FC2ブログ

10月15日の「#ウオツー」です。

Posted by theatreminori on 15.2020 稽古レポート
いよいよ本日10月15日(木)より第24回公演「WALK ON 2WAY」の稽古が始まりました。オムニバス短編の3本立て公演ということで、作品も3作品。稽古初日にその脚本が全部揃ったこともすごいことですが、出演者(作品ごとの入れ替わり稽古)も全員が参加したことがもっと珍しいことでした。短期間で短編に少人数で挑むというスタイルが、参加者の気持ちにも何らかの変化をもたらしているのでしょうか。とにかく、この日から1か月少々、舞台作りがスタートです。

午前中の制作部では次々と完成形に到達するグッズが出てきました。試作で難航していた品物もやっとひとつの完成形まで到達しました。量産できるかは作り手次第ですが、完成させるためのやり方はしっかりとモノにできましたので、何とかなるような気がします。順調に進んでいたグッズは数をそろえる工程に入っています。さらに出来上がっているアイテムはビニールの袋詰めを実施しました。今回は消毒できるようにすべてのアイテムをビニールに入れる予定です。

1602828358923.jpg

そして午後の稽古。この日から3部制の完全入れ替わり稽古です。「この時間で帰るなんて変な感じ」「あとは夜に3人来るんだっけ?」「ユニット2の稽古って何時までだっけ?」など、まだまだ不思議な感覚の中での稽古でした。ひとつのユニットの出演者数は4名。合計で12人が出演予定になります。しかし全員が同じ稽古場にそろうことはありません。全体での通し稽古も実施しません。すべては新型コロナウイルス感染予防対策です。我々が感染してしまったり拡大させてしまうと、お客様や劇場さんに迷惑が掛かります。それを少しでも防ぐために、稽古場での衛生管理もかなり徹底して行っています。手洗いうがいとマスクはもちろん、床や壁に触れない、他者と接触しない、正面で会話しない、椅子や用具の使いまわしもしないなどの細かいルールの中で稽古を行いました。

twDSC_0158.jpg

まだまだ初日…とはいえ、公演までの稽古回数は6回。初見の脚本であっても「じゃあやってみましょう」といきなり立って動いての稽古になりました。実はこの流れ、てあとるみのりではいつものこと。いつも演じることの楽しさを優先して、座って読み合わせという回り道は行っていません。「動いた方がやりやすい」「どうせ動くんだから」と、役者たちもこの方法にすんなり対応していました。

twDSC_0166.jpg

これまでの昼稽古だけでなく夜間も稽古が始まりましたので、久しぶりに顔を合わせる劇団員も多く、ちょっと懐かしい気分にもなりました。しかし週1日だけの稽古で仕上げていくのはなかなか大変なことです。各自がどれだけ上積みしてくるか、振り返ってくるか、イメージしてくるか…。その成果が少しずつ積み重なって完成していく「WALK ON 2WAY」を、どうぞお楽しみに!

twDSC_0168.jpg