早いもので9月の活動もこの日が最後。9月29日(木)のダイジェストをお届けします。
10時からの制作部では、恒例のラジオ体操から始まり、今月末の某学園祭で販売するグッズの案を審議し、必要な材料を買ってくるという活動の流れでした。また、参加予定の某イベントのエントリー用紙を提出するという動きもありました。いつもは総監督が書類を作ってエントリーしてくれているところを、今回は希望者が担当を務め、書類の作成から提出まで責任を持って実行しています。団体としてまだまだ成長できるということです。
また、14日に行われた「みのりで文化祭」でお客様にたくさん書き込んでもらったお絵描きコーナーの用紙を片付けました。約2週間、名残惜しくて飾ったままにしていましたが、いよいよ見納めです。「また来年もやりたいですね」という意見が満場一致でした。
12時からのお昼休みを挟んで13時からの稽古時間です。まず、エントリーする予定のイベントで披露する作品内容についての会議です。先週の段階で全員がアイディアを考えてくることになっていましたので、次々と手が挙がって物語の案やコンセプトの発表がありました。そのうえでどれかの案を主軸に考えようということになって多数決に突入。ひとつの案が選ばれました。それに続いて、その作品とイベントテーマとの関連について話し合いが行われました。意見は出るのですが何となく的を射ていないというか、テーマというよりやりたいことに偏っている印象でした。シンプルに考えようということになり「みんなでやるから楽しい」という本質的な概念にたどり着きました。さあ、ここからどんな作品になるのか楽しみです。

その後は先週使用した脚本を使っての読み合わせ練習です。今回は客席を意識して動きも混ぜることになりました。場には存在するがセリフがない役にも挑戦しました。これがなかなか難しかったようで「どう動いていればいいのか難しい」「セリフがないから楽というわけではない」「結構疲れた」という感想が聞かれました。セリフがなくてもその場にいるということは、しゃべる人以上に周囲の言っていること、やっていることに集中し、しっかりと受け止めて反応を表現しなければいけないので、高い集中力が必要です。表現としても意味のある言葉がない分、どうやって出せば見る者に伝わるかも強く意識しなければいけません。

実はこれはセリフがあっても同じ意識で臨まねばいけないことです。ついつい言葉の意味に頼って、これを言えば感情が伝わると思い込んでしまうことがあります。そのため表現が不足していたり、方向性がマッチしていないという現象が起こるのです。今回のセリフのない役を通して、演技で大切な基本を実感できたようです。今後の演技にしっかりと生かせるといいですね。
来週の午後は某学園祭で販売するグッズの製造を行います。演技の稽古はありませんが、楽しんで活動できるように心がけ、次の活動につなげていきます。
すっかり空気が涼しく感じられるようになった9月22日(木)。10時から12時の制作部と13時から16時までの稽古がいつも通りに実施されました。
この日の制作部は①道具とグッズの整理②道具の買い出し③みのりで文化祭お礼メッセージ作りの3つのテーマに取り組みました。道具と作られたグッズなどが収納されている箱があるのですが、イベント前の駆け込み作業のせいもあって、中身が混とんとしていました。この箱に入れる必要性が全くない衣装や小道具まで混在している状態です。一度箱の中身をすべて出して、用途に応じて分類、再収納しました。もちろん不要なものは処分。痛んでいた箱も新しいものに入れ替えました。

並行して買い出し班は針と糸を購入しに出かけています。100円均一の店での購入が多かったのですが、「せっかくだから少しいいものを」という意見が多く、裁縫、洋裁、手芸系の商品を専門に扱う店で購入しました。「ついに我々もお高い糸が買えるようになった…!」と半分冗談半分本気で感動する声も聞かれました。

