3月15日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 15.2018 稽古レポート
無事に第19回公演影の舞台」も終了しました。多くのお客様のご来場に感謝しながら、今週を迎えました。団員たちは公演期間中から今週にかけて休みなくそれぞれの活動を行っておりましたので、この日は午前中の制作部をお休みにし、少しでも疲れをいやしてから、午後は千穐楽の公演動画を鑑賞することにしました。



数名の団員以外は元気な姿を見せ、互いに「お世話になりました」「ありがとうございました」「またよろしくお願いします!」と笑顔であいさつを交わしていました。動画が始まると和やかな雰囲気が加速し「この照明好き!!」「ここで変な動きするんですよ~!」「ほんとにこのセリフは…!」「もう一度見たい!」と一層にぎやかになり、場面によっては大爆笑が沸き起こる展開となりました。その中でも「自分で見て、(稽古の時)動き出しが遅いって言われたことの意味が分かった」「後ろを向き過ぎているんだなって気づきました」といった演技面の反省を見出す役者もいました。リラックスした雰囲気の中でも、自分をしっかりと省みることができていました。

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動画を鑑賞してからは、来年度予定されている活動についての周知がありました。5月のハートランドチャレンジFES2018(仮)への出演があり、10月には第20回公演が待っている他、毎月のように何らかの動きがありそうです。団員達は「20回公演って何をやるんだろう?」「旗揚げ公演の時の演目を今やったら…とかどうかな?」「せめてメイドリアンにしようよ」などと、思い思いの意見を語り合っていました。

さて、そんな楽しいひと時もあっという間に過ぎ去り、来週からは5月の公演へ向けた活動にシフトしていきます。イベントの詳細は随時公開してまいりますので、今後ともてあとるみのりをよろしくお願いします!

3月1日の「影の舞台」です。

Posted by theatreminori on 02.2018 稽古レポート
やって来ました3月。いよいよ公演前最後の活動です。2月は北本市文化センターでの「ボーダーライン」公演や、はあとの木マルシェ+での朗読劇と、イベントが立て続けにあったので、年が明けてからこの日までがあっという間。常に、もうすぐ本番モードのままでした。そんな張り詰めた空気もあと少しで終わってしまいます。いよいよ、あらゆる余暇、雑念、欲求、日常を滅却し、「影の舞台」のことだけに集中したラストスパートです。

午前中の制作部ではグッズ作り、衣装作りの最終段階。やり残しているアイテムの仕上げに入っています。グッズでは一部増産したものもあるので、その追い上げを行っています。この日でグッズは全てのラインナップが出そろいました。週末には画像と共にそれらの商品情報をお届けできるはずです。時間をかけ、手分けをして仕上げてきた手作りグッズの数々は、これまでのグッズよりも品質が高いものになっています。ぜひとも、公演の会場でお手に取ってご覧いただきたいです。

衣装の調整も最終段階です。実際に役者に試着してもらいながら、気になる部分のサイズ調整を行いました。演技をしている時になるべくストレスがかからないようなフィット感を出す為、何度も感覚を確かめながらの作業でした。今回は着物が衣装になっている役者もいるため、その日常的になじみの薄い衣装の調整には特に時間と手間をかけています。ここでしっかりと合わせておかないと、演技中にはだけてしまったり、帯が解けてしまいますから、時間の許す限り入念に確認していました。

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午後の稽古は先週に引き続き通し稽古を主体に実施しています。通し稽古の振り返りは既に役者たちに伝達されていましたので、そこは当然クリアされている前提での稽古です。まずは先週同様、トラブルや想定通りに進まない箇所があるたびにストップをかける形式の通し稽古を行いました。さすがに申し送られていた改善点のほとんどが対応済みになっており、セリフの不安定さも大幅に改善されていました。ごく一部で演出からの指示を失念している部分や、どうしても修正前の演技をしてしまう箇所があり、その都度演技を止め、なぜそうなるのか?どうして演出がその演技を求めているのか?といった、根拠を含めての確認作業が行われました。役者たちも「あ!そうでした!」「ついつい以前の流れで動いてしまいました」と、自分の演技の癖やうっかりミスを反省していました。

