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1月26日の「Mission」です。

Posted by theatreminori on 26.2023 稽古レポート
第26回公演「Mission」は3月9日(木)~12日(日)萬劇場にて。チケットご予約受付中です。ご予約は→こちらから!

さて、そんなわけで実は1月最後の木曜日。1月26日(木)の活動の様子を紹介しましょう。

10時から12時の制作部では第26回公演までの活動回数を逆算し「今日を除いてあと4回しかない!」ということが今さら判明。「作るぞ!」と改めて気合を入れてグッズ作りに勤しみました。とは言え、予定していた手作りグッズの進捗はまずまず順調です。公演会場で売るものがない、少なすぎるという事態は避けられそうなのでご安心ください。むしろ会場でお買い求めいただきたいです。ぜひよろしくどうぞ。



13時からの稽古時間では、まずは「#演劇的な一日」公演部門の当日受付や事前の宣伝などに関連した申し送りと人員の確認などを行い、その後は第26回公演に関する稽古となりました。先日、北池袋新生館シアターで行った初めての通し稽古について、演出から全体的な振り返りがありました。そこで指摘されたことは、まだまだ各自が自分の役、特に自分のセリフとト書きにとらわれ過ぎて、物語全体の流れ、相手役の存在などを表現し切れていない点でした。特に相手の存在を意識できていない点については、相手役となる立場の人物とのコミュニケーション、世界観の共有、自分の存在意義の把握などが足りていないことが要因であるという観点から、この日はとにかくチームとなる相手役の役者同士で、どう演じたいのか、どんな人物をイメージしているのか、物語で描きたいことは何なのかなどを話し合うことにしました。

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その流れから自主的にセリフや演技の修正や自主練習を行うチームもありました。「相手を引き立たせるには、ここで自分が強く言ってたらダメなんだね。強く言ってたらお客さんには違う見方になっちゃうもんね」と、相互作用で演技を組み立てるということに気付く役者もいました。そういった見せ方のプロセスを持って演じ方に試行錯誤を重ねることで、よりよい演技ができるようになります。たとえすぐに上手く行かなくても、そのやり方に妥当な根拠や目指しているビジョンがあれば大きな問題ではありません。取り組んでいることは間違いではなく、確実に進化する筋道があるからです。サッカーのチーム戦術のようなものです。

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そんな昼の稽古時間に続いて18時から21時は夜間稽古でした。社会人の役者も集結してとても賑やかな稽古となりました。昼間の稽古時間と異なって、夜の稽古は時間の経過も速く、それに応じた内容の濃さが特徴的です。次から次へと新しいアイディアや表現が飛び出し、どんどん内容がアップデートされていきます。この充実度は相当なもので、1回で昼の稽古3回分ぐらいの学びを得られます。問題はその速度感についてこれるかどうかだけです。

さあ、いよいよ公演まで1か月少々。ここからが本当の「Mission」です!