FC2ブログ

9月15日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 15.2022 稽古レポート
9月14日(水)に開催されました「みのりで文化祭」には多くのお客様が足をお運びくださいました。この場を借りて感謝を申し上げます。制作部が心を込めて製造した新作グッズの数々も大変ご好評をいただき、感謝の言葉が尽きません。何よりも、ここ数年間、劇場でも実現できずにいたお客様との交流、Face to Faceでの語り合いや笑顔でのあいさつが、マスクや非接触といった配慮はありつつも実現できたことが最大の喜びです。久し振りのお客様にたくさん会えることができ、劇団員一同感動と喜びで胸がいっぱいです。

さて、そんなイベントの盛り上がりが冷めやらぬ9月15日(木)。午前中は文化祭の後片付けからスタートです。装飾で使用された風船ジョッピーもすべて撤去され、引き取り手がいない風船は…バンバンと割られて処分されていきました。様々にアレンジされて室内の家具配置も元通りになり、あっという間にいつものハートランドみのりに戻ってしまいました。劇場での公演もうそうですが、寂しさを感じる間もなく原状復帰でした。

tDSC_2768.jpg

その後は文化祭の反省会です。たくさんの良かったこと、楽しかったことがありましたが、だからこそそのままで終わってしまうわけにはいきません。「運営の人員配置が甘かった」「スタッフとしての動きができていなかった気がする」など、自分たちが主催者としてお客様をおもてなしするんだという意識から出てくる反省の言葉も、しっかりと共有されました。そして「もし来年第2回があるなら、改善したい」「第2回をやりたい」という決意も、そこには垣間見えました。

13時からの稽古時間もまずは文化祭の振り返りから始まりました(午後から参加の団員が数名いるので)。ここでも「楽しかった」という前提で「もっとしっかりできたんじゃないか」「即興芝居はまだまだやりようがあった」という反省点があがっていました。誰一人として舞い上がっている団員はいませんでした。

その後は次の演劇イベント参加に向けて作品の内容や、どのような陣容で臨むかの会議を行いました。ご存知のように、2023年3月には第26回公演という大きな興行が控えています。その前にどのような活動をどのような規模で行うのかはとても重要な議題です。特に誰が主体性をもって臨むのかの、企画の推進力に関わる部分が確認されています。従来の総監督に全部お任せ路線からの脱却に挑戦しようとしているのです。果たしてどうなることやら?いずれその結論をお知らせできるはずです。

tDSC_2781.jpg

最後の1時間はウォームアップで体を動かした後に、4人でチームを組み、リーダーの動きに追従するゲームを行いました。相手チームは誰がリーダーなのかを見破るというルールです。最初のうちは完全に動きが合わずにすぐに誰がリーダーなのかがわかってしまいました。しかし、次第に同調性を高めるための工夫を行うようになり、3回戦、4回戦目では見破られない数の方が多くなってきました。

tDSC_2780.jpg

自分の間合いだけで動いてしまっては相手との呼吸や演技が合わなくなってしまうという点で、この同調性ゲームは演技の訓練にも応用できるはずです。合わせよう、合わせやすいようにしよう、視線をなるべく自然にしよう、動きは堂々としようなど、役者たちには様々な意識の収穫があったようです。よい時間でした。