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2月17日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 17.2022 稽古レポート
「#演劇的な一日」公演部門も無事に終了し、次なるイベント20日(日)のコミティア139に向けて最後の準備を行った2月17日(木)でした。

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午前中の制作部ではまさに最後の商品梱包と滑り込みで仕上げる商品の製造がおこなわれました。また、当日の商品陳列の方法についても、実寸に近い机の上でシミュレートしておきました。実際に商品を並べてみるとかなり盛りだくさんで、会場でいいアピールができそうです。

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今回のコミティア参加の目的は、公演時に販売規模が大幅に縮小されたグッズの販路を開拓するという意味合いだけではなく、新しいジャンルのお客様に私たちの存在を認識してもらう、いわゆる周知活動という意味もあります。こんな活動をしている団体があるということを少しでも多くの方に知ってもらい、そこから新しい関わりが広がることを狙いとしています。初の試みなので効果があるのかどうかなんてわかりませんが、試せることは試してみようということです。

午後は16時までの活動でした。まずは「ノウ・アンサー」の観劇、稽古参加、出演それぞれの立場からの感想を語り合い、そこから次年度の活動計画についての会議が行われました。いずれの話の中でも気付かされたことは「最初できていたことが出来なくなっている」でした。これは社会情勢の変化のせいではなく、初めてのころや不慣れな頃の必死さが、方法論やおおよその結果の予測が確立してきたせいで忘れ去られてしまい、ただなんとなく、作業のように取り組むようになってしまったということです。

「ノウ・アンサー」の出演者はたったの5名。しかも社会人枠の役者を多く投入しました。そのため、いつもは自分が舞台に立つ立場だったはずなのに、客席で見ているだけという劇団員が多かったのです。そこで「面白かった」「〇〇さんがよかった」と喜んでいるだけでは意味がありません。5名がやりきった姿から何を受け取り、何に生かすのか?その視点が必要なのです。そういった振り返りから始まった議論は大いに盛り上がり、総監督が提示した来年度の活動計画は満場一致で承認されました。今の我々が向き合っていたネガティブな要素を乗り越えて、動機付け高く次の活動に臨めるよう、劇団員で心をひとつにすることが出来ました。まだまだ多くを語れませんが、ここから先のてあとるみのりのさらなるシンカにご期待ください!