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9月30日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 01.2021 稽古レポート
9月最終日を迎え、てあとるみのりは迎える10月からの活動をどうすべきかという問題に直面しております。30日の活動では制作部、午後の稽古共に今後のことについて、第25回公演の収支状況を踏まえて話し合いが行われました。

制作部に関しては「何を目標に活動するか」が最大の論点になりました。次回公演の予定があり、そこでグッズを売るというのであれば、逆算してスケジュールが成り立って行きます。今のところ次回の主催公演(グッズ販売ができるような興行)が決まっていないので、「当面の間はスローペースで進めざるを得ないのではないか」という結論に至りました。もちろん、グッズ開発の質を向上するためのアイディアや技術の研鑽期間に充てるつもりです。課題やテーマを持ち帰り、何週間後下の活動にその成果を持ち寄る…というパターンになりそうです。しばらくは進め方も含めて試行錯誤が続きそうです。

午後には未定となっている次回の公演に関する話し合いが1時間行われました。昨年から続く新型コロナウイルス対策の中での興行は、収入面で大きな打撃を与えています。これまでは別の活動で得た利益を運営資金に回してやりくりしてきましたが、別のことで稼ぐチャンスがいつでもあるわけではなく、このまま続けていても赤字が続くだけなのではないかというとてもシビアな問題が浮き彫りになりました。コストをかけて公演や動画配信を実施してもそのコストを回収できないという事実が第25回公演の収支状況からわかったのです。

これはとても厳しい現実です。もちろん赤字覚悟で興行を継続することも選択肢のひとつです。やりたいことをやるのですから、自分たちでその損失を補填すれば済む話です。ただ、この団体の劇団員にそこまでの財力や勇気があるのかという問いかけが浮かんできます。赤字を出さない、損失を拡大しないのであれば今後は公演を実施しないという選択肢が一番堅実な選択にもなります。それぞれの選択の中間でうまいことやれば収支バランスがとれるのではないかという夢のようなイメージも捨てきれません。結局はみんな「どうにかしてやりたい」という動機があるからです。この日の話し合いだけでは結論は出ず、全員で何らかのアイディアを考える、自分が持っているつながりを途切れさせず、さらに広げられる方法を模索してみようということになりました。

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話し合いの後はハートランドみのりの活動としてZoomを使った「ちょびちょびエチュード」をオンライン配信しました。実は事前打ち合わせをしてから行う予定だったのですが、今後の公演に関する話し合いが白熱してしまい何の打ち合わせもできず、進行も組み合わせも、エチュードのお題も全部アドリブで実施しました。もちろん視聴者にはそのことを伏せています。さすが慣れた劇団員たちだけあって、急な展開にも見事に対応し、最後のネタバラシまで視聴者に真相を悟られることはありませんでした。今回はハートランドみのり内の活動だったので一般の方には公開できませんでしたが、こういった動画配信コンテンツも今後拡充させていきたいところです。

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なお、第25回公演「やみのむこうに」の録画配信URLお申し込みは9月25日で終了いたしました(ご視聴は10月25日まで可能です)。たくさんのお申し込み誠にありがとうございました。どうぞお時間のある時に特典映像も含めてごゆっくりお楽しみください!