そして、みのりで文化祭へご来場くださった方々向けのお礼寄せ書き作り。団員にとっては、この作業が一番頭を悩まされたようで、どんな言葉を書こうか下書きにかなりの時間を割いていました。運営側全員のメッセージが集まり次第、画像データにした寄せ書きをSNSで公開します。お楽しみに。
午後の稽古は、まずは次に参加予定のイベントで上演する作品内容についての話し合いを行っています。とは言ったものの、先週の段階で次週までに考えてこようということになっていた宿題をほとんどの団員がやっていなかったため話し合いは頓挫してしまいました。総監督からは「考えいない人たちがこの時間だけ集まって話し合っても話がまとまるはずはない」というごもっともな指摘があり、もう一度どのような観点でアイディアを考えてくればいいのかというレクチャーの末、次週はそれぞれのアイディアを確実に出し合うことにしようということでまとまりました。
その後は短い脚本の読み合わせを行いました。5人登場するシーンでしたので、5名のユニットを2つ作り、同時に練習しています。1周目はセリフが相手の組と重なってしまう箇所があり、少々やりにくさもありましたが、それぞれのユニットで読み終えた後に振り返ったり改善点を共有する時間があったことで、2周目以降は読み始めるタイミングも、演技の間、所要時間にも差が生じ、セリフがかぶってしまう現象はありませんでした。役者も自分たちの演技に集中していたので、相手のユニットの演技がそれほど気にならなかったようです。

短時間の読み合わせではありましたが、それぞれが意見を出し合い、より面白くするため、最初のイメージに縛られ過ぎないようにするために演じ方を工夫し、全体の雰囲気を変化させていました。明確な演出がつかない状況の中でも、自分たちで演技を進化させていくことが出来ました。このような取り組みを長編の脚本になった時にもできると、稽古と演技の質が向上するはずです。その感覚をものにするため、次週も同じ脚本で違ったキャストの組み合わせで稽古を行う予定です。

もうすぐ10月。早いものです。表に出ない部分でも色々と動いています。
9月14日(水)に開催されました「みのりで文化祭」には多くのお客様が足をお運びくださいました。この場を借りて感謝を申し上げます。制作部が心を込めて製造した新作グッズの数々も大変ご好評をいただき、感謝の言葉が尽きません。何よりも、ここ数年間、劇場でも実現できずにいたお客様との交流、Face to Faceでの語り合いや笑顔でのあいさつが、マスクや非接触といった配慮はありつつも実現できたことが最大の喜びです。久し振りのお客様にたくさん会えることができ、劇団員一同感動と喜びで胸がいっぱいです。
さて、そんなイベントの盛り上がりが冷めやらぬ9月15日(木)。午前中は文化祭の後片付けからスタートです。装飾で使用された風船ジョッピーもすべて撤去され、引き取り手がいない風船は…バンバンと割られて処分されていきました。様々にアレンジされて室内の家具配置も元通りになり、あっという間にいつものハートランドみのりに戻ってしまいました。劇場での公演もうそうですが、寂しさを感じる間もなく原状復帰でした。

その後は文化祭の反省会です。たくさんの良かったこと、楽しかったことがありましたが、だからこそそのままで終わってしまうわけにはいきません。「運営の人員配置が甘かった」「スタッフとしての動きができていなかった気がする」など、自分たちが主催者としてお客様をおもてなしするんだという意識から出てくる反省の言葉も、しっかりと共有されました。そして「もし来年第2回があるなら、改善したい」「第2回をやりたい」という決意も、そこには垣間見えました。
13時からの稽古時間もまずは文化祭の振り返りから始まりました(午後から参加の団員が数名いるので)。ここでも「楽しかった」という前提で「もっとしっかりできたんじゃないか」「即興芝居はまだまだやりようがあった」という反省点があがっていました。誰一人として舞い上がっている団員はいませんでした。
その後は次の演劇イベント参加に向けて作品の内容や、どのような陣容で臨むかの会議を行いました。ご存知のように、2023年3月には第26回公演という大きな興行が控えています。その前にどのような活動をどのような規模で行うのかはとても重要な議題です。特に誰が主体性をもって臨むのかの、企画の推進力に関わる部分が確認されています。従来の総監督に全部お任せ路線からの脱却に挑戦しようとしているのです。果たしてどうなることやら?いずれその結論をお知らせできるはずです。

