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11月19日の「#ウオツー」です。

Posted by theatreminori on 19.2020 稽古レポート
いよいよ来週に劇場公演が迫ってきました「WALK ON 2WAY」!ユニットごとの稽古も続々最終稽古を迎えています。制作部も最後のグッズ袋詰めまで作業しています。

さて、今回紹介するのは「ジョッピーポーチ」です。第20回公演で販売し、即完売した商品の改良版です。ジョッピーの顔のあごの部分から物を入れられる構造はそのままですが、当時の商品は耳の先まで物が入り込んでしまう難点があり、今回はそれを改善しました!

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劇場での販売価格は1個600円。色はジョッピーオリジナルカラーの水色です。もちろんすべて手編みの手作り商品ですので、若干の個体差が生じています。その点はご了承の上お買い求めください。劇場販売で残った分は通信販売を予定しています。お楽しみに!

さて、午後の稽古。この日はユニット1「畑にて」とユニット2「楽屋にて」の2組の稽古が行われました。ユニット1の方はこの日が最終稽古。これまでの成果を示しつつ、さらに良くなる可能性を感じさせなければいけない稽古でした。同時にそんなプレッシャーに打ち勝たなければいけないという、なかなかシビアな時間になりました。

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ユニット1の面々は特に個性派ぞろい。お互いの連係をどう構築していくか?お互いのフォローを臨機応変に行えるか?そんなテーマが付きまとっています。その答えを「正しいセリフ」「うまく演じる」方向に求めてしまう役者たちは、思うように演じることができずに大苦戦でした。演出からは「うまくやる必要はないのでちゃんとやるべきことをやってほしい」というシンプルな振り返りがありました。空回りせずに、自分に与えられた役割、自分のキャラクターを押し出すことに専念すればいいということです。それができれば面白くなるように物語のバランスが取れているのです。緊張感や重圧の中では、そんな当たり前のことが一番難しいのでしょうけれど。

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ユニット2「楽屋にて」は先週の通し稽古の反省点を改善し、スムーズかつテンポの良い演技を披露していました。通し稽古ではこれまでよりも数分間タイムが縮まるという驚きの結果もありました。20分ほどの作品で数分間の短縮というのはなかなかの成果です。

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それでもまだまだ改善すべき点はたくさんあります。通し稽古を繰り返しながらそんなミスマッチを修正していく必要があります。気持ちが入り過ぎると空回りするというのはどのユニットでも共通です。冷静かつ新鮮な気持ちで毎回の通し稽古に臨み、その中で芽生えた感情を素直に受け止めて表現するという稽古になりました。物語の中の感情が深く共鳴したのか、カーテンコールでは感極まってしまう役者もいました。意図的にコントロールできる感情だけでは伝わらない感動も少なからず存在しますので、その純粋な感覚は大切にしてほしいところです。

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そんなわけで、劇場公開を目前に控えた各セクションは、必死の追い込みを見せています。公式のスケジュールではユニット2の稽古があと1回残っているだけ。来週の劇場ではどんな仕上がりになっているのか…?間違いなくお伝えできるのは「私たちらしさ」がそこに存在していることです。ぜひご期待ください。

なお、新型コロナウイルス感染拡大の傾向が続いているため、観劇チケットをご予約されたお客様の中でも来場のキャンセルやオンライン配信への切り替えを望まれる方がいらっしゃるかと存じます。もちろんそれらのご要望には全面的にお答えいたしますので、ご入金確認メールへのご返信にてお気軽にお問い合わせ下さい。