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12月24日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 24.2015 稽古レポート 0 comments
今週は2015年最後の活動になりました。今年は第14回公演「てんとせん」を2月にプレ公演、4月に本公演という変則的なスケジュールから始まり、11月に第15回公演「2025」を上演するという1年でした。団員手作りのグッズ作りにも力を入れ、商品の品質向上が達成された印象があります。ご来場くださった皆様、グッズをお買い上げいただきました皆様にはこの場を借りて感謝申し上げます。

さて、そんな感慨に浸りつつ迎えた制作部では、早速来年のことを話し合っています。第16回公演ではどんなグッズを作って売ろうかの話し合いです。もちろん、まだ具体的な商品になっている案はありませんが、今のうちにこんなイメージはどうか?こんな媒体を用いてはどうか?新しくこんな趣向を取り入れてはどうか?といった協議を行っています。少しまとまったイメージに関しては、年明けの制作部までに試作品を持ち寄ることにしました。



そして、午後の稽古でも来年に向けた準備を行いました。いつもお世話になっている関係者・団体に向けた年賀状に、団員たちの直筆メッセージを添える作業です。「何を書こう?」「これで伝わるかな?」「字が変になっちゃった!」などなど、不慣れな作業と緊張感に、あちらこちらで悲鳴が上がっていました。何とか予定の枚数を終了。全員が最低一枚はメッセージを書き込むことが出来ました。

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その後は少し踊りの練習を実施しました。先週実施した立ち方や歩き方からの発展ともいえるレッスンです。今回はみんなで創作の振り付けを考え、何度も繰り返して練習してもらっています。わずか30秒ほどのパートですが「疲れる!」「暑くなってきた!」「なかなかそろわないですね」「あれ?何でこうなっちゃうんだ?」などなど、大騒ぎでした。ダンスのコツとして、まずはリズムをつかもうというアドバイスを総監督から得ると、みんなで「1,2,3,4…」「5,6,7…はいっ!」と、手拍子とカウントの掛け声を刻みながらの練習になりました。最初はバラバラだった動きも、リズムを共有することで少しずつシンクロするようになりました。全員がダンサーではありませんので技術面では稚拙だったとしても、リズム感や表現しようとしている物が共有されることで、一気にダンスの質が高まるものです。そして、そこには踊る側にも見る側にも「楽しさ」があります。団員たちは「大変だ」と口にしながらも、何度も練習を繰り返して、最後のカウントが揃った時には「おお~!」「気持ちいい!」と笑顔を見せていました。

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ダンスで十分に心と身体をシンクロさせてから、短編脚本の読み合わせを行っています。ダンスで雰囲気を共有して創り出すという体験をした直後だったからでしょうか、セリフ以外の相槌、仕草などに、物語の流れ、場の雰囲気をよく表現する要素が加わっていました。その中でセリフを通して、さらに自分のキャラクターを前面に出すという構造が成立していたので、見ていても楽しめる読み合わせでした。誰かが突出して変だったということではなく、素直に物語や場の空気の変化を楽しむことが出来ました。

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そんなわけで、2015年の活動はこれにて閉幕です。今夜は団員にファンが多い「演劇集団TOY's BOX」さんの公演に足を運ぶ予定の団員もいます。一方で繁忙期にあたるアルバイトに汗を流す団員もいます。それぞれのクリスマス・イヴを過ごしながら、新しい年の活動と進化に思いをはせることでしょう。来年は1月7日(木)から活動開始です。このころには第16回公演について続報をお届けできているはずです。どうぞご期待ください。それでは皆様、良いお年を!

12月17日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 17.2015 稽古レポート 0 comments
午前中の制作部では次回公演へ向けた大まかな日程の確認を行いました。まだ正式には公表されていない情報ですが、すでに次の公演日は決まっています。団員たちはそこから逆算してどのような順序で準備をしていけばいいのかを、今現在決まっている条件の中で考えました。「いつも結局遅れちゃうんですよね」「いや、でもチラシは待ったなしだよ」「今回こそ、断念した○○○をグッズ化したいです」「素材を探す時間もあるから、少なくともこのぐらいまでには案を固めないと」「衣装はモノをそろえるだけじゃなくて、役者と合わせないと最終決定にはならないよ」…などなど、それぞれが今までの経験と反省を活かして意見を出し合い、スケジュールが決まっていきました。今回も力を入れたい手作りグッズに関しては、早速来週から案を出し合うことになっています。

スケジュールの確認がひと段落した後は、年末恒例の掃除タイムです。てあとるみのりとは直接関係のない収納箱の整理、事業所のキッチン周りの掃除などを手分けして実施しました。「公演が終わった後はいつもお掃除部隊だよね」と笑いながらも「今年ももうすぐ終わるんだね」と、年の瀬ムードも感じての作業でした。

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午後の稽古では、制作部で話し合われたスケジュールを役者たちも確認し、そこから自分たちがどのように稽古のレベルを上げていくか、役が決まるまでにやっておくべき準備は何かをイメージしていました。こういったオフともいえる時間は心をリフレッシュさせつつ、肉体には適度に負荷をかけて鍛錬していく必要があります。実際の稽古が本格化してくると基礎訓練的な鍛錬は後回しにされてしまう傾向がありますので、やるなら今のうちです。そんな本日の稽古では鏡を使って、もっと自分をよく把握することに努めました。少し舞台慣れしてくると忘れてしまいがちな、自分がどう見えているのか?どう見られているのか?という意識を改めて確認するためです。

