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10月22日の「#ウオツー」です。

Posted by theatreminori on 22.2020 稽古レポート
ついに第24回公演「WALK ON 2WAY」の劇場観劇用チケットの販売がスタートしました。感染症対策からお客様をお招きできる数が通常の3分の1程度という小規模な上演です。劇場でのご観劇希望の方はお早目のご予約をお勧めします。「2WAY」という今回のタイトル通り、劇場観劇意外に配信でのご視聴も可能になっておりますので、そちらも併せてご検討いただければありがたいです(配信用のチケットは11月12日販売開始予定です)。
劇場観劇用チケットご予約フォーム→こちら

さて、そんな第24回公演まで残り約1カ月の活動となったこともあり、これまで継続していた制作部も慌ただしくなってきました。この日はグッズの袋詰め、仕上げ作業、製造、公演の案内作成など、担当しているアイテムや目的によって行う作業内容が異なりました。感染症対策でお互いの距離を離すために机をそれぞれ孤立させているスタイルが、この段階にきて機能面でもその必要性を発揮してきました。どの作業もうっかり失敗してしまうわけにはいかない作業です。黙々とそれぞれが自分の担当している作業を仕上げていくうえで、集中して取り組める環境が必要なのです。

午後の稽古は今週もユニットごとに入れ替わりで3部構成です。1ユニット2時間15分だけの短時間稽古です。入れ替え時はもちろん稽古中にも休憩と共に換気時間を設けるという体制なので、2時間少々の時間もあっという間に過ぎていきます。それだけに役者たちの準備が重要です。先週の稽古で決めたことの復習、新しく行うシーンの予習など、各々が稽古へ向けて自分の演技の質を高めてくれれば、稽古を無駄に繰り返すこともなくなります。さすがに稽古に参加していると「あっという間に2時間経ってしまう」という実感が芽生え、その意識も高まるようです。効率よく、コンパクトかつ高品質に作品を創ら羅たなスタイルとして成立するかはこれからの役者たちの頑張りにかかっています。

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ユニットごとに作品の内容が異なるので求められる演技の方向性も異なります。演出からも「物語が何を伝えようとしているのか?その中で自分の役の役割は何か?」をよく考えて演技を組み立てて行きましょうという振り返りがありました。何度か舞台に立っている役者は「逆に自分のセリフをどう言おうとか、ここにどんな思いを込めようとかを先に考えてしまっていました」と反省を口にしていました。演技を考えていく順番が違っていたというわけです。これは演技に慣れてしまったからこその過ちです。もっと当たり前に相手の言葉に耳を傾け、それを受け止め、生まれた感情に導かれて言葉(セリフ)を発するように、改めて脚本をどう読み、どう吸収するのかを学ぶ時間になりました。

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3つの物語で進む道は異なっていても、公演でお客様にお楽しみいただきたいという思いはひとつです。時間や場所が違っても、心をひとつにして歩んでいます!