12月に入って最初の活動日。午前中の制作部では製造しているグッズの部門に分かれての作業が続いています。どの部門も概ね順調で、新しいアイディアの登場やより良い進化を遂げながら進んでいます。何名かの団員はとても意欲的に全体を引っ張ってくれています。この辺りの動きは今年度の大きな成長ではないでしょうか。正直なところ早く何を作っているのか、そしてどこで販売するのかをお伝えしたいところですが、情報の公開まではいましばらくお時間を頂戴します。ご了承ください。

午後はこれまた詳細を発表できないある取り組みのため、まずはじっくりと話し合いを行っています。先週までの話し合いを基にこちらでまとめてきた内容だけではなく「もう一つの案を考えてきました」と自分のアイディアを取り込んだ案を発表する団員もいました。それらの要素をさらに掛け合わせながら、大きな骨格が出来上がりました。「これは面白そう」と、誰もが取り組みの顛末に期待を寄せていました。
その後は継続して取り組んでいる8名による短編脚本のセッションです。このセッションは毎週継続して行っているにもかかわらず、脚本を忘れてきてしまった役者がいました。それもいざセッションが始まってから「脚本ないの。見せてくれる?」と同時に出演している共演者に申し出るという意外過ぎる告白でその事実が周知されました。一同「何で先に言わないんですか」「今日の予定で読み合わせるってわかってたはずでは?」と突っ込みまくりでした。与えられた脚本を忘れたということは与えられた役を放棄したと同じことですので、その役者は見学に回ってもらっています。

1名の欠員は代役を立てて対応しました。先週までに改善された点と意識して変化させた事などを簡単に確認してから読み合わせを始めました。1回目ではうまくかみ合わない部分もありましたが、そこでもう一度「あんなに近くで圧力的に言われるとこっちもそう返してしまう」「もっと畳みかけないと返しにくい」「後ろのスペースを使っていいのでは?」などと振り返りを行い、どのようなアプローチでどう表現するのかの共有を行っています。すると2回目のセッションは不自然だった個所が改善され、先週以上にスムーズなやり取りが展開されるようになりました。「ひとつ変わるだけでだいぶやりやすくなった」「もっとこの二人は絡めますね」「中途半端な位置に立ってしまったので次は動きます」といった手応え、反省をフィードバックして、さらに良い演技に仕上げていきます。

さて、本日はこの継続的なセッションだけではなく、希望者を対象にしたある脚本(抜粋)の読み合わせも行われました。ただの読み合わせというわけではなく、稽古の序盤で話し合ったものとはまた別の企画に関連するものです。こちらもいずれ情報が公開されますのでお楽しみに。