10月19日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 19.2017 稽古レポート
関東地方は連日の雨に見舞われて、この日は12月並みの気温の低さというおまけつき。それでも午前中から元気に活動を実施しています。体調を崩す団員も見当たりませんでした。

午前中の制作部では、これまでの流れを受け、第19回公演向けのグッズ案の具体的検討が行われました。試作に至っている案もあれば、まだ試作をするのではなく、どうすればイメージを形にできるのかの方法論を議論する案もありました。この日の協議を踏まえて、実際に試作品を製造することが決定したグッズ案もあります。本日特に目を引いたのは、先週の時点で試作品を持ち込むことが約束されていたK&Kブランドの手編みバッグシリーズの新作案です。これまでと編み方のパターンと形状を変えた試作品が数点持ち込まれ「これいいね!」「ここの大きさを合わせて付けてみましょう」といった議論が交わされました。1週間で見事に試作品を作り上げてきた団員の技量には脱帽です。次回公演では、さらに進化した手編みグッズがお目見えすること間違いなしです。

午後の稽古では第19回公演をイメージした短編シナリオを、さらに深く読み込む練習を行いました。これは、先週から各自がどれだけ自分の役のイメージを膨らませてきたのかが試される時間でもありました。その成果が上手く表現できている役者もいれば、イメージは作ったものの、実演してみると本人も「あれ~?」と首をひねる結果になってしまう役者もいました。演出からは人物に対して求められている表現、与えられている役割について具体的に説明があり、少しずつ、そのギャップを埋めていくような稽古になりました。

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もちろん、言われたことをやるだけではなく、役者自身が自分の苦手とするところを把握し、その修正を行うためにこだわりを持って読み合わせに臨んでいる姿勢も垣間見えました。セリフを正確に読むこと、大きな声を出すこと、はっきりと喋ることなど、どれも当たり前のことばかりですが、だからこそ何気なく演じていると忘れてしまうものです。この取り組みは今回の舞台のためだけではなく、今後の様々な活動にも生かされてくるはずです。

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この日の役者たちそれぞれのパフォーマンスを反映する形で脚本の内容、キャラクターなどがアレンジされていき、最終形態になっていきます。当初は「こんな感じのキャラクターで」というイメージが提示されていた役が、役者本人の特性や技量とのマッチングを経て、より役者の個性が生かされるようなスタイルに変化していきます。つまり、この段階の練習は、物語や人物の行く末を確定させる、実に重要な練習なのです。各自が「できること」をより伸ばし、「できないこと」をどれだけ克服できているかが、日々試されているのです。

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稽古の最後30分はダンス練習です。この日は第18回公演で披露したあのダンスの復習です。前回公演から多少の時間が経っていても、身体が自然と動き、ほぼ正確に踊れていました。そこで安心してしまうのではなく、団員たちの間では「腕を構えるタイミングってどうでしたっけ?」「歩幅の大きい人と小さい人がいますね」「表情もバラバラでしたね」などと、よりシンクロしたダンスを目指した意見交換が行われていました。また、前回公演時からある特定の振り付けが苦手で、なかなか綺麗に動けなかった団員が、その振り付けをついにマスターしました。なかなかうまく動けなかった時には、もうあきらめたくなることも多々あったでしょうが、みんなからのアドバイスを基によく練習を積み上げました。その成果がついに形になったようです。この記念すべき出来事には、団員一同拍手でお祝いの思いを伝えています。「やればできる」ということです。

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10月12日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 12.2017 稽古レポート
世間では喉の調子を崩す方が多い今日この頃ですが、てあとるみのりの団員は元気です。少し喉の具合に不安がある団員は、この日に備えて早めに医者に通って対策をしています。最近は新たに加わった参加者も多く、活動中も活気にあふれている印象です。

午前中の制作部では第19回公演での販売を想定した、新しいグッズ案の検討を先週よりも具体的に行っています。各自がグッズ案をイラストにおこし、それをもとに意見交換を行っています。口頭だけではなくイメージとしてでも形になっている案があると「あ~、これ、いいですね!」「かわいいと思う」「この色はアースキャラバン向けじゃない?」などと、具体的に議論ができます。この日の話し合いで好評だった案のうちいくつかは、今月中をめどに試作品を持ち寄ることになりました。公演まではまだまだ日がありますが、着々と進行してます。