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通しつつの部分稽古は休憩を挟んで夜まで続きました。この稽古では「今日は7時までやるよ!まだまだ勉強不足だってわかったから」というように、早く帰る予定だった役者も刺激を受けて、自ら積極的に自分の演技を磨き上げることを志願していました。さすがに最後の稽古です。いつもはすぐに表出する疲労よりも集中力や緊張感が上回っていました。

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夜間には、これも先週同様にストップをかけない通し稽古(フツーの通し稽古)を実施しています。先週と比較すると圧倒的に品質が向上した内容だった一方で、先週は発生しなかったまさかのアクシデントが何件かありました。その中でも、役者たちにとって最大の試練となったのが、着物の帯が解ける事件でした。午前中に再三調整をしていたにもかかわらず、まさかの出来事。ドリフターズのコントのような展開に、演じている役者たちは笑いをこらえるのに精一杯でした。もちろん、着物の役者は大慌て。周囲の役者がすぐに帯を巻くのを手伝い、何とか本人の演技には支障がないように修正できました。ただし、そこで動揺したのか、帯を巻いていた役者はその後の芝居でセリフが完全停止するという大事故を引き起こしていました。その危機は周囲の役者の機転で何とか乗り切ることができました。

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通し稽古で様々なハプニングが起こるのは珍しいことではありません。問題は、それらの事件を周囲がどうやってカバーし、何事もなかったかのように芝居を進行させていくかということです。このシミュレーションは、万が一本番で同様の事態に陥った時に役立ちます。稽古と違って、誰も芝居を止めもしないし、助けてもくれないのが本番です。結局は舞台上の人間たちで何とかしなければいけないわけです。そういった心構えに関しては、普段からハプニングが多い団員たちであることが幸いしたのか、どの役者にもしっかりと根付いているようでした。

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何はともあれ、最終稽古はこれにて終了。裏方(主に制作)業務は公演日まで終わることなく続いていきますが、肝心のお芝居の内容については、ひとつの節目に到達しました。あとは各自がどこまでイメージを強化し、全体のハーモニーを意識した表現に昇華できるかの勝負です。繰り返しになりますが、もはや趣味や癒しの日常にすがりついている場合ではありません。なぜなら、我々はお客様に非日常をお届けする責務を担っているからです。自分自身が日常の誘惑に引きずられているようでは、そんなことはできません。あとわずかの時間ぐらいはそんな心意気で突き進むしかないのです。

劇団員が強い気持ちで臨む第19回公演影の舞台」は3月9日(金)~11日(日)、北池袋 新生館シアターで上演されます!10日(土)14時開演の回の前売り券が売り切れましたが、まだまだその他の日程はチケットご予約受け付けておりますので、どうぞお誘いあわせの上、ご来場ください!

公演の詳細・チケットご予約→こちらをクリック!

2月22日の「影の舞台」です。

Posted by theatreminori on 23.2018 稽古レポート
第19回公演影の舞台」の開幕まで、残された活動はこの日を含めてたった2回となりました。いよいよ近付いてきました。制作部のグッズや小道具作り、稽古での役者の仕上がりについて、かなりナーバスになってくるタイミングでもあります。さあ、そんな2月22日(木)の活動の様子を紹介してまいりましょう。

まずは10時から12時までの制作部。グッズ作りは最後の追い込みです。今回も恒例になっているキャラクターしおり(登場する全キャラをそれぞれデフォルメしたしおり)の販売を行いますので、その仕上げが急ピッチで行われました。それ以外のグッズに関しても、予定している数量をクリアした上で、さらにアレンジを加えた物を製造しています。さらに、毎回ご好評をいただいているトートバッグに関しても、今回はちょっと違ったテイストのデザインを導入する方向で最終調整に入りました。とにかく様々な内容の作業が並行して行われています。それぞれにある程度の技術やセンスが求められる段階になって来ましたので、手が空いてしまうとそのままやることが無くなってしまうような展開でした。まさに追い込み時期特有の雰囲気です。

