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12月26日の「UNKNOWN」です。

Posted by theatreminori on 26.2019 稽古レポート
来年2月8日(土)に開催される「#演劇的な一日in大塚2020」のチラシが完成したとの連絡が運営側からありました。早速本日午前中の制作部内で団員が受け取りに行ってきました。実際に手に取ってみると鮮やかで温かみのある色彩が印象的でした。「前回は青系だったからなのか、当日ものすごく寒かったけど、今回この色ならいい天気になって暖かいのでは?」と勝手な予想まで出ていました。

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ちなみに、てあとるみのりが登場するのは2月8日(土)12時45分から13時30分まで。会場は南大塚ホールです。いよいよそこで「UNKNOWN」の一部が明らかになります。「#演劇的な一日」は入場無料、入退場自由な地域演劇イベントです。ぜひお気軽にご来場ください!

午後の稽古では一日遅れのクリスマスプレゼントとでも言いましょうか、ついに「UNKNOWN」の脚本が配布されました。同時に物語のテーマや登場人物の相関図解説などが演出から行われました。それらを踏まえて各自で黙読。真剣な雰囲気の中時々笑い声や「おお~こいつ、いいやつだ」「このシーンはあれじゃないか!」といった大きな独り言が飛び交っていました。

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ある程度の黙読が終わった時点で、演出から配役案が提示されました。今回はその案に従って実際に読み合わせてみることにしました。動きの面でよくわからないところがあるのは初見なので仕方ないとして、それぞれの役の特徴や目指している方向性などを読みながらすり合わせていきました。最初は若々しく演じてみたら、実はもう少しベテラン風の役だったことに気付いたり、何かのパロディなのにその元ネタに全く気付いていない人がいたり、何点かの修正が必要な個所を発見することができました。

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読み終わった後にはそういった指摘点の振り返りと合わせて、配役案から正式な配役の伝達と、演じていく上でそれぞれのキャラクターに求められる役割、演じ方のコツなどが演出から授けられました。まだまだ手応えがあるのかないのかわからない、初めて触れる世界です。しかし、役者はそれぞれ楽しみながらのびのびと演じていました。萎縮せず自分を表現していくことができていたということは、公演まで付き合うことになる脚本との相性は上々のように感じます。

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いよいよ本格的に物語の舞台化に突入した「UNKNOWN」。お客様にこの作品のテーマがしっかりと届けられるように、来年最初の活動までに、役者たちは各自が学習や準備を重ねてくることでしょう。ということで、本日で年内最後の活動は終了です。新年最初の活動は1月9日(木)を予定しています。今年もお世話になりました。また来年もよろしくお願いいたします!

12月19日の「UNKNOWN」です。

Posted by theatreminori on 19.2019 稽古レポート
今年も残すところあと2週間!気が付いたらすっかり年末モードです。2月8日(土)に参加する地域イベント「#演劇的な一日」までの残り時間もあとわずかになってきました。そんな12月19日(木)の様子をお届けします。



制作部は第23回公演に向けてのグッズ作りを行っています。一応写真にはモザイクをかけましたが、第22回公演のグッズラインナップをご存知の方には、正体がばれてしまいそうです。ある程度作り方のコツを知っている商品だけに、さらに良い出来にしよう、個々は失敗しないように気を付けようという意識を持って取り組んでいます。それでもピリピリした空気ではなく、時に雑談を交えながら進行していました。「若い者には負けないぞ」と決意表明する団員もいました(と表記すると年齢的に上の団員だということがわかってしまいますね)。もちろんこれから新作グッズを開発しますので、そちらの情報もお楽しみにお待ちください。

午後の稽古ではまず、「#演劇的な一日」に関する申し送りと、運営ボランティア要員の募集に関するお知らせなどが行われました。地域イベントは運営にも極力関わってこそのイベントです。地元の団体として、上演だけして後はよろしくというわけにはいきません。「そういう作業大好きなので昼も夜もやりたいです」と積極的に申し出る団員もいました。とは言え、我々の上演直前の作業もあるので、人選で全体のコンディションも調整していかなければいけません。

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その後は「UNKNOWN」の前半パートの読み合わせを行いました。これまでの読み合わせより登場してくる人物も増え、物語の全体像が見えてきたこともあり、初見での読み合わせながらもにぎやかなセッションが展開されていました。演出からも「なるほど、そういうのもありなのか」という声が上がっていました。想定していたイメージを覆し、より面白くする可能性が存在していたようです。

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印象的だったのは舞台上でのセリフ以外の動きです。セリフやト書きに指示されているのであれば、それを実行するのは当然ですが、ただ漠然と「盛り上がる」「ざわつく」と書かれている箇所を複数の出演者でどうやってひとつに形にするのかという、その場での即興力と調和が求められます。これが上手くお互いを生かし合うような匙加減にまとまっているセッションが多かった気がします。この辺りは何年かお互いの演技を肌で感じている間柄ならではのことでしょうか。

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またこの日渡された脚本の最後には、今回の物語のテーマやそれに関連する用語の簡単なクイズが添えられていました。世界観や用語とそれらを取り巻く実状はすでにプレゼンされているので、そういった作品を演じるにあたって、根底に横たわる社会情勢や世界観を身に付けておくのはとても大切なことなのです。興味をもって少し自分で調べればすぐにわかるような問題でしたが、全ての問題に自信を持って答えられた団員はいませんでした。役作り、脚本の世界観の理解の第一歩として、正しい答えは各自が調べておくことになりました。すでに作品を仕上げていくための取り組みは始まっているのです。

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次週は年内最終稽古になります。「UNKNOWN」の正体がいよいよ明らかになりそうです!

