の試作版がお目見えしていました。団員は配られた脚本を食い入るように黙読していました。まだまだ完成版には程遠い内容でしたが、今度の「TRIGGER」はこんな感じなのか、という手応えを肌で感じることができたようです。そして気になるのは自分がどんな役を担当するのか、つまり配役です。これは黙読しているだけでは何も見えてこないので、まずは3つのシーンで仮の役を決めて読み合わせてみることにしました。

第17回公演で演じたことがある役に挑む団員もいれば、「こんな機会にしかできないから」「一度この役もやってみたかった」という興味で役を選択する役者もいました。一方の初「TRIGGER」の役者も「〇〇をやります」「△△お願いします」と挙手して読んでみたい役を、レギュラー団員よりも早くアピールしていました。この姿勢と実際の読み合わせた感触から最終的な脚本の中の人物設定や配役が調整されることになります。果たしてどのような変化や進化が施されるのでしょうか?

てあとるみのり第22回公演「TRIGGER REMAKE」は2019年11月21日(木)~11月24日(日)に中板橋新生館スタジオにて上演されます。チケットは10月上旬販売開始予定でお値段据え置きの1,500円です。最近毎回のように利用していた「北池袋」ではなく「中板橋」の新生館スタジオですので、お間違いのないようにご注意ください!


9月12日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 12.2019 稽古レポート
関東地方は今週月曜日の明け方に台風15号が上陸し、これまでにない規模の災害や交通機関への影響が発生しました。ほとんどの方が何らかの影響を受けるほどの天災でした。現在も復旧に向けて活動されている方、甚大な被害にご苦労されている方には、ただただエールを送るばかりです。さて、そんなこんなで、今週9月12日(木)の活動の様子を紹介しましょう。

制作部では編み物・手芸系のグッズ作りがフル稼働。裁縫が苦手な人でも少しずつ丁寧に作業をして、グッズの完成を目指しています。真剣に手元に向き合い集中している中でも、昨晩見た夢の話、過去の失敗談などの雑談を交わしながら、明るい雰囲気で作業が進んでいました。



午後の稽古では第22回公演のタイトルが発表されました。第17回公演で上演した「TRIGGER」をリメイクした、その名もズバリ「TRIGGER REMAKE」です!これまでの再演作品ではタイトルもそのまま、脚本もマイナーチェンジ程度でした。今回はタイトルに「REMAKE」が明記されています。何が違うのかというと、第17回公演で披露した物語をそのまま上演するのではなく、その物語をベースに登場人物、配役などを作り直す「REMAKE」なのです。

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この知らせを受けた劇団員たちはいつも以上に集中して稽古に臨んでいました。まだ脚本が完成していませんので、先週までと同様に短い脚本を繰り返して演じるセッションを行いました。先週までと違う点は、読み合わせてよくできました、で完結せず、もっとこうした方がよくなる、ここにこんな工夫があるとさらに良いといった演出的な振り返りが行われたことです。役者たちは自分への振り返りはもちろん、待機中に他者へ出ていたアドバイスもどんどん吸収して、自分が演じるときに演技に反映させていました。短い脚本なので深く演じるのが難しい側面はありましたが、やればやるほど面白くなっていく、そんな感覚がありました。

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演技の中で絶命するシーンがあり、その役を担当した役者は劇的な絶命を熱演していました。「舞台上の演技で死ぬってかっこいいですよ」「やってみたい演技です」と、意外と絶命シーンは人気でした。かっこよく力尽きる人、息も絶え絶えで静かに力尽きる人、豪快にぶっ倒れる人、なぜか爬虫類のような四つん這いになる人など、人それぞれの劇的絶命シーンが展開されていました。不思議なロマンがあるようです。

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さあ、そんなわけで、第22回公演に向けてまた一歩具体的な進展がありました。脚本の完成とチケット販売まではもう少し時間が必要ですが、皆様、どうぞお楽しみに!



9月5日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 05.2019 稽古レポート
9月に入りました。てあとるみのりも第22回公演へ向けて新しい顔ぶれを加えつつ、様々な準備を行っています。

制作部では第22回公演のグッズ作りとプレゼント企画(またやる?)の準備を行っています。グッズは現在編み物系のグッズが急ピッチで進行しています。他のグッズよりも早く完成形をお披露目できそうな予感です。編み物をメインで担当している大女優も、いつもよりも早めに稽古場に姿を見せて、黙々と作業を行っていました。お互いにフォローし合いながら作業を進めている姿、チームワークのようなものが印象的でした。

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午後は体験参加、見学者も含めて、15名近い人数が稽古場に集結する大賑わいでした。まだ第22回公演の脚本は完成していないので、先週に引き続き、短い脚本の読み合わせを行いました。今回題材にしたのは過去の上演作のひとつ「TRIGGER」です。



マンガの世界と現実の世界を行ったり来たりするのが特徴のこの作品。今回取り上げたシーンはそんな両方の状況がが登場してきます。当然ながら演じ方も大きく差が生じ、それぞれの役者が大胆に演じてみたり、年齢的にどう考えてもマッチしなそうな役を読んでみたり、普段はチャレンジしたことのないイメージに挑んでみたりと、幅を利かせた演技が繰り広げられました。

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読み合わせと言ってもただ座って読むだけではなく、実施に立って動き回りながらの演技を行うのがてあとるみのり流の読み合わせです。特にマンガパートの演技は動きが多く、何回か読み合わせていくうちにどんどん動きも大きくなっていきました。動きという点では過去にこの作品に出演したことがある役者にアドバンテージがあるのは当然ですが、実際に読んでみると距離やイメージが全然合っていないために、見ている側には実に面白い演技が飛び出すこともありました。握手をしなければいけない三人がお互いにかなり離れた位置にいたために、一人が無理矢理手を取って、3人を引き合わせるという強引な展開もありました。読み合わせの配役は過去の通りの配役ではなかったので仕方のないことでしょう。今日の稽古はそんなこんなで、笑いが絶えないものになりました。

現時点ではこのような練習セッションのような稽古の繰り返しになっていますが、第22回公演の作品タイトル発表はもう間もなくとのことです。水面下で進んでいる準備の真相やいかに?どうぞご期待ください。

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