こんばんは。
会議の後は残務をある程度投げてから帰路に着くSugiです。
今日は大学の講義にゲストとして、てあとるみのりの役者が招かれました。私は彼等の壇上での演説を眺めていただけです。いや、少しは話しましたけど。主に宣伝を。
もし、その宣伝を受けてアクセスして下さった学生さんがいましたら、拍手ボタンでも押しておいてください。そして今後ともよろしくお願いします。
役者には厳しい指導をしていると形容されてしまいましたが、まあ、そうとも言えるでしょう。いや、この世界では優しい方かもしれませんが。
20年ほど前に、
当時はかなり人気のあった小劇場劇団にいたころ、団員総出で造った大きな舞台装置を稽古場から搬出していたとき、段差に脚をとられて転んだ私は装置の下敷きになりました。駆け寄る先輩方。
「大丈夫か!」
大丈夫です。と、応じた私に
「お前じゃない、装置だ!」
と、真顔で一喝あり。よくコントや喜劇では見かけるやりとりが極めてシビアな現実として瞬発力豊かに描き出されたのです。これは戦慄の旋律を感じますね。
もちろん、自分としても装置を落下ダメージから守るために、逃げずに下敷きとなっていたので、
そりゃないっすよぉ、
などと軽口リアクションは封印して、
壊れてません!と、報告しました。
いや、本当に封印していたのは、勘違い返答した己の恥ずかしさなのでしょうけれど。
何となく、
今日の役者たちの話を聞きながら、そんなことを回顧しておりました。
あの瞬間、間違いなく、えらく大切な何かが注入されました。今思えば。
彼等もまたいつか。
それは今か、未来か、夢の果てか。
…と、酔いしれる前に、裏方部門を進めましょう。
ルビンの杯には、そんな意味も込められているということで。
答えはすべて、
自分の中にある。