FC2ブログ

5月13日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 13.2021 稽古レポート
今秋から連休もしばらくないので、毎週木曜日の活動を安定して行うことができそうです。しかし、東京都は緊急事態宣言が5月末まで延長となったので、相変わらず日中の活動だけで、より本格的な稽古は控えている状況です。

さて、そんな5月13日(木)午前中の制作部では、久し振りに集まった顔ぶれもいる中でそれぞれが休みの間に仕上げてきた試作品や商品案の振り返りと、より商品化に近い状態での製造や改良が行われました。すでにいくつかの案は実現が決定しています。8月の公演ではこれまでとまた一味違ったグッズを紹介できそうです。

午後の稽古ではいよいよ総監督から「第25回公演はこんな作品で行く」という提示がありました。そして早速その物語に登場してくる全キャラクターを対象にしたオーディション形式の部分読み合わせを行っています。団員たちに手渡されたのは抜粋された3つのシーン。もちろん物語のテーマやキャラクターの特徴など、完全に深く読み込む時間はありません。そんな中でも希望する役、興味を惹かれる役に立候補して、その特徴を少しでもアピールしようと演じる姿がありました。中には「絶対この役は(実際には)やらないだろうから」という動機で、これまでにないチャレンジを試みる者もいました。それぞれがそれぞれの目的意識を持って読み合わせを楽しんでいるようでした。

tDSC_0833.jpg

第25回公演は短編のチームに分かれるのではなく、全体で一つの作品を作り上げる形式を採用します。もちろん、前回同様の感染症対策は施しながらではありますが、分断されていた劇団員の一体感を取り戻し、もう一度みんなでひとつの舞台を作ってひとつの同じ舞台に立つという、てあとるみのりの原点に立ち返ろうという試みです。この社会情勢の中ではご観劇いただくお客様にもご不便や違和感の共有をお願いしておりましたが、少しでもそんなもやもやが解消できるように工夫をするつもりです。原点回帰を目指しつつも新たな取り組みを交えた第25回公演にご期待ください。

tDSC_0825.jpg

こうして始動しました第25回公演。11月の第24回公演以来、ワークショップ形式の稽古や短い脚本のセッションなどを繰り返していたこともあり、久し振りにみんなで長期間ひとつの作品を共に作っていくことになります。個々の演技を仕上げることはもちろん、それ以外にも全体で取り組まなければいけないこともあります。少々自粛ムードの中で忘れかけていたかつての一体感や支え合いを取り戻しながら、徐々に稽古も本格化していきます!

tDSC_0823.jpg