公演までの日数はまだまだ潤沢にある印象ですが、毎週木曜日に活動している私たちにとっては、残りの活動日数を確認しておく必要があります。本日は制作から木曜日のみを抽出したカレンダーが配布され、現時点での各セクションの締切日目安を確認しました。いかに木曜日以外に各々が自分の役割に責任を持って進行させるかがポイントです。なんとなくその理屈はわかっているのでしょうが、こうして目に見える形で突きつけられると、その意識がより具体的になり、実際に行動できるようになるはずです。

午後の稽古。まずは全員揃ったところで、年度末から新年度前半の活動に関する、重要な告知と確認が行われました。先週の段階からさらに新しい動きが増え、どのように乗り切っていくかの話し合いです。「この感覚で新しい作品をやるのってきつくないですか?」「初めて見る人が対象なら、こっちの方がいいと思う」と、スケジュールに対してどんな内容の公演を提供していくべきかという、細かい戦略にも話が及びました。今年度はスケジュール過多になり気味ですが、いずれの予定も需要があってのことです。「こんな風に呼んでもらえるなんてありがたいことです」「その期待に応えないといけないですね」と、団員たちも感謝と共に気を引き締めていました。

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話し合いの後には体を動かし、第19回公演を想定した脚本の読み合わせを行いました。先週までの試作脚本からさらに変貌を遂げた脚本に、驚きを隠せない役者たち。いざ読み合わせると「あれ~?何だか違うな~」と、思うように演じられず、首を傾げてしまう役者もいました。演出からは「たとえば…〇〇の△△みたいなキャラで」と、具体的な例を示して、少しでも人物の方向性をイメージしてもらえるような声掛けがなされていました。毎週進化と変化をしている公演用脚本。次週にはどのような形になっているのでしょうか?

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読み合わせに続いて、ダンス練習です。今日は曲に合わせて振り付けの正確性と連動性を確認しています。手の動きと足の動きを両方考えてしまうことで崩れてしまう団員には「まずは腕の動きだけでもそろえられるように練習してみてください」「腕だけでも揃っていれば、立ち位置を変えることでそういう振り付けなんだと納得させられますから」といったアドバイスが送られていました。団員たちは実際に踊りながら「どうしてもあそこが遅れる!」「まだ頭で考えちゃってるので、もっと曲に合わせられるようにしたい」と、それぞれ振り返っていました。

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様々な動きの中で、様々な期待を寄せられるような立場になってきた現状に浮かれることなく、その期待以上のものをお返しできるように、日々頑張っていきます!

10月5日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 05.2017 稽古レポート
10月になってすっかり朝晩の涼しさと日中の風の冷たさが身に染みるようになりました。団員たちは日頃の体調管理に一層気を付けて過ごしているようです。その一方で主宰者は喉の炎症に悩まされ、声を発するのが辛そうでした。常に体調に気を付けるように口うるさい張本人が苦しんでいるのはどことなく滑稽です(笑)

午前中の制作部は第19回公演のグッズ案の検討が行われています。定番の商品から新しい試みまで、複数の案が提案されています。常に楽しい雰囲気で話し合いが続けられ、収穫も多いひと時でした。いずれもこの時点で決定というわけではなく、案の精度を高めること、試作品を持ち込んでみることなどを経て、最終候補が絞り込まれます。今日の話し合いはその第一歩。公演の内容がさらに具体化してくれば、より踏み込んだ議論ができるでしょう。制作部では志願して参加して下さっている新しい顔ぶれも増えてきて、これまでよりも幅広いアイディアや技術が形になりつつあります。明るい雰囲気も新しい顔ぶれの持っている新鮮なエネルギーのおかげかもしれません。感謝です。

午後の稽古では、最近取り組んでいる2月公演用の脚本案に新たな動きがみられました。「先週までの試作脚本はとりあえずなかったことにします」という主宰者からの宣言。これは裏返せば「方向性が定まった」ということです。早速今週から新たになった試作脚本が配布され、どのような構造で公演が進んでいくのか?どのような展開が予定されているのかの説明がなされました。「ああっ?このキャラは!」「これって普段の自分たちのままじゃないですか!」「○○さんがこんなこと言ってた気がする!」などと、セリフを確認した役者たちからは、主に笑い声が起こっていました。

