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こちら2月になりました。そしてもうすぐ立春です。そんな2月2日(木)の朝から夜までの活動の様子を紹介しましょう。
10時からの制作部はいつものようにそれぞれの担当しているグッズの製造を続けています。いくつかのグッズは予定していた数量に達しつつあります。「こんなに作れたんだ、すごい」「長い時間をかけて作り続けていたからこれだけできたんですよね」など、成果が見えつつある中で、自分たちの積み重ねてきた努力を振り返る声も聞かれました。今後は全体の進捗を見ながら手が必要そうな部署を全体でフォローして、臨機応変に足並みをそろえるようにしていきます。

13時から16時の稽古時間は2月11日(土)に「#演劇的な一日」の中で上演される「桃食え」の稽古が行われました。今回の作品は総監督がプロデュースせず、劇団員たちがアイディアを出し、それを一名の担当者が脚本化した作品です。修正を加えて来たという脚本を基に読み合わせと通し稽古を実施して全体の仕上がり、物語の品質などを確認しました。

全体を通して見るとイベントのテーマである「えんじょい!!」との関連性がまだまだ足りないのではないかという懸念点が浮上してきました。その改善策を話し合う中で「もっと早く準備しておけばよかった」「時間はたくさんあったのに」「一人に任せてしまった」「もっと気にかけて声をかけることもできたはず」「受け身だった」などとそれぞれが深く反省していました。今回自分たちでやってみるという挑戦を行ったことで、今までどれだけやってもらっていたか、お膳立てしてもらった中でやった気になっていたのかを痛感することができました。

少し重苦しい話し合いを経て、より良くするために配役の変更も行い、稽古を再開。それぞれがモチベーションを高く持ちながら、思い切って演じていました。悩み、気付き、支え合い、成長する。そんなプロセスも「えんじょい!!」の一部になっている気がしました。

18時から21時の夜間稽古は第26回公演「Mission」の稽古です。社会人の出演者も加わって、活気あふれる稽古になりました。とにかく今回集まった出演者たちは積極的かつ独創的で、稽古をしながら次々と新しいアイディアを生み出しては実演してくれます。ここでオリジナルメンバーたちも負けじと積極的に演技のアイディアを生み出してもらいたいところですが、さすがにそう簡単には行かないようです。しかし、ここで受け身になってしまっては昼間の稽古で出の反省が全く生かされないことになります。「他の人は上手いから」「自分なんてまだまだだから」と引いてしまっては、表現することなどできません。ここで一歩でも二歩でも踏み出すことが、彼らの「Mission」なのです。