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6月9日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 09.2022 稽古レポート
萬劇場で短編集「エールの鉄人」のアーカイブ配信は6月19日までです!
ご視聴は→こちらから

…と、いうわけで、梅雨らしい空模様が続く6月上旬。9日(木)の活動の様子をお届けします。

10時からの制作部は、製造中のグッズ販売を行う機会に関する話し合いが行われました。先週は販売する物の内容、大まかなイベントスタイルについて共有できましたので、本日はより具体的に開催日程、イベント名、内容の詳細、宣伝方法などが検討されました。制作部としてはこれまでにない主体的な仕掛けが求められるイベントになりそうで、話し合いは難航するかと思いきや、逆に様々な案が飛び交う活発なものになりました。もちろん、自分たちがやりたいことをやるだけではなく、運営団体の理念やビジョンを加味した発想になっており、日ごろの活動から培われた目的意識や戦略的意図の概念が存分に生かされている印象でした。

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話し合が終わってから12時までの40分間は、継続してグッズ作りを行いました。取り組んでいる商品についてなかなかいい仕上がりに到達しない団員は、一時期自信を失っていましたが、「もっと練習すればできるようになるかもしれない。途中で無理だと投げ出してしまったら次につながらない」と悟りを開いたようで、わからないところを質問しながら作業を続けていました。

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昼休みを挟んで13時からの稽古時間は、先日公演部門が終了した「萬劇場で短編集」の動画を鑑賞しました。ただ楽しく振り返ることが目的ではなく、個人として、団体として、何ができて何が足りなかったのかを客観的に理解するための時間です。少々リラックスムードでありながらも、どの作品に対しても盛り上がったシーンでは感嘆の声が漏れたり、笑いが起こったり、拍手が起こっていました。

動画を見終わってからの振り返りでは「4つの作品ともそれぞれ異なるカラーがあった」「どの作品からも様々な元気が伝わってきた」「表情の見せ方が上手いなぁと思い、とても勉強になった」「(自分自身は)もっとどうにかなったんじゃないかな」「もっとカメラでどう写されているかを意識すればよかった」などの声がそれぞれから挙がっていました。なお、どの作品が一番面白かったか、元気になれたかという質問には、団員によって意見が見事に別れました。共通していたのは「どの作品からも元気をもらえた」ことと、「でも、一番自然に胸に来たのは、てあとるみのりだった」ことでした。そうそうたる演目が並ぶ中で堂々と自画自賛できたのは、これまでになかったことです。これは劇団員にとっても大きな自信になることでしょう。

とは言え、それぞれに反省点はたくさんあります。その反省を一時のノスタルジーで終わらせないためには、すぐに意識して行動に反映させることです。反省しただけでは何も変わりません。公演直前になってから意識しても手遅れです。自分を変えるチャンスは今なのです。