2月10日(木)。この日は東京をはじめとする関東地方に夜の大雪が危惧された一日でした。そこで、夜間に予定されていた「ノウ・アンサー」の最終稽古は中止。16時で活動を終えるという変則スケジュールとなりました。
午前中の制作部では「コミティア139」へ向けた商品の個装と、そのための最終仕上げ作業が進められました。今回の注目商品のひとつはオリジナル冊子です。劇団員の個性や日常を描いた漫画、劇団員が思いを綴ったエッセイなど盛りだくさんの32ページ。描き下ろしの表紙や挿絵も見逃せません!是非会場でお買い求めください。

そして迎えた午後。一部の劇団員以外は降雪のリスクを考慮して早々に帰る、またはお休みするような対応を行いました。一部の劇団員とは…そう、「ノウ・アンサー」出演者及びバックアップメンバーです。社会人枠の役者は参加できませんが、最後の調整稽古を16時まで実施しました。役者自身が気になっているシーンや演技を集中して稽古することができ、最後の最後に少し演技の質を向上させることができました。

バックアップメンバーとは、いつ誰が稽古にしばらく参加できなくなるかわからないという社会情勢を踏まえ、そんなときに代役として芝居を成立させるための、まさに控えメンバーです。もちろん普段の稽古でも欠席や遅刻があれば代役として大いに機能します。このような状況の中で、いかにして公演を、作品を成立させるかを考えて初めて取り入れた仕組みです。ダブルキャストとは異なり、バックアップメンバーはモチベーションの維持が困難だったかもしれません。しかし、みんなでひとつの舞台を創るという上では必要な役割でもありました。メインキャストもバックアップも、この日の稽古が最後。残すは本番のみです!