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8月20日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 20.2020 稽古レポート
先週はいわゆる夏休み期間にもかかわらず、世間に我々の元気な姿をお届けしようと生配信企画を実施しました。ちなみに、当日姿を見せなかった我らが大女優は元気に自宅で過ごしていたそうです。今週の活動には元気にフル参加しています。

さて、そんな8月20日(木)。午前中の制作部は縫い物と編み物に専念する劇団員の姿しかありませんでした。この日手掛けていたのは商品化できるかどうかの試作を行っているアテムばかりです。途中まで作って「やっぱりこうしたい」「この色にした方がいいんじゃないかな~」「難しいなぁ」と作り手から意見が出ることもありますが、ひとまずは失敗作でも何でもいいので一度完成させてから議論しましょうということで、引き続き作業を継続してもらっています。最初は上手くできないのは当たり前。しかしやり切る前から諦めてしまっては進化しません。失敗することも次の品質改善につながる重要な情報と経験です。

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午後は先週の生配信での自分たちの演技の反省点を確認しつつ、そこを改善するための演技のレッスンを行いました。題材は極めて短い2名での会話の読み合わせです。一見すると簡単な課題のように感じますが、その人物はどんな人か?お互いのことをどう思っているのか?この場所や物に対する思いは?などと、演技を裏付ける構成要素を突き詰めて考えていくと実に奥深いものになります。ここ最近は状況や関係性が設定された状態で自由にセリフを発するエチュードを行っていましたが、今回はその真逆。セリフから状況や設定を想像してそれに基づいたやり取りを行うという、まさに通常の演劇に近い内容に取り組みました。

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いざ実際に取り組んでみると、人物のイメージは形式的に表現できる反面それが想定した場面の設定に相応しくない役者、もっと極端にキャラクターのこだわりを押し出した方が相手の人物を引き立てられるのにそのあと一歩が表現しきれない役者など、それぞれの課題が浮き彫りになりました。課題というとネガティブに聞こえてしまいますが、その人の演技の組み立てや脚本から真っ先に読み取る情報が個性的であるということです。それが与えられた役の中でいい方向に作用することもあります(そのように脚本を作ることがほとんどです)。ただ、そこに頼っただけではできる役が限られてきてしまいます。時にはこれまでと異なった一面を見せてこそ演劇の面白さが広がるはずです。個性を使いこなすことにも拍車がかかるはずです。まずは少しでもそこを目指して取り組んでいます。

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さて、そんなわけで、様々な反省点や課題を抱えつつ、とにかく今できること、やるべきことに取り組んでいる私たちです。すべては11月の公演をお届けできるようにという目標を持ってのことです。決して辛辣な雰囲気になることなく、前を向いて真剣に取り組んでいます。