午後の稽古は、通し稽古を軸に、問題点を振り返りながらの稽古となりました。全員が揃う前に実施した昼の通し稽古は、トラブルが起こった際にはストップをかけ、すぐに状況を確認し、修正を施しながら進行していくという、純粋な通し稽古とは異なるスタイルで行いました。セリフを飛ばしてしまったり、詰まってしまったり、立ち位置が異なっていたりした場合には即座に演出から待ったがかかり、正しい流れを確認してやり直します。役者にとって、自分で「ここは大丈夫だろう」と思い込んでいたシーンが修正対象になることも珍しくはありません。思い込みや、詰めの甘さを払拭し、確実に物語の完成度を高めていくためには、細かい部分にも気を遣っていく必要があります。

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通常であれば90分で終わる芝居が、確認とやり直しを含めて150分以上の時間を費やすことになりました。「待った」がかかった回数は31回。細かいミスを含めるともっと多くの修正点がありました。これだけミスが多いと、役者たちは集中力を保つのが難しくなります。当然ながら身体的、精神的な疲労も蓄積します。それでも何とか、修正を施しながら、ラストまでやり切ることができました。しっかりと直すべき所を直し、定着させるために、頑張っていた印象があります。

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ほぼすべての役者がそろった夕方からは、何が起こってもストップをかけない、一般的な通し稽古を実施しています。可能な限り衣装や小道具を実装しての稽古でしたので、自然と気持ちが高まったようです。何カ所か昼間は問題なかったはずなのにミスが起こったシーンや、結局昼間と同じ過ちを起こしているシーンがありましたが、進行不能になるような事態はありませんでした。

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これまでの稽古では仕上がりが不安だった役者が一気に質を高めてきた一方で、相変わらず同じような課題を抱えたままの役者がいたり、意識はしているのに思うように表現しきれていない役者も多く見受けられました。単純に言えば「先週までと変わっていない状況」に甘んじている者がいるということです。個人でできる作業・準備がまだまだ不足しているのにそれ以上やろうとしない。まあなんとかなるだろう」「このぐらいできればいいだろう」「うるさくいわれていないからこれでいいんだろう」といった不必要な「慣れ」に染まっている者が存在することは、残り2週間で修正すべき最大の課題です。

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また、この日はダンスシーンにメインで登場するメンバー、サブで登場するメンバーの発表があり、それぞれのポジションや、踊りに加わるタイミングなども申し送られました。これまではみんなで一緒に全パートの練習を行ってきましたが、全員がその全部のパートを踊れるわけではありません。今回のダンスはある種のサバイバルでした。そんな過酷な条件の中であっても、障がい、学業、仕事、年齢などの社会的立場を理由に諦めるような団員は皆無でした。ダンスの技術に関してはとても誇れたレベルではないことはわかっていますが、このような気持ちの表れが、見る者に感動を与えるはずです。ダンスの構造上、どうしても見栄えやバランスから序列が与えられてしまいますが、努力したことに対しては何らかの機会が与えられるよう、演出が熟考を重ねての編成となりました。劇場でどんなダンスを見せることができるのか?残された時間も力と気持ちを合わせて仕上げていきます!

第19回公演影の舞台」の詳細・フライヤー・予告編動画・チケットご予約などは→こちら!