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面白おかしく見える作品も、実際に演じてみると、それぞれの役にテーマや課題があります。役者たちもすぐにそれを体感し「もっとやり方を変えないとしっくりきませんね」「この読み方じゃダメなんだろうなぁ」「色々と変えてみます」と、首を傾げながらの読み合わせとなりました。演出からはキャラクターの見せたい一面についてのヒントが与えられ、それを基に役者たちはアイディアを膨らませ、次週も練習をすることになりました。劇団結成10周年を控え、それにつながるにふさわしい作品に仕上げていこうと、全員で覚悟を持って臨んでいます。

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後半はダンス練習です。先週まで振り付けを伝授された8カウント×2の振り付けをリズムに合わせて復習しました。ひとりひとりで踊ってみて、明らかにカウントがずれていたり、形が異なっている部分はその都度修正されていきますが、概ねの形ができたところで、それが全体の中で揃って見えるかは別の話になります。実際に何人かで揃えようとすると「ターンのタイミングが一人だけ違っている」「個々の形のばらつきはあってもタイミングだけはあっていた」といった現実が見えてきます。大きさ、速度、微妙な表現の強さなどは、個人の感覚的なものであり、話し合って同じ表現のニュアンスにしているつもりでも、なかなかきっちりとは揃いません。そこは客観的に確認をして修正を加えていかなければいけないのです。正しく踊っていても全体の中で調整が必要という難しさがあります。しかし、それを乗り越えてきっちりと動きがシンクロした時には、何とも言えぬ感動をシェアできます。その境地を目指して、まずは短い振り付けで特訓をしている今日この頃です。

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9月28日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 28.2017 稽古レポート
今週は活動拠点になっている「ハートランドみのり」が10月末に参加する予定になっている学園祭に向けての動きと連動しての活動が行われています。特に制作部では学園祭で販売する手作りグッズの製造(学生と共同企画)に全面的に協力しています。

午前中は学生と共にひたすらアクセサリー作りです。これまでの制作部では手掛けてこなかったビーズアクセサリー、リリアンブレスレットの生産に取り組んでいます。もちろん初挑戦になる団員も多く「あ、しまった!」「ここから3段目はどうやって編むんですか?」「生まれて初めて編み物に挑戦した」などなど、独り言や質問を交えながら手を動かしていました。日頃の制作部で様々な手作り品を手掛けていた経験があっても、そう簡単には行かないようで、「2時間やったのにこれしかできなかった…」という声も聞かれました。それでも雰囲気は明るいままで「明日の金曜ロードショーはラピュタだよ」「ジブリアニメのキャラに例えると、〇〇さんはトトロだね」「△△さんはポルコでしょ」と、ジブリアニメになぞらえた雑談で盛り上がっていました。学生との共同企画がいい雰囲気で進んでいます。こういった受け入れや交流も、てあとるみのりに活動にふさわしいものです。

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午後の稽古前には、3月の公演を含めた、劇団創設10周年に関連した同行、予定についての新たな情報の内部周知がありました。3月の公演をどのような位置づけで前後の動きに絡めていくのか?それぞれを単独の公演としては考えられない状況になってきました。なかなか具体的な興行展開を決定できずにはいますが、もうすぐ方向性が固まりそうです。

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動機付けも新たに開始された午後の稽古では、先週に引き続き、2月イベントでの上演を想定した短いシナリオで、大舞台仕様の演じ方へのシフトを試みています。長らく小劇場サイズの演じ方、演出に慣れている団員たちにとっては、この作業がなかなか一苦労。声の出し方、立ち方、お互いの距離感など、やり方を変えていかなければいけません。いずれも基本的なことばかりなので、それを意識的に変えていくことほど難しいことはありません。ひとつ一つ状況を確認しながら、個々への課題が授けられました。どこまでクリアできるかは役者たち次第です。

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舞台の品質向上のためダンスの練習も行いました。先週身に付けたはずの8カウントだけの短い振り付けに、さらにもう8カウントの振り付けが追加されました。これで8カウントが2つ。16カウントです。何度も繰り返しての練習となりました。「動きが運動みたいになってしまいます!」「途中ずれてもなぜか最後だけは決まりますね!」「脚をそんなに開かなくても~!」など、鏡を見てお互いの動きを照らし合わせながら時間いっぱいまで練習しています。練習用の振り付けは、これまでの単純なリズムカウントと動きの連動(必ずカウント1やカウント5で動き出し、一定の振り付けを4ないし8カウント継続)だけではなく、カウントの途中で止まったり、カウント7から動いたりという、より柔軟性の高いものでした。少しずつレベルアップしようという意図が感じられます。