最後の1時間はウォームアップで体を動かした後に、4人でチームを組み、リーダーの動きに追従するゲームを行いました。相手チームは誰がリーダーなのかを見破るというルールです。最初のうちは完全に動きが合わずにすぐに誰がリーダーなのかがわかってしまいました。しかし、次第に同調性を高めるための工夫を行うようになり、3回戦、4回戦目では見破られない数の方が多くなってきました。

自分の間合いだけで動いてしまっては相手との呼吸や演技が合わなくなってしまうという点で、この同調性ゲームは演技の訓練にも応用できるはずです。合わせよう、合わせやすいようにしよう、視線をなるべく自然にしよう、動きは堂々としようなど、役者たちには様々な意識の収穫があったようです。よい時間でした。
来週14日(水)はいよいよ「みのりで文化祭」が開催されます。午前中の制作部は運営の最終確認と販売するグッズのラッピングなどに大忙しでした。作業を進めていくと「あれ?○○ってどうなってたっけ?」という素朴な疑問というか、うっかり見落としていたことが複数出てきました。「ここで気付いてよかった…」とほっとしつつ、他にも抜けていることがないかを確認しながら対処しています。

今回販売予定のグッズは缶バッジ(新デザイン)、コースター(新商品)、ジョッピーチャーム(新商品)、刺繡ゴム飾り(新商品)、マンガ(再販)です。どれもてあとるみのりオリジナルの商品ばかり。価格も最高で500円というお買い得設定です。ぜひ、14日は「みのりで文化祭」にご来場ください。
実はこの文化祭、パフォーマンスエリアというステージ発表のような空間も用意されており、そこでてあとるみのりの劇団員が16時、19時の2回(各30分間)、即興劇に挑戦します。入場も観劇も無料ですので、これをお目当てにおいでいただいても結構です。午後の稽古ではそのリハーサルを行いました。

即興ですのでお題は当日誰も知らないものが飛び出します。リハーサルでは司会進行の段取り確認を中心にしつつ、即興の練習も行っています。いつもは総監督が司会進行を行っていますが、今回は団員が自分たちで担当します。もちろんスムーズにいかずに、あとから「何であんなことをねじ込んでしまったのだろうか」と反省する仕切りもありました。とは言え、これも貴重な経験。楽しみつつチャレンジする姿をお客様に楽しんでいただきたい一心で練習に励みました。

即興芝居についてはここ数週間練習を重ねただけあって、どんなお題が来てもすぐに対処できるような力が付きました。必死になってやっているというよりは、楽しんでやっているのが伝わってくるようになりました。この成長した姿、脚本がないがゆえにのびのびと演じている団員の姿をぜひその目に焼き付けてください!
「みのりで文化祭」の詳細は→
こちら

来たる9月14日(水)。活動拠点になっているハートランドみのりを会場に、てあとるみのり制作部が主催する「みのりで文化祭」が開催されます!
このイベントにはてあとるみのり制作部はもちろん、ハートランドみのりで活動している複数のグループも出展し、普段どんな活動を行っているのかを体験できる仕様になっています。5か所のブースを回ってキーワードを集めると、素敵な景品がプレゼントされるというお楽しみ要素もあります。さらに、会場中央のパフォーマンスエリアでは、より活動の面白さを体感できる出し物も用意されています。詳細に関しましてはパンフレット画像をご参照ください。
会場への入場は無料です。20時まで開催しておりますので、お仕事帰りにでもお気軽にお立ち寄りいただけます。是非会場に足をお運びいただき、この日のために準備した制作部の働きぶりをご覧下さい。もちろん、春から文化祭を目指して製造したオリジナルグッズの展示即売も行っていますので、そちらもぜひよろしくお願いいたします!
<日程>
2022年9月14日(水)14時~20時
<会場>
ハートランドみのり(東池袋2-18-7 恵安ビル2階)⇒
MAP※入場無料
<参加グループ>
みのりで旅気分
レクリエーションクラブ
NAN NAN Time
みのり新聞社
TOT(Tachibana Othello Time)
パズルアートアワー
茶道
てあとるみのり
てあとるみのり制作部
(順不同)
<主催>
てあとるみのり制作部