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5月27日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 27.2021 稽古レポート
東京は朝から雨。昼前からは本格的な雨になった5月27日(木)。本日の活動の様子をお届けします。

制作部に関しては毎週同じような報告しかできないのですが、今週も相変わらずの内容です。とは言え、全く同じところで足踏みをしているのではなく、着実に進展しています。時にはこれで行こうと決めた商品を勝手に別デザインにアレンジする団員も出没しますが、それはそれでひと時の阿鼻叫喚ということで。現在は大きく分類して、プラ板系、縫物系、編み物系の3系統のグッズを製造しています。今後これにもう何通りかの商品が加わる予定です。もう少し作業や公演のスケジュールが進捗した頃合いに、具体的な情報をリリースしますので今しばらくお待ちください。

午後の稽古ではいよいよ第25回公演の脚本の8割程度は配布されました。先週は5割版。そこからの8割なのでそれほど進展していないかと思いきや、先週と比べて用量だけではなくキャラクターや展開が大きく変わっていました。また次回には何らかの変化が伴うかもしれません。



役者たちは配布された脚本に目を通し、早速読み合わせへと入りました。今回はオーディション形式ではなく、概ねの配役に基づいて演出からの配役指名で実施されています。ほぼ役が確定している役者と、まだ複数の役で検討中の役者がいることがすぐにわかりました。おそらくこの日の稽古での印象を加味し、さらに役をアレンジし、適正な配役を行うことになりそうです。

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不在の役者の分は代役を立てています。自分の担当ではない役だからこそのびのびと、ここぞとばかりに楽しむ役者たちでした。小道具的なアイテムを勝手に持ち込む役者もいました。また、何シーンか演じるうちに、キャラクターの特色を色濃くしていく進化を見せた役者もいました。

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脚本はほぼ完成しているのですがタイトルが決まっていません。物語の内容にも関わりがある、あるキーワードを入れ込んだタイトルにするため、あれこれ画策中なのです。果たして最終的にはどのようなタイトルに落ち着くのでしょうか?劇団員も楽しみにしています。

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稽古の最後には役が確定していなかった役者に演出から「〇〇と△△を両方演じてみてどちらが興味深かったか?」というリサーチもありました。本人の意向と実際に読んでみての客観的な印象を加味し、最終的な着地点を見出すことになりそうです。何はともあれ、毎週本格度合いが増している第25回公演は2021年8月27日(金)~29日(日)北池袋 新生館シアターにて上演予定です!

5月20日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 20.2021 稽古レポート
5月20日(木)。まずは制作部の様子からお届けします。とにかく採用が決定したグッズの製造を進めました。この日は体調不良により数名が制作部をお休みしたため、少人数での作業になりました。基本的には静かな時間でしたが、時折素材の色やデザインのことで「こっちじゃだめなの?」「ジョッピーの色に合わせて欲しい」などの議論が交わされていました。どうやら今回もジョッピー関連のグッズがあるようですよ!

午後は第25回公演の内容に準じた稽古でした。先週行ったオーディション形式のシーン読み合わせがさらに拡充され、脚本の約半分を場面ごとに分け、それぞれ数回繰り返しての読み合わせを行っています。



回ごとに配役を変えて、それぞれが思いのままに演じています。何度か役を入れ替えたせいなのか、相手の名を呼びながら登場するシーンで自分の名を絶叫しながら登場する役者もいました。もちろん稽古場は笑い声に包まれました。そんなこんなで読み合わせは終始和やかな雰囲気で進んでいました。

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役者の中には先週の読み合わせを含めて、すでに本命の役希望をイメージしている者もいました。脚本に関しても先週からさらに進化しており、いくつかの役は明らかに先週の稽古が反映され、ある役者に寄せて書かれているようでした。その一方でまだ誰が演じるか特定できない役も複数あり、自分がどの役になるのか、またどの役を第一希望にするのかなど、様々な想像を巡らせる役者もいました。

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こうして執筆進行中の脚本を用いたセッションを繰り返しながら、作品が仕上がっていきます。まだまだ気楽に楽しく読み合わせている段階ですが、脚本が形になれば、物語の深い領域まで読み込んでいく必要があります。昨年度末から継続して学んできた脚本の読み方、物語を理解する方法、そしてセリフや演技が自然に出てくる方法を実践する時が、刻一刻と近付いてきています。

5月13日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 13.2021 稽古レポート
今秋から連休もしばらくないので、毎週木曜日の活動を安定して行うことができそうです。しかし、東京都は緊急事態宣言が5月末まで延長となったので、相変わらず日中の活動だけで、より本格的な稽古は控えている状況です。

さて、そんな5月13日(木)午前中の制作部では、久し振りに集まった顔ぶれもいる中でそれぞれが休みの間に仕上げてきた試作品や商品案の振り返りと、より商品化に近い状態での製造や改良が行われました。すでにいくつかの案は実現が決定しています。8月の公演ではこれまでとまた一味違ったグッズを紹介できそうです。

