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11月12日の「#ウオツー」です。

Posted by theatreminori on 12.2020 稽古レポート
第24回公演「WALK ON 2WAY」初日まで2週間となりました。つまり、それまでの活動日もあと1~2回ということです。いよいよ大詰めです。劇場観劇チケットの方はお陰様で販売枚数終了となりました。今回は感染症対策で客席数・公演回数ともに大幅に減らしていますので、ご予約が間に合わなかった方も多数いらっしゃったかと思われます。オンライン配信観劇チケットの販売も開始されておりますので、そちらも併せてご利用ください。
配信チケットご予約フォーム→こちら

さてさて、そんな11月12日(木)。制作部も稽古も最後の追い込みでした。午前中の制作部ではグッズの袋詰めと、書籍タイプのグッズの製本作業が行われました。それと並行して公演で使用する衣装、小道具の製造も行われました。それぞれが自分の受け持った作業を丁寧にかつ迅速に実施していきました。

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午後の稽古はユニット(演目)ごとの開催です。他のユニットの出来栄えを気にしている余裕もなく、それぞれ自分の演技や共演者とのコンビネーションに磨きをかけることに専念していました。

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ユニット1「畑にて」では、この日に試着した衣装を身に付けて演じる役者がほとんどでした。まだまだ改良しなければいけない状態ですが、衣装を身に付けると印象が変わります。その流れに乗っかって、これまでよりもいい演技ができる…とは限らず、むしろ気負い過ぎて空回りしてしまう役者もいました。こうなってくると「自分だけができていない」「自分が何とかしてこないと」とついつい個人の責任を背負い込んでしまいがちですが、それを素直に共演者同士で共有して一緒に解決策を考えたり、演じるイメージを引き出してもらうような演技を要求することが大切なのです。役者同士のチームワークとは、こういった表現の創出を共に行うところにあるはずです。

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ユニット2「楽屋にて」は、これまでよりもテンポよく演じられるようになってきました。その一方で、色々感情を深く演じようと考えるあまり、全体のいい流れを停滞させてしまう場面もありました。その先にどんなシーンがあるのか?このシーンはそのシーンに対してどんな役割があるのか?といった総合的な視点を持って状況を考え、クライマックスをどう生かすかを考えた組み立てを行わなければいけません。これは、物語の中で自分の役がどんなミッションを担っているのかを考えることと同じです。ある程度のコンビネーションやセリフが安定してくると、思わずもっと深くていい演技をしようという欲が出ます。もちろんそれは必要なことですが、物語を全員で描いているという点だけは忘れないでいただきたいです。

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ユニット3「就職活動にて」は衣装や小道具が他の演目よりも複雑です。その試着や試用を行いながら稽古しています。もうひとつ、動きを合わせなければいけないシーンが多いのもこの演目の特徴です。この日の稽古では先日の追加稽古で確認した動きの復習とさらに良くしていくための指導がありました。どのユニットもそうですが、稽古回数はかなり少ない状況です。そのためセリフ(のコンビネーション)がまだ完全に安定しているわけではありません。それに加えて動きでも息を合わせなければいけないので、役者たちは頭を抱えながらの稽古でした。あと1回の稽古で必ず形を仕上げるぞと、全員が意気込んでいました。

さあ、いよいよどのユニットも残す稽古は1回か2回!配信視聴用チケットの販売も始まったことで、全員が等しく緊張感と使命感を持ってラストスパートです!