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10月20日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 20.2022 稽古レポート
関東地方がすっきりした秋晴れに恵まれた10月20日(木)の活動の様子をお届けします。この日からしばらく休んでいた劇団員が活動に復帰しました。本人も「戻って来れて嬉しい」「新入社員の気分で不安もあるが頑張ります」と抱負を語っていました。

10時からの制作部では先週試作を始めた商品の製造を続けるのと同時に、先週は話題に出ていなかった劇団設立15周年記念グッズのアイディアについての話し合いも行われました。10周年の時に作ったアイテムを振り返りつつ、今回導入しようとしていた商品と合併させてボリュームを増す案や、全く異なる方向性の案など、複数の可能性を検討しました。団体の魅力や15年間何を目指して活動してきたのかが伝わるようなアイテムをイメージして、ひとまず今日の議論は終了しました。最終的にどんなグッズが出来上がるのかはまだわかりません。

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復帰した劇団員は何の違和感もなく、かつて担当していた商品作りを継続して実施していました。作業中の雑談、ちょっと大きさがずれてしまう完成度など、お休み前と何も変わっていないその姿に、周囲も「いい意味でも悪い意味でも何も変わっていなくて安心しました」と口々に語っていました。

13時から16時までの稽古時間には、次に控えるイベント公演、映像作品の計画などの詳細の話し合いから始まり、後半は先週に引き続き抜粋された脚本の練習を行っています。話し合いの内容はまだ公開できないので、ああ、第26回公演の前にも何かあるんだな~程度にご認識いただければ結構です。毎年の活動状況を見ていると、だいたい何をやるかはわかってしまいそうですけれど…。

脚本読み合わせは先週同様に「ジバリッシュ(デタラメ言葉)」を含んだ演技です。相変わらずこれが難しいわけです。しかし、何度か読んでいると、非言語的なコミュニケーションの中にも確かな個性が確認でき、「偉い人が前へ出過ぎないというのもありですね」「側近が強すぎるとか」「まだ若い王で堂々としていない風にも見えるね」など先週までの練習では描けなかった新しい関係性が見えてきました。

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何度か配役を入れ替えて読み合わせを繰り返しましたが、一部の配役が変わっただけで個々の受け答えはもちろん、全体の雰囲気まで変わってしまうことの確認もできました。短時間の練習なのでそれの良し悪しを吟味するには至りませんでしたが、一人の演技の質や方向性が全体にも影響を与えるという事実に気付けたことは収穫です。長期的な稽古に入った際には、そのことをよく思い出しながら、丁寧勝つ周囲を広く見て役を仕上げていってほしいところです。

早いもので次週は10月最後の活動日。そろそろ色々な情報が表に出てくる頃合いです。ご期待ください。