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7月2日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 06.2020 稽古レポート
7月に入りました!先週まで撮影を行っていた萬ムービーフェス参加動画作品「Moving On」の編集も急ピッチで進行しています。それと共に11月に予定されている自分たちの主催公演へ向けた様々な準備も進んでいます。そんな7月最初の活動、7月2日(木)の様子を紹介します。

午前中の制作部では公演でのグッズの販売方法の検討、新作グッズの試作・製造が行われています。毎回編み物グッズを担当している我らが大女優も、これまでと違った編み方での編み物グッズ作りにチャレンジしています。方眼に編み方を設計図のように記入したものを基に、細かい作業を続けました。



制作部ではそれ以外にも新作グッズの製造開発が進行しています。毎度おなじみになっているキャラクターしおりについても「改善すべき」との内部意見も多く、今回はちょっとこれまでの製造コンセプトを改めることになりました。オリジナリティの高いデザインを生かしつつ一味違った方向性でグッズを提供できるように知恵と技術を絞っています。

午後の稽古時間も、まずは11月公演のあり方についての話し合いからスタートしました。これまでは11月の公演だからいつ頃から動き出して、いつ頃には通し稽古をやって…というパターンがありました。劇団員のほとんどはその流れに順応しています。それは「慣れ」という観点ではいいことなのですが、裏返すと「受け身」になりかねません。というよりも、この日の話し合いでその懸念は完全に的中してしましました。

自分たちがこんな社会情勢の中でどうすれば公演ができるのか?最も重要なテーマについて、ほとんどの劇団員は全く考えていませんでした。いずれ体制が整うだろう、何か新しいルールができるだろう、総監督や制作が何とかするのだろう…。そんなクリエイターとしてはあるまじき「コロナ言い訳怠け」が横行してることが、この日の話し合いで明らかになりました。自分たちがお客様を呼ぶ、という根本的な意識が欠落していたのです。これは、いわゆるハンディキャップがあるゆえに社会的に守られて生きている劇団員たちの悪い一面です。ハンディキャップがあろうが、社会的にレッテルを貼られていようが、公演を行いお客様を呼びたいのなら考えなければいけないことがたくさんあるはずです。「世の中が落ち着くまで仕方ない」ではなく、「どうやったらできるのか?」を考える必要があるのです。話し合いを通して劇団員たちの意識が改まったことには大きな意義がありました。

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後半は撮影が終了した「Moving On」の粗編集版の試写会が行われました。撮影された映像がどのように作品に仕上がっているのか?団員たちは初めて目にする作品の実態に一喜一憂しながら、画面を食い入るように眺めていました。「あのシーンがこんな風になっていたのか!」「あっという間だった」「何度見ても飽きない!」と、素直な声が上がる中、何と3回も繰り返して上映されました。もう少し調整を加えた完全版がもう間もなく「萬ムービーフェス」で公開されます。フェスの開幕は7月15日(水)です。どうぞご期待下さい!

<関連リンク>
萬ムービーフェス公式サイト

6月25日の「Moving On」です。

Posted by theatreminori on 26.2020 稽古レポート
6月25日(木)。先週に引き続き今週も萬劇場にお邪魔して「萬ムービーフェス」に参加するための動画作品「Moving On」の撮影を行いました。

先週は舞台上で演じているまさに演劇的なシーンの撮影が中心でしたが、今週はそんな舞台の裏側ともいえる楽屋での撮影がメインでした。舞台よりも密室度が高いので同時に入室、撮影できる人数を制限しながら、細かいカット割りの中で撮影しています。舞台の上では演劇っぽい演技を行えばよかったことに対して、今度は自然でありながらお芝居として劇的な表現を求められるという、舞台演技の経験しかない役者たちには難しいチャレンジでした。さらに、そこに相手がいないのにいるかのように、しかも脚本の順番通りではないセリフの流れで話しかける演技も多く求められるので、役者たちは大苦戦でした。

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この日はさらに効果音として使用する劇場のがやがや声、終演後の拍手、楽屋のモニターから聞こえる舞台上の演技の声などの録音も行いました。これらの素材は編集で加工して、動画のべ面に臨場感を与えられるようにします。実際に大勢のエキストラを入れるわけにもいかず、SE素材を使用するにもちょうどいい雰囲気の物を探すのが大変という中で、だったら自分たちで作ってしまおうという発想です。こちらは体の演技はほとんどないので、少々気楽に臨むことができました。

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2日間の撮影で何度も失敗しながらも、予定通りの進行で撮影を終えることができました。どのような演技になったかは、完成した動画が公開されましたら是非ご確認ください(これから編集作業です!)。

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完成に先駆けて「Moving On」予告編が公開されています。こちらもぜひお楽しみください!