午後の稽古ではいよいよ総監督から「第25回公演はこんな作品で行く」という提示がありました。そして早速その物語に登場してくる全キャラクターを対象にしたオーディション形式の部分読み合わせを行っています。団員たちに手渡されたのは抜粋された3つのシーン。もちろん物語のテーマやキャラクターの特徴など、完全に深く読み込む時間はありません。そんな中でも希望する役、興味を惹かれる役に立候補して、その特徴を少しでもアピールしようと演じる姿がありました。中には「絶対この役は(実際には)やらないだろうから」という動機で、これまでにないチャレンジを試みる者もいました。それぞれがそれぞれの目的意識を持って読み合わせを楽しんでいるようでした。

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第25回公演は短編のチームに分かれるのではなく、全体で一つの作品を作り上げる形式を採用します。もちろん、前回同様の感染症対策は施しながらではありますが、分断されていた劇団員の一体感を取り戻し、もう一度みんなでひとつの舞台を作ってひとつの同じ舞台に立つという、てあとるみのりの原点に立ち返ろうという試みです。この社会情勢の中ではご観劇いただくお客様にもご不便や違和感の共有をお願いしておりましたが、少しでもそんなもやもやが解消できるように工夫をするつもりです。原点回帰を目指しつつも新たな取り組みを交えた第25回公演にご期待ください。

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こうして始動しました第25回公演。11月の第24回公演以来、ワークショップ形式の稽古や短い脚本のセッションなどを繰り返していたこともあり、久し振りにみんなで長期間ひとつの作品を共に作っていくことになります。個々の演技を仕上げることはもちろん、それ以外にも全体で取り組まなければいけないこともあります。少々自粛ムードの中で忘れかけていたかつての一体感や支え合いを取り戻しながら、徐々に稽古も本格化していきます!

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5月6日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 06.2021 稽古レポート
第25回公演の日程も発表され、連休明けの5月6日木曜日には劇団員たちが稽古場に元気な姿を見せています。この日の午前中はハートランドみのりの特別な活動があったため、制作部の活動はお休みでした。制作部にとっては2週連続の休みとなりましたが、休みの間に仕上げてきた課題を持ち寄る劇団員の姿も散見されました。

午後の稽古ではすでに発表されている第25回公演の概要についての説明と、今回取り組む(意識する)べき内容についての確認が行われました。1年ほど前から続くいわゆるコロナ禍の影響で、昨年度は見込んでいた収益を上げることはできませんでした。そんな中でも様々な工夫を施して公演を行うことで運営を持続させることができました。次の公演でもそんな工夫や制限を設けつつ、よりよい内容をお届けできるように、全員が意思統一を図りました。

その後は2週間前に希望者に配布された宿題脚本を使ったセッションでした。読み込んできた劇団員から物語の内容について1分間ずつのプレゼンを行ってもらいました。どんな場面なのか、どんな人物が出てくるのかといった設定面から物語の進行と起こるイベントについての説明がリレーされていきました。順番が後になった団員からは「これは戦いの話なの」「立場の違いなんてカンケーないというテーマがある」といった作品のテーマに関わる解釈も発表されました。このように脚本をひとつの物語として読み込むことが我々には不足していました。どうしても自分の役のセリフばかりを読んでしまい、物語が何を伝えたいのか、そのために誰が何をするのかの理解が共有されていなかったのです。しかし、今回は役も決めずに脚本だけを持ち帰り、純粋に物語の展開や内容を独学で学び取るというチャレンジを行いました。

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プレゼンでは上々の結果が垣間見えましたので、今度は実際に演じてみることにしました。特に脚本を見る・見ないの指示はなかったのですが、多くの役者が脚本は手にしていても基本的には見ることなく、それでいて物語を破綻させることなく演じることができていました。この手法を積み重ねれば、いわゆる稽古初日の段階でも、ある程度のセリフと動きがついた状態でスタートできることが証明されました。

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今回の体験は役者たちにとっても大きな手応えになったようです。稽古の中でも後でも、自分たちで演技の修正、アイディアの提案などができるようになりました。この手応えを大事にしながら、第25回公演ではこれまで以上の品質をお届けできるよう、劇団員一同、研鑽を重ねてまいります!

第25回公演最新情報

Posted by theatreminori on 03.2021 公演・チケット情報
お待たせしました。2021年8月27日(金)~8月29日(日)の3日間、北池袋 新生館シアターにて、てあとるみのりが第25回公演を実施する予定が発表されました。

演目は未定(準備中)です。現在は2~3作品の同時上演ではなく、70分程度の1作品の上演を想定しています。

前回同様、他団体を凌駕する感染症対策を施すのはもちろん、劇場観劇と共に公演の様子の配信も準備しています。社会情勢によっては無観客公演、または延期や中止も余儀なくされる可能性はありますが、その際は公的(および劇場からの)要請に従って対応いたします。

演目の決定、チケットの販売などの追加情報は、当公式ブログをはじめとした各種コンテンツで発表してまいりますのでどうぞご期待ください!


てあとるみのり第25回公演
「(演目未定)」

作・演出・総監督 椙田佳生

<日程>
2021年8月27日(金)~29日(日)

<上演会場>
北池袋 新生館シアター

<公演形態>
劇場観劇及び動画配信を予定

<チケット>
販売開始日・価格未定(1,500円を予定)


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