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3月4日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 04.2021 稽古レポート
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地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」公式サイトで、てあとるみのりの最新作に当たる映像作品「トキ×タマ~時をかける魂と時たまかける少女の日常~」が一般公開されました。無料です。15分ほどの長さですので、是非何度もご覧ください!詳細と視聴は→こちらです!

3月に入って日々春らしい雰囲気が色濃くなり、花粉症に悩む劇団員にはしんどい頃合いとなってきました。現在のてあとるみのりは制作部も稽古もさらなる成長のためにそれぞれの品質を向上させる取り組みを行っています。

制作部ではこれまでに引き続いてのグッズ改良品作りを行いました。ある部分の形を作るのに野菜ジュースの空パックを使用しているのですが、そのまま布でくるむとジュースのパックの文字が見えてしまうため、それを隠すための工夫を行っていました。針と糸を使った作業もかなり慣れてきており、気を抜かなければきれいな仕上がりになっています。これを積み重ねて行けば、数か月後にはもっといい品質のものをお届けできそうです。

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午後の稽古では毎週続いている脚本の読み込みから役作り、演技への筋道作りをワークショップ形式で勉強しました。今回配布された4ページの脚本は、脚本のようでト書きのような説明しか書かれていませんでした。誰が何をするというきっかけが書かれているだけのあらすじのようなものでした。役者たちはこれを頼りにアドリブでセリフを入れながら物語を進めていきます。物語の進行のきっかけは全て明示されているので、大筋を外れることも、話が止まってしまうこともありませんでした。問題は見えていない脚本のセリフの部分をどう読み取っていくかです。

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きっかけにピンポイントで注目してしまうと、それぞれの人物の特徴やその前のシーンまでに怒っていたことを見失ってしまい、部分的な、上辺だけの脚本解釈になってしまいます。そうして生み出されて表現は物語や人物の本質からズレているのです。本日の稽古ではそのずれを演出が指摘し、何をどう考えればそのギャップを埋められるのかの考察を深めました。まるで国語の授業のようでした。役者が脚本を覚えていく過程で、ついつい最初にセリフからと考えてしまいがちですが、実際にはセリフとは覚える作業の出口に転がっているだけの存在なのです。もっと先に身に付けて役者同士、演出とのすり合わせを行わなければいけないものがあるのです。「このところ目からうろこが落ちまくりです」「この話をもっと早く聞きたかった」「これを知っている状態で昔の公演に戻りたい」など、役者たちからは大絶賛のワークショップでした。問題は実践できるかどうかですけれど。

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2月18日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 18.2021 稽古レポート
先週は祝日のため活動がお休みでしたので久し振りの活動です。制作部ではグッズ試作の継続だけではなく、何をどう売るかの話し合いも行われました。通常の公演やイベントの開催が困難な社会情勢の持続を想定して、細かいグッズを個別に売り込む方法よりもまとめて販売するパッケージ作成の方がいいのではないか?グッズの名称に関しても何か興味を引くようなネーミングが必要ではないか?などと一歩踏み込んで話し合いました。グッズ名称については様々な案を考えて来ようという宿題になりました。ちょっとひねった案やセンスのある案などが集まることに期待です。

午後の稽古ではセリフを覚えるという行為を正しく身に付けるためのワークショップを行いました。短時間で短い脚本を覚えて動きも交えて(もちろん脚本を見ないで)演じるというセッションです。これだけ聞くと「短時間で覚えるなんて無理―!」と諦めてしまう参加者がいそうですが、脚本の何に着目するかで、まるっきり成果が変わります。自分のセリフだけに注目している人はなかなかセリフが出てこないという傾向があります。そこで、少し視点を変えて脚本を見ることでそんなジレンマからの脱却を図りました。最初は「いきなり脚本を手放すなんて心配」と恐れていた参加者も、いざこの手法で脚本を手放してみると「あれ?できたね」と信じられないような表情をしていました。「この方が楽しい」「〇〇さんがこっちに向かって言ってくれたので言えた」など、大切なことのヒントを得ることができたセッションでした。

