「萬劇場で短編集」のアーカイブ配信終了まであと3日となった、6月16日(木)の活動の様子をお届けします。なお、アーカイブ配信ご視聴をご希望の方は→
こちらからどうぞ(有料)!10時から12時の制作部では、グッズの展示販売イベントへ向けて製品の製造と告知チラシのデザイン確認が行われました。製品の製造では、これまで技術の向上を図ってきた手芸系のアイテムのデザインが決定し、いよいよ販売する前提での作業に入りました。チラシデザインは担当者がそれぞれ複数の案を持ち寄り「この感じいいね!」「フォントはまだ仮です」「これが第一弾に向いている気がします」などの意見交換を経て、さらにブラッシュアップしてくるデザインも絞り込むことが出来ました。販売機会の目標が具体的に定まってきたおかげで、制作部も一段階ギアが上がった感じです。

13時から16時の稽古時間は、先週リクエストのあった過去の公演映像鑑賞を行いました。今回はまず要望が多かった第7回公演「ミンナ_シッテル」の映像を鑑賞しました。2012年、今から10年前の作品ということもあり、出演者の雰囲気も今より10年若々しく、役者が登場してくるたびに笑いや「若い!」「細い!」「かわいい!」「変わってない!」などの歓声が上がりました。また、出演者自身は「感情の起伏の表現が下手だった」「不安定な演技だった」「動きがただ動いているだけという感じがした」などと、しっかりと振り返っていました。反省点や今思うと恥ずかしい点も目立っていたようですが、それはそれで当時より成長できている証です。余談にはなりますが、物語の内容について「10年前にこの内容はすごい。今でも十分通用する題材だ」という声が多く聞かれました。この点は脚本を書いた本人も「名台詞だらけだ」と感嘆していました。
この日はさらにもう一本、旗揚げ公演「ここから始まる物語(ストーリー)」も視聴しました。この作品は川越市の福祉団体のイベントに招かれての上演でした。とにかくほとんどの出演者が初舞台ということで、映像からも緊張している様子がかなりわかりやすく伝わってきていました。セリフの読み方、表現の仕方など、緊張のせいではなく、経験や技術が足りないが故の稚拙さも多く確認できました。「ここから始まって今があるのか…」「設立から(次の4月で)15年になるの?」など、懐かしさと同時に時の流れとその中で得られた成長を実感できました。

思い出に浸りつつ、次週の活動について希望を募ったところ「映像で過去から少しは成長していることが分かったので、何かやりたいです」という意見が多く、その中でも「体がどのぐらい動けるのか確認したい」という要望があり、過去公演で踊ったダンスをもう一度踊ってみることになりました。「あの頃はできたけど、今できるかな…?」という不安の声が聞こえましたが、果たしてどうなりますやら。ご期待ください。