6月18日の「Moving On」です。

Posted by theatreminori on 19.2020 稽古レポート
てあとるみのりが「萬ムービーフェス」に出展する映像作品「Moving On」の撮影が開始されました!撮影日は6月18日(木)と25日(木)の2日間。撮影場所はフェスの主催劇場でもある大塚の萬劇場です。

映像作品とは言え、内容は完全新作。久し振りに演技と物語をお届けできることに喜びを感じずにはいられません。18日の撮影ではそんな興奮と緊張感が入り混じり、団員たちに不思議な力と面白いハプニングを与えていました。



映像作品のフェスにエントリーというと、何か本格的な撮影機材を使用するのかと思われるかもしれませんが、撮影に使った機材はビデオカメラ1台とデジタルカメラ1台、三脚だけ。動画は全てビデオカメラで、何枚かの静止画をデジカメで撮影しました。もともとソーシャルディスタンスを意識した撮影がミッションになっているので、カメラ1台でも移動しながら細かいカット割りをなされた撮影計画に基づいて撮影していくことができました。手間取るのではないかと思われた撮影も順調に進行し、18日撮影予定のカットは全て収めることができました。

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「Moving On」は、ただ舞台演技を撮影して編集する…のではなく、舞台以外のシーンも収録されています。舞台作品と異なり、場面転換が容易にできるのが映像の強みです。A地点でこんなことが起こっている間、B地点ではこんなことが起こっていたのです!といった展開もすぐに再現できます。そんな映像作品ならではの特徴もふんだんに盛り込んでいるのが「Moving On」なのです。

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撮影現場になった萬劇場は階段が多い構造です。色々な場所で撮影をする…となるとその階段を行ったり来たりしなければいけなくなります。ですので、同じ場所で撮影するシーンをまとめて撮り、それが終わったり、そこに出演する役者が休憩に入ったタイミングで他の場所にカメラを移して撮影するという手法をとっています。脚本のシーン順通りには撮影をしないということです。これは映像の世界では当たり前の話なのでしょうが、普段舞台演劇になれている役者たちには慣れるまでに時間がかかったようです。それと、ついついカメラ目線になる役者が多かったのも面白い特徴でした。右の方にいる相手に話しているシーンを撮りたいのに、どうしてもカメラの方に目が泳いでしまう。いざ決めゼリフ的なセリフになると、正面ではなくカメラに視線を送ってしまうなど、やはり映像作品は不慣れなのだなと実感しました。

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半分少々の撮影が終わっただけなので安心するのはまだ早いわけですが、初めての映像作品チャレンジが、思ったよりは順調に行ったことに団員一同ほっとしています。もっとも、初めてだからこその入念な準備と、念には念を入れた撮影スケジュールがあったからこその成果だったはずです。何事も初心を忘れるなというのは、まさにこのようなことなのでしょうね。作品の完成を楽しみにお待ちください!

6月11日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 11.2020 稽古レポート
世間では東京アラートが解除されるかどうかが話題になっている6月11日(木)。てあとるみのりではアラーとやら宣言に関係なく、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を強く意識した活動を行うようにしています。

午前中の制作部では引き続き道具の供用をせず分担作業を行いつつ、これまで以上にお互いの距離や体の向きに気を付けて活動しています。活動場所になっている事業所のフロアをフル活用して、それぞれが担当している作業を進めました。編み物、縫い物、描き物…。今の時点では具体的なラインナップを紹介できませんが、来たるべき公演に備えてバラエティ豊かな商品を準備しています。まだまだ販売方法も公演の実施可否も不透明な段階ですが、準備をしておかないと対処できないので今のうちにどんどん進めておきます。時間があればあるだけよい品質のものを準備できるはずです。

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午後は、来週行う予定の「萬ムービーフェス」参加作品のための撮影に向けたリハーサルが行われました。3密はもちろん、向かい合っての演技、接触を伴う演技、道具を受け渡す演技も避けなければいけませんので、当然ながらカット数が物語全体の長さに対して不釣り合いに多くなります。その事実を頭でわかっていても、いざ演技や待機時間で実践してみると、想像以上に不都合を感じるものです。しかし、このような社会情勢の中で活動するためには、このような様式を受容して確実に実践する必要があります。順応できないのであれば、活動する資格がないということです。