12月12日の「UNKNOWN」です。

Posted by theatreminori on 12.2019 稽古レポート
12月12日(木)の午前中の制作部は、第23回公演「UNKNOWN」へ向けたグッズ案や販売目標の話し合いが中心でした。物語の全貌がわかっていないので、内容に特化したグッズは後回しにして定番になりそうなグッズのラインナップ、品質の改善案などを具体的に検討しています。

午後の稽古では先日総監督と制作が参加してきたイベントの説明会報告、2月に控えている「#演劇的な一日in大塚2020」の概要と週末の打ち合わせで決まるであろう内容の申し送りがありました。その後は、すでに公開されているキービジュアルを基に、現在脚本執筆中の「UNKNOWN」の世界観や、表現する側が身に付けておくべき知識について説明が行われました。

その後は物語の冒頭シーンを役を入れ替えながら読み合わせました。冒頭ということは物語の導入部分です。そこでお客様にわかりやすく、物語の背景であったり、登場してくる言葉の意味などを伝えなければいけませんので、そのシーンを任される役者や登場人物は責任重大です。そういった大役を全うできるか?ニュアンスを自然に演技を通して伝えられそうか?といった適性を見極めるための読み合わせでもありました。



役者たちは「面白そうな役ですね」「普段はやらないだろうから今やっておこう」といったそれぞれの興味で読み合わせに挑んでいました。読み合わせと言っても、簡単な動きの演技も入っています。時々熱演の余り脚本のどこを読んでいたのかわからなくなる人がいたり、よく読むとまだ待たねばいけないのに行動を起こしてしまったりする人もいました。とは言え、初めて目にした脚本をそれぞれ自由なスタンスで演じているので、全く問題ありません。むしろのびのびと、思い切った演技を見せてくれる方が収穫も大きくなるようでした。

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この日の稽古で、役者たちも「UNKNOWN」の世界に初めて触れたわけです。そしてこの日の読み合わせが脚本の進化に反映されていくことになります。まさしく、物語が始まったという感じです。果たしてどんな物語の結末を迎えるのか?それは2020年2月20日(木)~24日(月)の第23回公演で明らかになります。今は誰も「UNKNOWN」です。

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12月5日までのてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 05.2019 稽古レポート
11月の終わりから12月に入って最初の週は、てあとるみのりにとっては忙しい週でした。

まずは11月30日(土)に「第24回こころまつり」のステージに参加して、会場のお子様やご家族と共に演劇と踊りを楽しみました。

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そして12月3日(火)にはある大学の講義にお呼ばれして、演劇と精神保健保健福祉についての関連性と、実際に参加してみて得られた実感などを学生に伝えました。



12月4日(水)には地域生活支援センターこかげの企画で「演劇ワークショップ」を開催しました。身近な存在である演劇について、参加者と共に体験しました。

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いずれの活動にも総監督と制作だけではなく、一緒に活動している劇団員も参加しています。地域の中で活動している実感と、これまでの取り組みの成果に対する手応えが得られる、とてもありがたいお誘いの数々でした。

さて、そんな流れで迎えた12月5日(木)の活動は、公演後恒例の床磨きが中心でした。普段の制作部と稽古で使用しているフロアの床をとにかくきれいにするという儀式です。稽古で激しく動き回ると、床にはいつのまにか靴底の痕、何かがこすれたような汚れが付着しているのです。それらを日ごろ稽古で利用させてもらっている感謝を込めてきれいに落とします。

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さらに、稽古以外でもたくさん使っている椅子もきれいに磨き上げます。普段から床掃除は行っても椅子まできれいに拭くことはしませんので、かなり汚れが落ちました。

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床掃除は午前中と午後に分けて行いました。すべての活動が掃除だったわけではなく、第22回公演「TRIGGER REMAKE」の収支報告、次回公演でのグッズ構想、来年度の活動計画などの話し合いの他に、第23回公演を想定した短い脚本の読み合わせを行っています。

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今日の読み合わせは座ったままスタートしたのですが、徐々に演技が乗ってきた役者は勝手に立ち上がって、さらに中央に歩み出て演じるようになりました。その勢いやなりきり度合いは素晴らしかったのですが、どういうわけか他人のセリフを強奪して自分のセリフのように演じてしまう場面もあり、周囲は大笑いと総突込みでした。気持ちが入るのは結構ですが、同時に冷静な自分も持ち合わせてもらいたいものです。

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さて、そんなこんなで、新しいステージ向けて着々と動き始めている我々です。次のステージは2020年2月8日(土)「#演劇的な一日in大塚2020」での「UNKNOWN」の特別先行公開の予定です。こちらは入場無料の大変お得な企画です。上演時刻詳細は決定次第お知らせいたしますので、どうぞご期待ください。そしてその先に控える第23回公演「UNKNOWN」もどうぞお楽しみに!

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