2月15日の「影の舞台」です。

Posted by theatreminori on 16.2018 稽古レポート
昨日14日(水)に豊島区役所のセンタースクエアで開催された「はあとの木マルシェ+」というイベントに、てあとるみのりが朗読劇を提供してきました。5~7名出演する20分ほどの脚本(全4作品)を、お客様の飛び入り参加ありで読み合せました。ほとんどの脚本が新作で、バレンタインデーにちなんだ作品もありました。参加した劇団員たちは落ち着いて力強い演技を披露していました。このところイベント続きではありますが、とても楽しく参加させていただいています。参加できることがとても嬉しく感じています。

さて、そんなイベント翌日の15日(木)も、劇団員は元気に集合してそれぞれの活動に勤しんでいます。午前中の制作部は、公演が近付いてきたこともあって、グッズ作りの最終段階に入っています。複数のグッズを同時進行で、うまく分担しながら進めています。回を重ねるごとにグッズの品質が向上しているのは確かです。その品質を落とさず、さらに進化させていく努力が求められるので、回を重ねれば楽というわけではありません。常に前回の品質を超えようという努力が必要になってきます。

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販売用のグッズに加えて、ご来場者プレゼント企画用のアイテム製造も大詰めです。今回も何らかのアイテムが抽選で当たる企画を用意しています。何が当たるのかはまだ秘密ですが、狙い目は千秋楽でしょうか。いずれ詳細をお知らせしますのでお楽しみに!

午後の稽古は、昨日のイベントの振り返りと、先週の鴻巣・北本地域のイベントの振り返りなどを行ってから、体を動かし、まずはダンス練習を行いました。本来の振り付けから手の平の向きが逆になっていたり、曲げるべきところを伸ばしてしまったり、少し変更になった振り付けに対処できていなかったりと、改善すべきポイントがいくつかあり、演出から細かい指導がありました。動きのメリハリ、動くときの速度ときっちり止まる瞬間の見せ方など、全体的に抑えるべき重要事項も改めて伝達されました。すぐにその成果が出た部分と、なかなか体がその動きを表現しきれていない部分があったようですが、残り3回の稽古と自主練習で底上げを果たしたいところです。今回のダンスは、メインでダンス選抜キャストが踊ります。選抜に入るために、少しでもかっこよく踊ろうと、団員たちは繰り返し練習をしていました。

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演技の稽古では先週行ったシーンの続き、中盤の山場を演じました。感情が表現されるシーンなので、やりやすい(表現の方向性をつかみやすい)一面もありますが、問題はそこに至る流れを産み出せるかです。例えば怒るシーンを演じるとして、その瞬間に怒ったような演技をすることはわかりやすく、やり方もつかみやすいものです。その裏で、なぜ怒ることになったのか、どの段階でどんな感情が流れてそうなったのかをしっかりと考え、感情の表出へのリアリティを表現することは難しいことです。この日の稽古でも、演出から丁寧に、「ここでは誰に向かってどんな感情で言葉を発しているのか?」「前からの流れを考えてみると、いきなりここで相手に向けて励ましの声をかけるのはおかしくないですか?」「これを聞いた相手役はどう思って次の言葉を口にするのだろう?」など、前後のセリフ、周囲の役者への影響などを確認するような振り返りがありました。その中で役者たちは「あ、そうか、そこで自分を重ねるのか」「根本的にベクトルが間違ってました」と、演技の方向性や、そう演じることの裏付けを手に入れていました。そういった根拠に基づいた演技が形になることで、見ているお客様にも何かを伝えられるはずです。

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余談にはなりますが、この日も演技の中で面白いミス、苦し紛れのアドリブが何度かありました。こういった現象が絶えないほどの個性派集団ですので、ちょっとしたイレギュラーには、ほとんどの役者が表情ひとつ変えずに対処できます。しかし、そこからどんどん傷口が広がっていき、かなり予想外なアドリブが飛び出したり、どう考えてもおかしなことを言い出す役者がいると、さすがに対処しきれずに沈黙や笑いが舞い降りてしまいます。この日も「すべての観客はお前たちの礎(いしずえ)となるのだ!」という、脚本には記載されていない名言が生まれました。この言葉、ある意味舞台作りの上でとても大切なことを語っているようで、うっかり笑い飛ばして終われないような響きを残していました。そこがまた逆に面白かったです。

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そんな感じで、稽古は厳しくもありつつ、かなり楽しい雰囲気で進んでいます。第19回公演「影の舞台」は3月9日(金)~11日(日)の3日間、北池袋 新生館シアターにて上演です!本日が終わって残りの稽古は2回。来週は通し稽古です!