その対応力を試すためにもこの日のリハーサルはシビアなものになりました。少しでもガイドラインにそぐわない行動があった場合は細かく指摘され、それでも改善が見られなかった劇団員は次週の撮影への参加は遠慮してもらうという忠告まで出されました。ただ「やりたい」「出たい」と主張するだけでは、願った場所や体験は手に入らないということです。そんな緊張感の中で次週撮影予定のシーンの大まかな構図や留意点が確認されていきました。

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いつもの舞台演技に慣れていると、脚本的には前の人のセリフが終わったタイミングで間を空けずに自分のセリフを入れたくなってしまいます。今回の映像では細かいカット割りが施されているので、すぐに次のセリフを入れてしまうとNGになる場合があります。どうしてもこの感覚に馴染めずに焦ったようにセリフを入れてしまう役者もいました。現場でこのようなミスを繰り返すと時間が無くなってしまうので、今日の段階で気を付ける点を確認できたことはよかったです。

入念な準備を行いながら、来週の木曜日には現場撮影です。てあとるみのりとしては初めて挑む映像作品です。不慣れな収録になることでしょうが、少しでも皆さんが楽しめるような作品を目指して頑張ります!

6月4日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 04.2020 稽古レポート
緊急事態宣言の発出を受けて活動を自粛・一部オンライン化していたてあとるみのりが、この日は午前の制作部、午後の稽古ともに実際に集まっての活動を久し振りに行いました。もちろん新型コロナウイルスの感染防止対策を施して、活動時間も1時間ずつ短縮しての活動でした。

制作部では先週から引き続き、新グッズ案の具体的な検証がおこなれました。この日に久し振りの参加になった団員が持ち込んだ試作品が思いのほかバリエーション豊かで、プレゼンを聞く団員も笑いや感嘆の声を上げていました。活動自粛期間を有意義に活用してくれたようです。

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その後はプレゼン時よりもさらにお互いの距離を空けて、試作品の製造や改良を行いました。基本的には故人作業になることと、製造するアイテムを完全分担しているので、密になることも、道具の貸し借りも発生しません。そして必然的に無口になります。感染防止対策は万全です。

午後には1か月半ぶりのオンラインではない稽古が行われました。あらかじめ室内で最大限にお互いの距離が取れる位置に向かい合うことなく配置した椅子に座ってもらい、そこから動かないことを原則としての開催です。換気のために窓、玄関を全て開け放っていますので、セリフを読む際にも演劇的な発声ではなく、日常的な発声で行うように配慮しました。もはや演劇の練習とは思えない不思議な空間でしたが、まだまだ不安要素のあるこの世の中で、劇団員が集まれることだけでもありがたいことです。なお、3密構造を避けるため、社会人・学生などの外部からの参加は引き続き休止しています。ご了承ください。

さて、こうして団員が集まった稽古では、久し振りのリアル再会を喜ぶと共に、夏から秋にかけての活動予定の共有が行われました。この場で7月に「萬ムービーフェス」へ参加することもアナウンスされました。既に出演者も内定し、脚本も完成しているというちょっとしたサプライズ告知でした。劇団員たちはただ立ち止まっているだけでは先へ進めないという教訓を、身をもって体験できたようです。もちろんこの映像フェスに出展するための動画撮影日程の告知もありました。参加する団員たちは、やっと演じることができる喜びと、新しいスタイルの作品作りへの挑戦に目を輝かせていました。実際に配布された脚本を読んでみると「面白過ぎる」「これはいい」「あーなるほど」と、それぞれがポジティブな感触を得られたようでした。

次週の稽古では撮影の手順やカット割りを踏まえての演技練習を行う予定です。撮影の際には3密構造を避けることが大前提で、当然役者同士の距離を近付けたり、接触があったり、物の受け渡しがあってはいけません(映像の編集でそのように見せるのはありです)。その点を考慮して仕上げられた脚本ではありますが、いわゆる不自然な距離感で演じることに順応しなければいけません。ついつい当たり前のように接近してしまったり、他人の小道具に触れてしまわないように、入念なシミュレートを行います。その上で面白いと感じられる作品を目指しますので、皆さん、どうぞご期待ください!

<関連リンク>
萬ムービーフェス



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