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ワークショップの具体的内容は企業秘密ということでここでは紹介できませんが、セリフを覚えられないという悩みを持つ人にはかなり効果がある内容だったはずです。もちろん、すでにこの方法を実践している人の方が多いかもしれません。ただ、なかなかこういった内容を基礎から教えてもらう機会がないのもこの世界の特徴です。「できているもの」「当たり前のこと」と思われがちな部分に着目して、改めて深く考えてみることでより良い演技につながる可能性があります。

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2月4日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 04.2021 稽古レポート
先週から始まった2週連続企画「バリバリエチュード」はいよいよ発表編に突入しました。ランダムで組んだコンビがランダムで出されたお題を3分以上5分以内の即興芝居に仕上げるというこの企画。コンビやお題決めの第1週の様子と、この日迎えた発表の様子それぞれ、YouTubeのてあとるみのりチャンネルに動画公開されています!動画をご覧いただければ私たちがどんな雰囲気でどんなことに取り組んでいるのかが一目瞭然です。ついでにチャンネル登録していただければ、今後も気まぐれにアップされる動画を見逃さずにお楽しみいただけますので、ぜひよろしくお願いいたします。



いきなりの宣伝から始まりました今週のブログ。午後は「バリバリエチュード」の収録に向けた各コンビの打ち合わせと直前練習から始まり、本番の撮影、各コンビの振り返りが行われました。出演予定だったイベント公演の機会がなくなってしまったこともあり、団員たちは今回の企画には水を得た魚のように明るく元気に取り組んでいました。何よりも相手としっかり演技について話し合い、振り返り、それぞれが楽しかった、難しかった、もっとこうすれば、あそこがよかった、面白かったなどと、自然と振り返ることができたのが大きな収穫です。今回は特別な企画で短期集中かつランダム要素満載だったことから自然とこういった凝集性が高まりました。ただ、この雰囲気や周囲との関わりを通常の脚本を用いた稽古でも作り出すことが、より良い雰囲気の芝居作りにつながるということでもあります。前回公演「WALK ON 2WAY」では4名のユニットごとの公演を行いました。その際に足りなかった部分は演技とお芝居を共に創って行くという仲間同士の関わりでした。団員たちは今回のエチュード企画でその足りなかった感覚とその感覚がとても楽しいものであることを理解できたのではないでしょうか。

午前中の制作部は引き続き改良型グッズの試作を行いました。それぞれが自分が作るべきものに向き合い、黙々と個人作業を続けました。このところ集中して改良作業を行っているため、途中から作業に参加するのが難しい状況になってきました。全体の進捗から取り残されないように、制作部の参加者は必死に取り組んでいます。

現在は夜間と休日の活動を休止しているので、なかなか目立った情報の発信ができていませんが、このように通常活動の中で皆様に何かをお届けできるように工夫をしながら、元気に活動しています!次の企画をお楽しみに!

1月28日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 28.2021 稽古レポート
「#演劇的な一日 in 大塚2021」における公演部門も中止となり、次年度の具体的な公演計画も未定な状況で、イベント公演に出演予定だった劇団員にとっては目標を見失いつつある日々が続いています。しかし、このまま何となく過ごすのはもったいない!ということで、1月28日から新企画に取り組み始めました。その第一弾として、2週連続企画「バリバリエチュード」をお届けします。

詳細は以下の動画をご視聴いただければわかりやすいのですが、ランダムに組み合わされたコンビが、これまたランダムに与えられたお題に基づいた即興のショートストーリーを考え、発表するというものです。この様子を稽古場内で完結させるのではなく、てあとるみのりチャンネルにて動画配信します。つまりお客様の目に触れることを想定したこだわりを持って演じなければならないわけです。今週はコンビとお題を決めて打ち合わせを行うところまでを収録、作品の発表は次週の活動時に収録することになっています。果たして誰が誰と組んだのか?コンビの顔ぶれだけでどうなってしまうのか期待や不安がよぎりますので、まずは今週のコンビ結成編動画をお楽しみください!