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この日のダンス練習では、どんな感情や状況、曲のテーマを表現するのか?それをイメージして踊る必要があることについても解説がありました。そして何よりも重要なのは自信がないまま踊るのではなく、上手い下手ではなく「自分はカッコいい」「今輝いている」と自惚れることである事の説明もありました。表現したい物や表現している自分をどう見られたいかという気持ちひとつで「踊っていて、何か今までと違う感じがしました」「今までより踊りやすいというか、自然に動く感じがしました」といった感想が出ていました。練習の成果が少しずつ実を結び始めているようです。これをどこまで持続・発展させられるか?みっちり練習できるこの期間に、積み上げられるものはしっかりと積み重ねておきたいところです。



9月21日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 21.2017 稽古レポート
夏の暑さの中での公演とアースキャラバン参加も終了し、すっかり秋のムードで落ち着いているてあとるみのりです。とは言え、次の公演やイベントへの参加を想定した準備を忘れているわけではありません。制作部ではイベント販売向けのグッズ案の検討、稽古ではダンスや演技の基本的なレッスンを実施しています。

制作部で検討したグッズ案は、直接てあとるみのりが参加するイベント向けのものではなく、活動の拠点となっている「ハートランドみのり」が参加する、某大学の学園祭向けのものでした。普段の制作部が培ってきた経験と技術を還元して、学園祭の主役たる学生たちと共同でグッズを作って販売しようという趣旨です。この日の話し合いでは学生側からも、制作部側からも次々とアイディが出て、すぐにいくつかのグッズ候補が出揃いました。その中から「来場者は子供、女の子が特に多いです」という学生からの情報を基に採用案を選抜。さらに作業する日の人員割り振りまで決めることができました。活動の後半には原材料を調達する予定のショップへ下見と、早めに買い揃えておいた方がいい商品の確保に出向きました。K&Kブランドを手掛ける大女優は「今から行くの?行きたくねー!暑いよー」と駄々をこねておりましたが、いざ出かけてみるとお店で私物の買い物を始めるほど生き生きとしていました。

午後の稽古では次に控えるイベントに向けての練習が行われました。まずはイベント公演を想定した短い脚本を読み合わせています。しかし、一度演じ終えた後の振り返りでは、演出から「このイベントの趣旨をわかっているのか?」との指摘がありました。このブログの中ではまだ詳細を説明できませんが、稽古では団員たちに細かくイベント参加への経緯と、先週も伝えた通りの状況であることの説明がなされました。

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団員たちはイベントに招待されたこと(招待していただいたこと)に応えられるように、我々が目指しているもの、取り組んでいるコンセプトが正しく伝わるように演じなければいけないという思いをひとつにして、その後の稽古に臨みました。気持ちの変化による演技の変化は実に顕著で、最初の読み合わせと比較して、格段に品質が向上していました。この気持ちの入れ方を常に忘れずに舞台に臨んでいきたいところです。

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後半ではダンスの練習を行っています。今回はわずか8カウントだけ振りを付けて踊りました。たったの8カウントと言えども、手の動き、足の動きを身に付けるのに、団員たちは苦労していました。鏡を見て、お互いにカウントを取り合いながら練習を重ねました。通常のダンス練習はもう少し長めの尺で行いますが、この日は短い振り付けをとにかく繰り返しています。演出が振付師として「後ろの腕も伸ばして」「横ではなく縦を意識して動かして」「サッカーの胸トラップみたいなイメージで」「ギュッとなって、パッとなる感じ」などと、その人がわかりやすいような表現で指導していました。その甲斐あってか、全員が形の上では振り付けを身に着けることができました。しかし、本当のダンスの要素はこれからです。今のところ形を各自が覚えただけで、みんなで踊ってみると腕の角度、動き出しのタイミングなどが揃っていないのです。振り付けだけ覚えてダンスはOKではなく、全体の動きをそろえていくための練習を繰り返すことの重要性が伝えられました。

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演技もダンスも少しずつでも表現の質を上げられるように、団員たちは必死に取り組んでいます。私たちのことを何も知らない人が目にした時にも素直に「すごい」と感じてもらえるように、似た境遇に悩んでいる人に「ああなりたい」と憧れてもらえるように、それぞれが決意を胸に励んでいるのです。


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