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今日は姿勢と歩き方の基礎訓練を実施。モデル気分で。

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動きを付けての短編読み合わせ。キャラによってはアクティブに。

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動き方、姿勢の作り方を意識している役者が多かったです。

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演技なのか、苦し紛れなのかわかりかねる笑顔も何度か。

今回伝授された基本的な姿勢、歩き方、イメージの表現方法が日常の時間に還元されることで、訓練の質が高まります。ガラスに映った自分がどう見えているかを意識すること。街を歩いているときの姿勢、足の運び、歩幅、腕の振り方、頭の位置などへの気の配り方はどうか?そんなことの積み重ねが、舞台上で無限の応用を生む基礎を作るのです。この基礎が脆弱な役者は表現の幅が小さく、演技が視覚的にも内面的にもぶれてしまいます。脚本や配役が決まっていなくても訓練できる基礎を大切にしなければいけません。


12月10日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 10.2015 稽古レポート 0 comments
このところ毎週事業所内の清掃が続いている制作部。本日も同様に大掃除並みの清掃作業を行いました。この日はキッチンスペースの換気扇、流し台、ごみ箱、掃除ロッカーなどを中心に清掃しました。置いてある荷物、収納されている物を移動して、いつもよりも念入りに掃除です。普段の清掃では手の届かないところまで、しっかりと実施することが出来ました。「一度出して掃除して、元の位置に戻しただけなのに、すごくきれいになった気がします」と、掃除後の達成感を口にする団員が目立ちました。



年末を控え、熱心に清掃を行った制作部から一転して、午後の稽古は何となく目的意識と言いますか、稽古を行う意欲が低い状態でスタートしてしまいました。すかさず総監督からの檄が飛ぶことに…。

演じること、公演を行うことに慣れてきてしまっているようですが、私たちは何も成長していません。できていないことができていないままになっています。お客様を何度も集めても、その数字が伸び悩んでいるのがその証拠です。自分たちが思っている程、自分たちはまともな演技ができていないことに気付かなければいけません。そこで我々に圧倒的に不足しているものは何か?毎回「演技力の向上」をテーマに掲げるものの、具体的にそれが何なのかに触れる機会が少なかったように感じます。この日は総監督からズバズバと、厳しい言葉、客観的事実が付きつけられました。それでも、次回公演を頑張って集客力の向上を目指そうという決意をした団員たちは、その言葉の数々を真摯に受け止め、それぞれの立場に置き換えて考えていました。なぜそのような取り組みが必要なのか?いつ取り組めばいいのか?その結果演劇以外の自分の世界がどう変化するのか?総監督からの熱いメッセージに、団員たちは改めて気合を入れて「もう第16回公演は始まっている!」と、心をひとつにしていました。

その後は過去のてあとるみのり脚本を読み合わせました。半分以上の団員が初めて体験する物語です。てあとるみのりもそれなりに長い歴史の中で、活動の規模、スタイルを変化させてきたということが認識できました。「このネタ、最初の頃の定番でしたね」「私はこの話を客席側で見ていたんです」「あの時やった役と逆の立場をやってみたら、こう見えていたのかって気づきました」「今は○○さんはどこで何しているんでしょうか?」などなど、当時の思い出と今をつなげる感想が多く聞かれました。

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読み合わせを終えてからは、今回読んでみた役に付いての振り返りと、もしこの脚本を上演することになったらどう手を加えるべきかといった話し合いが行われました。ただの余興ではなく、しっかりとそれぞれのトレーニングになるように、こういったインターバルの稽古も無駄にはしたくないところです。そう。すでに第16回公演は始まっているのです。

12月3日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 03.2015 稽古レポート 0 comments
まずはメディア関連の知らせから。先日の第15回公演「2025」から、ロボットたちの登場シーンを集めた動画を公開しました。今回はご来場いただけなかった方、曜日限定だったロボットの姿を見逃した方も、この機会に個性的な面々の姿をお楽しみください。Facebook、YouTubeで閲覧可能です!



さて、12月3日の活動の報告に移りましょう。本日の制作部も事業所内の床清掃を実施しました。先週は主に稽古で使ったフロアを掃除しましたが、本日はその周囲のフロアにも手を伸ばしています。気付けばカレンダーは12月。すでに大掃除のシーズンです。「大掃除と兼ねてやっちゃおう」と、清掃にあたった団員も乗り気でした。掃除が終わると「すごい綺麗になった!」「不思議と掃除前より広くなった気がする」と、皆さん充実感に満ち
ていました。しばらくは清掃を中心に活動しそうな制作部です。

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午後は、次回の公演をどうするか…という話を先週に引き続き検討しました。先週の段階で真はまだ漠然としていたアイディアを、主宰者が何パターンかのシミュレーションを施し、実感が伴う数字にまとめてきた資料を基に意見交換を行っています。チケットの販売方法も重要ですが、先行して公演をいつ、どこで行うのかを決めなければいけません。この点はこの日の話し合いではっきりとしてきました。近日中には公表できるかもしれません。

その後は気分を演劇モードに切り替えて、短い練習用の脚本を少し動きを入れながら演じました。役者たちは公演に向けて継続的に取り組む作品とは別に、その場のひらめきや楽しみを優先して自由に演じられる感覚を存分に楽しんでいました。このような自由な発想と、楽しんで演じるというスタンスは、公演をにらんだ継続的な脚本に向き合った際にも必要なことですが、同時に様々な重圧が関連してくる取り組みでは、そうそう簡単に割り切れないようです。役者たちには改めて演じることの楽しさ、演劇の魅力を吸収して、次の稽古の糧にしてもらいたいところです。

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