5月20日(木)。まずは制作部の様子からお届けします。とにかく採用が決定したグッズの製造を進めました。この日は体調不良により数名が制作部をお休みしたため、少人数での作業になりました。基本的には静かな時間でしたが、時折素材の色やデザインのことで「こっちじゃだめなの?」「ジョッピーの色に合わせて欲しい」などの議論が交わされていました。どうやら今回もジョッピー関連のグッズがあるようですよ!
午後は第25回公演の内容に準じた稽古でした。先週行ったオーディション形式のシーン読み合わせがさらに拡充され、脚本の約半分を場面ごとに分け、それぞれ数回繰り返しての読み合わせを行っています。

回ごとに配役を変えて、それぞれが思いのままに演じています。何度か役を入れ替えたせいなのか、相手の名を呼びながら登場するシーンで自分の名を絶叫しながら登場する役者もいました。もちろん稽古場は笑い声に包まれました。そんなこんなで読み合わせは終始和やかな雰囲気で進んでいました。

役者の中には先週の読み合わせを含めて、すでに本命の役希望をイメージしている者もいました。脚本に関しても先週からさらに進化しており、いくつかの役は明らかに先週の稽古が反映され、ある役者に寄せて書かれているようでした。その一方でまだ誰が演じるか特定できない役も複数あり、自分がどの役になるのか、またどの役を第一希望にするのかなど、様々な想像を巡らせる役者もいました。

こうして執筆進行中の脚本を用いたセッションを繰り返しながら、作品が仕上がっていきます。まだまだ気楽に楽しく読み合わせている段階ですが、脚本が形になれば、物語の深い領域まで読み込んでいく必要があります。昨年度末から継続して学んできた脚本の読み方、物語を理解する方法、そしてセリフや演技が自然に出てくる方法を実践する時が、刻一刻と近付いてきています。