てあとるみのり第11回公演
「チイサナソラ」2013年10月11日(金)~13日(日)
北池袋 新生館シアターにて
脚本・演出/椙田佳生
出演/池見公元、歩深、田中聡、らっこ、岩崎和巳、川口和恵、
吉川真人、衣笠晃貴、峠佳志、藤川万里、てあとる46
舞台装置・照明/松本亨平(芝居屋-万-)
11日(金)19時開演
12日(土)13時開演 18時開演
13日(日)13時開演 18時開演
チケットのご予約・ご購入は…
こちらから予告動画00予告動画01
いよいよ本番が間近になってきました。稽古の時には新生館シアターさんの写真を掲示して、全員のモチベーションを高めています!その隣に掲示されているのは東京ボランティア・市民活動センター様のホームページ掲載していただいている公演の宣伝ページ。こちらも感謝と共に、やる気を高めるためのアイテムです。

9月26日の稽古では通し稽古が行われました。先週からの流れの中で、どのようなパフォーマンスが飛び出すか楽しみにしていましたが…ちょっと、いいや、かなり空回り感が強く、最後まで到達できずに終了しました。どうしても稽古しているとこんな回があります。どうにも修正できない悪循環への陥りです。順調に見えたその先に落とし穴が待っている。まるで人生のようですね。まさに人生そのものを凝縮抽出した物語「チイサナソラ」の稽古にふさわしい教訓でした。


写真の中の役者の表情もどことなく不安気と申しますか、先週のすがすがしさはない、何かに怯えているような雰囲気です。まさにそれが体現された稽古。「これが本番でなくてよかった」というのが全員の認識です。それは同時にお客様に優れたパフォーマンスを提供することの宣誓でもあります。もちろん、そのために必要な修正は演出の手によって施されました。こんな作業ができるのもあと1回の稽古だけ。流れを見極めながらの仕上げと仕分けです。
さらにはつらつとした稽古の詳細をご覧になりたい方は、この日の
T.M.Evolutionの様子をご参照ください。稽古画像も10枚以上掲載されていますよ!
また、
てあとるみのりフェイスブックページでは、最新の活動情報、稽古動画、公演お得情報などを日々更新しておりますので、こちらもご活用ください!FBユーザーの方は是非、「いいね!」で、情報共有してください!
そして、まだまだチケット残券に余裕があります!ぜひご来場ください!あなたの「まあ、こんなものだろう」という先入観を必ず裏切って見せます!損はさせません!よろしくお願いします!
どうも。代役で飛び跳ねまわっていたら足腰肩が痛むSugiです。いよいよ稽古も残り3回です。制作部関連の準備は稽古日以外にも進められるので、時間的にはある程度計算通りなのですが、役者が揃って(全員ではないですけれど)の稽古は限られた時間しか与えられていません。この感覚は言うなれば大人の芝居作り。各自が先週指摘された課題はもちろん、自分で感じた改善点を責任を持って改めた上で稽古場に集まる。最初からその構造に変わりはないのですが、残りの稽古日数が少なくなると、その重みをより強く感じるようになります。
制作部はすでに細部に分かれての作業です。宣伝美術スタッフから挙がってきたパンフレットデザインと内容を確認し、切り出しまで試作。グッズへのパーツ装着。小道具作り。音響作りなど、すでに制作の枠を越えているようなものもありますが、限られた時間を有効に使って、舞台全体、公演全体の品質向上に取り組んでいました。
午後は通し稽古を行っています。このような日程の中の貴重な通し稽古。緊張してガタガタになるのではという定番的展開の予想に反して、全体として一体感がありました。実際にはミスが多発する、満足のいく内容ではないというのが現実です。それでも、物語の雰囲気を作り出す重要な要素のひとつ、仲間との交流が、少なからずその片鱗を形作っていたようです。その思いの連鎖は難関だったパフォーマンスパートにも良い影響を与え、純粋に心に届くような、暑苦しくないアツさ、言い換えれば心温まるような感触を残していました。
それでも、先述したとおり、ミスばかりだったことは事実として受け入れなければいけません。セリフが抜ける、止まる、異なったことを発するなど、この物語の味を損なうミスばかり。これではこの物語の魅力は半減です。一つひとつの言葉の関連性、相互作用を生かすために、もう一度細かい部分まで言葉の意味・つながりを見直すことが、全ての役者に求められました。もちろん、フィーリングで柔軟に発することが可能な言葉もあります。しかし、物語の本質を彩るうえで、はずせない言葉が幾重にも折り重なっているのが、この作品です。点を線につなぐような作業を、お客様が自然に受容した時、真の感動を残すことができるのです。今回の稽古を見る限りでは、ひとりとしてその基本的姿勢を頭では理解していても、実践できていませんでした。つまり、脚本を読み込むという作業・ミッションが、(自分の)セリフを覚えるためだけの形式的努力にしかなっていないということです。
稽古回数が少ない中で今さらこんな原点回帰を促すような課題に直面した役者たち。しかし、悲観することはないのです。「脚本を読む」という取り組みは、稽古時間以外に行うもの。制作部の取り組み同様、時間はまだあります。各自がしっかりと課題を持ち帰り、消化し、昇華させる。その成果を次の稽古に持ち寄ることで、乗り越えられる課題です。この瞬間から己との闘いです。
なお、稽古には照明を担当していただいている
芝居屋-万-のスタッフが1名、見学に来訪。具体的なイメージを目に焼き付けていただきました。盛り上げてくださりそうです!