2月8日の「影の舞台」です。

Posted by theatreminori on 09.2018 稽古レポート
2月6日のイベント公演も無事に終了し、休む間もなく「影の舞台」の稽古が始まりました。そんな2月8日(木)の様子を紹介しましょう。

午前中の制作部は関係機関や関係者などに送付するダイレクトメールの発送作業を中心に行っています。団員が個人的に関係があったり、かつてお世話になった支援者などにも、独自の手紙をしたためて、公演の案内をお届けすることにしています。発送相手のいる団員は不慣れな手書きの手紙ながらも、自分の思いや演劇の楽しさを伝えるような文書を便箋に書き込んでいました。出来上がったダイレクトメールは団員が郵便局へ持ち込み、無事に発送されました。

編み物系のグッズ担当者は引き続きグッズ作りを行いました。その作業中、K&Kブランドを手掛ける我らが大女優が「ラジメをここに入れておくね」と周囲に申し送っていました。聞いたことのない単語に首を傾げる一同。「ラジメとは何か?」と確認すると…「わかんない。私がテキトーに言った」という想像以上の返答がありました。さすがは大女優です。

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午後の稽古では冒頭でお知らせした通り、久し振りに第19回公演影の舞台」の稽古を行いました。この日は体調不良の役者が数名いたため、全員が揃うことはありませんでした。シーンを選んだり、セリフだけでも代役を入れながら稽古を進めています。つい3日前まで「ボーダーライン45分改編版」に集中していた役者たちは、気持ちやコンディションの切り替えに不安がありましたが、思いの外「影の舞台」モードに切り替わっていました。少々セリフが怪しい場面もあったものの、大きな筋を踏み外すこともなく、脚本を見ていなければ、大きなセリフの間違いをしていることは気付かれない程度のできでした。

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そんな中でも大幅にセリフを飛ばしてしまった役者が、そこから何とかつじつまを合わせようと挟んだアドリブで「お前にその資格があるのか!」と断言しようとしたつもりが、「お前にその資格があるくのか!」と噛んでしまう玉突き事故が発生する場面もあり、対峙した役者たちにとってはある種の試練の時が度々訪れていました。そんなミスを一同で笑って受け止めると同時に「この言葉をきっかけにすれば、間違えずにこのセリフが出てくるはずですよ」「変に動揺しないで言い切っていいです。周りで何とかします」などと、対策とサポートの振り返りも行っています。誰かのミスをただ笑って終わらない、有意義な稽古になっていました。

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演出からは形式的なポジショニング、動線の確認以外にも、この状況でこの人物は何を考えているのか?そもそもどういった動機付けを強く持っているのか?といったディスカッションが投げかけられるシーンが多く見受けられました。ひとつひとつの動作や発言にどんな意味が、どんな動機があるのか?時々子の確認を行っていくことで、演じている本人も気付かない一瞬の表現と人物の一貫性のずれを発見し、どう修正すればいいのかを考え、何らかの答えを提案し、再び演出からの問いかけに応じるというやり取りが生まれます。こういったディスカッションをする中で、役者たちも「あ!そうか!」「自分でも最初はそういう方向性でやってましたよね」「確かに、ここでそうやればもっとこのキャラの魅力を見せられますね」「それだったら、こういうやりかたでもいいですか?」などの、新しい発見を得ることができます。そういった確固たる根拠に基づいた表現にこそ現実味が宿るのです。演劇の稽古とはどんなことをやっているのか疑問に思う方も多いでしょうが、てあとるみのりでは技術的なこと、形式的なことよりも、こういった内面的、本質的な要素を磨き上げることに多くの時間を費やしています。

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影の舞台」公演まで残す稽古もあと3回。久し振りの稽古で至らなかった部分を各自が改善、成長させて、次週の稽古に臨んでくれることでしょう。様々な生活の課題も抱えながら、団員たちは自分を奮い立たせてこの作品に挑んでいます。

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