さて、午前中の制作部では紹介した午後の稽古のような派手さはないものの、各自がグッズの改良品試作に集中して取り組んでいました。先々週ぐらいまでは作業品質にばらつきがありましたが、今週はそれぞれが慣れて来たのか腕を上げたのか、特に品質の差が出ることもなく各々が自分のミッションをこなしていました。

バリバリエチュード収録中には外の雨が雪に変わっていました。まだまだ寒い冬の真っただ中ではありますが、団員一同体調管理と感染症対策により一層注意を払って、少しでも皆さんに元気な姿をお届けできるように頑張ります!

1月21日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 21.2021 稽古レポート
1月21日(木)も日中の「ハートランドみのり」の活動時間に合わせた内容で制作部と午後の稽古を実施しています。いずれの時間も備品の共有、お互いの距離に気を付けての活動でした。

制作部では先週まで実施していたグッズの改良案の試作品作りを継続して実施しています。独りで黙々と行える作業であれば特に気を付ける必要もないのですが、複数人が集まった状態での作業には気を使います。席が離れていても、ついついハサミやノリといった道具の共有が発生してしまいそうになるからです。それだけではなく、細かい調整や作業方法を教えようとするばかり、誰かが持っていたグッズの作りかけを一緒になって支えたり、奪い取るように持ってしまうことにも気を付けなければなりません。今までは当たり前のように、むしろ善意として行っていたことがこの社会情勢では一番気を付けなければいけないことになりました。ついうっかりな一瞬が、場合によると大変な結果を招く恐れがあるという自覚を、全員が等しく持つことが重要です。作業の精度はもちろん、今はそんなことまで考えなければ一緒に活動ができません。うっかりな出来事があれば、すぐに全員で振り返り、再発を徹底して防いでいくよう、常に緊張感をもって活動しています。

午後の稽古も「ソーシャルディスタンス」「近すぎるよ」「真ん中に入れば(空間を)広く使えるよ」などと、お互いの距離を強く意識した活動になりました。この日は3人一組を作ってのパントマイムエチュード、大まかな設定と必ずこのセリフを挿入するという課題を短時間で打ち合わせて3分間の即興芝居として表現するワークショップを行いました。特に、指定されたセリフを挿入するという条件は大きな学びになりました。

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セリフの課題は全員に用意されているので、自分の課題セリフを言ったからOKというわけではなく、同じチームのほかの演者の指定されたセリフをいかにして引き出すかを考えながら即興芝居を続けなければいけません。実はこれは通常の脚本のセリフをやり取りする際と同じことなのです。自分のセリフだけ順番通りに覚えて再生するのではなく、自分が何を言って何をすることで相手の言うべきセリフをスムーズに引き出せるのかを考えてこそ、複数人の演技が成立するのです。つまり、相手に何を言わせるためにどう振舞うのかを考えながら演じることが大切なのです。てあとるみのりの稽古場では自分のセリフを覚えるのではなく相手のセリフを覚えれば、自分の言うべきセリフは自然と出てくるはずという助言が授けられることがあります。まさにこの日のワークショップはその神髄を語っていた気がします。参加者はかなり深い理解と体験を得ることができたようでした。

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本日の活動はこのように、少々地味ではありますが平穏無事に終了しました。今のところ来年度の活動予定は全く見通しが立っていませんが、毎週の活動で地道に基礎的な力をつけている劇団員は一歩ずつ成長しています。どのような形式であれ、その成果をお見せできる日が訪れることを疑うことなく取り組んでいます。この日集まった劇団員の言動はとても前向きで明るいものでした。今だからこそ舞台に臨む姿勢が問われるのです。この状況に正しく向き合えない者はたとえ平穏な日常であっても舞台に向き合うことができない者ということなのです。

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