役者の演技だけではなく、カメラアングルも気合が入っています。

恒例の円陣を組んでの気合い入れ。
実は稽古の最後にも行っています。
それぞれが次の稽古まで闘い抜き、また一緒に笑い合えるように。
…それにしても、意外にもすがすがしい表情。
課題はあったが、手応えも大きかった通し稽古だったようです。
ある意味、道が示されたような感じで。
どうも。挨拶のネタが思い付かない総監督のSugiです。今週はスピードを重視しつつ簡潔にお届けします。
午前中の制作部はグッズ製造の締切日だったこともあり、同時進行でいくつかの作業が行われていました。てあとるみのり公演の名物になりつつある、団員の手作りグッズ。今回の公演でも数点のアイテムを取り揃えています。アイディアから製造まで、紆余曲折や試行錯誤を積み重ねながら、団員それそれが力を注いだアイテムばかりです。会場で是非お手に取ってみてください。9月13日(金)までのチケットお申込みでは、早期購入特典の手作りグッズもおまけで付いてきますよ!じゃあ、いつ頼むのか?今でしょう!→
申し込みフォーム
販売予定のグッズ製造中の一コマ。
こうして見るとちょっと不気味ですが、細かい作業です。
午後の稽古開始前には、あと1カ月で本番となったことにちなんで、ここまでの取り組み、これから成すべきことの振り返りと目標再確認を行っています。最初に今回の「チイサナソラ」の企画があがったときの向上心、胸のときめきを思い出すためです。そんな真面目で暑苦しそうな話でしたが、団員たちの間には何とも言えない落ち着きの様な、何らかの手応えを感じているような雰囲気がありました。初心を忘れないために掲示された新生館シアターの会場写真に、団員たちの視線は釘づけでした。1カ月後に立つ場所、たどり着くべき場所。それは己自身が仲間とともに出来得る限りの努力を積み重ねた先の結果。それでしかないのです。もちろん全員納得でした。

真面目な話でしたが、笑顔も多く見られました。

鏡を使ってフォーム、位置関係のチェック。
今回の稽古では物語の重要な要素を担っているバンドパフォーマンスを重点的に鍛えています。当初は通し稽古も予定されていましたが、演出要素の根幹部分の強化が急務だったので、入念に行いました。続けてパフォーマンスを行った役者たちは汗びっしょり。団扇係が頻繁に出動していました。できている部分、できていない部分、取り組むべき部分など、様々な指示が演出から提示されています。後は各自がそのイメージをしっかりと形にしてくることです。すでに独自に様々な媒体で資料を目にして「あそこでこんなことを言ってたんだよ!」「最後なんかすごいんだよ!」と、魂が奮い立つようなライブパフォーマンスについてアツく語る団員の姿もありました。ひとりひとりの積み重ねが集まることで、やっとひとつの作品、ひとつの舞台が出来上がるわけです。バラバラのようでまとまっている。それが心の励みになるのかもしれません。成し遂げられる原動力なのかもしれません。最後は仲間と笑って終わりたい…。それが団員の共通認識でした。
それでは、今週はこのあたりで。
どうも。最近「チイサナソラ」と入力したつもりが、勢い余って「小さな皿」になっていることがあるSugiです。
9月に入り、いよいよ公演まであと少しという雰囲気が強く漂ってきました。まだ1カ月もあるじゃないか…と思われるかもしれませんが、稽古は週1日しか行われないので、もうあとわずかなのです。もちろん、時間は1カ月少々残されていますので、各自が自分の役割を稽古時間外にどれだけ煮詰めてくるかが勝負です。
では、今週の活動の様子をお届けしましょう。まずは制作部。グッズ製造、パンフ作りも終盤戦。頭を使うだけではなく、実際に手を動かして作業しなければいけないので大変です。

アイロンがけの基本を練習中…ではなく、あるグッズの製造作業。

思うように進まない作業に涙する制作…というわけではありませんが、
手作りで丁寧に作ろうとしているので目や神経が疲労します。
最近はちらほらとグッズの情報や画像が公開されています。今回は企画から制作まで時間をかけて、オリジナルグッズの開発に努めてきました。会場でしか手に入らない団員の魂のかけらを、ぜひその手に!なお、9月13日までに前売券のご購入、ご予約を頂いたお客様には、会場でも販売されない限定グッズをプレゼントいたしますので、この機会にぜひ、チケットをお買い求めください!チケット申し込みフォームは→
こちら。
では午後の稽古の様子を画像でお届けしましょう。通し稽古ですが、数名の役者が欠席。代役を立てて行われています。もちろん、T.M.Evolutionからの出演者がいる時点で、昼の稽古で全員が揃うということは皆無です。これもある程度予定通りのことです。様々な立場の人間が集まっているてあとるみのりならではの活動条件ですね。

稽古開始前に自主練に励む団員。ドラム担当。

通し稽古でははつらつと。ドラム以外は代役。

バンドパフォーマンスで盛り上がるだけではなく、のんびりシーンも。

微妙な表情の変化をもっと押し出していかなければなりません。

人間と、それ以外、異なる視点で物語は進んでいきます。

終盤には生きることに失望したかのような場面も登場。
将来に悩んでいる人、夢を追いかけている人、今の自分を変えたい人、何か釈然としない日々を生きている人、新しいことを始めたい人…。「チイサナソラ」はどんな世代の方でも、どんな環境の方でも、必ず何かを持ち帰ることができる物語です。熱いライブパフォーマンスあり、重厚なドラマあり、命の重さ・生きる意味・時間の尊さ…。様々なテーマが詰まったてあとるみのり不朽の名作を、ぜひご体感ください!第3回公演の衝撃と感動を、さらに数倍に洗練してお届けすることを約束します。いや、その自信ありです。
脚本も、演技も、グッズ販売も、てあとるみのりの存在そのものが結晶のように凝縮された第11回公演「チイサナソラ」は2013年10月11日(金)~13日(日)北池袋新生館シアターにて上演です。ぜひ、ご来場ください!