昨夜はサッカーワールドカップの予選ラウンドグループEにて日本代表がドイツに逆転勝利を挙げるという(一部の人にとって)大盛り上がりを見せました。その興奮冷めやらぬ(一部の人だけかも)11月24日(木)。いつも通りに午前と午後の活動が行われました。

10時から12時の制作部では継続してグッズ作りを行いつつ、来年2月に参加する「#演劇的な一日」で必要な提出書類の内容と提出方法の確認を行いました。締切日に間に合わせるため、どの書類をいつまでに誰がどのように提出するのかをきっちり確認しています。これまでは総監督が事務処理を一手に引き受けていたため、今回事務手続きを分担している劇団員たちにとっては「こんなにいろいろやることがあるんですね?」「勉強になりました」と驚きと緊張感を持って取り組んでいました。
13時から16時の稽古時間でも、午後から合流した劇団員とともに「#演劇的な一日」の演目内容について協議しました。概ねの役割や展開を考え、それらをあらすじにも反映させるという算段です。まさに今回は劇団員みんなで作っていくという流れです。

その後は第26回公演「Mission」に向けて、配役の検証を行いました。一部の役は演じる人が確定している、いわゆる当て書きが成されているのですが、それ以外の役は複数の候補者がいたり、誰が演じても構わないという想定で脚本が作られています。それぞれの希望や自分の力量との兼ね合いから希望を出し合い、必要に応じて実際にその役のセリフを演じるという形でマッチングを図りました。本人希望の役に対してはいわゆるオーディションのようなセッションです。躊躇することなく積極的に希望の手が挙がっていました。実際に演じてみると、かなり気合の入る役者もいれば、いつもと同じように演じる役者、今だからこそできる役をやろうと新境地開拓に挑んでくる役者など、スタンスは様々でした。共通していたのは演じたい、出演したいという思いです。

誰がどの役になったとしても物語全体で届けるテーマは変わりません。問題はそれぞれがどんな役割を意識して役と物語に向き合うかが大切です。その点は全員が理解を共有しており「セリフや出番の数が大事じゃない」「どの役にも難しさはある」と口々に語っていました。たとえ希望通りの役ではなくても、どんな役になろうとも全力で演じる。選り好みをしていては物語全体の世界を一緒に作れないことを、劇団員は十分理解しているようでした。

さて、この日は久し振りに社会人枠の劇団員が一名稽古に参加しました。本日はお仕事がお休みとのことで「少しでも稽古したい!」「久々にみんなに会いたい」といった理由で参加しています。上の写真で、誰なのかすぐにわかってしまうでしょうか…?紫のTシャツ(お茶の間ゴブリンさんのもの)を着ている女性です。とにかく、出演したい思いがそれぞれを突き動かしていることが確認できた、24日の活動でした。