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1月9日の「UNKNOWN」です。

Posted by theatreminori on 09.2020 稽古レポート
1月9日(木)は新年最初の活動日でした。午前の制作部では第23回公演用のグッズ作りを本格的に行っています。現在取り組んでいるのは前回販売して好評だったあるアイテム。既に作り方や改良すべき点はよくわかっているので、とにかく丁寧勝つスピーディに作業をするように心がけました。同時進行で公演のお知らせを発送する際に同封する手紙の執筆に取り掛かる団員もいました。フライヤーの完成が来週の予定になっていますが、先行して手紙や宛先ラベルの準備はできます。公演までそれほど多くの時間があるわけではないので、こういった工夫が必要になります。



さて、午後からは稽古です。今週から夜間練習も始まりましたので最大で21時まで。何と、入れ代わり立ち代わりの人がいたものの、全出演者が稽古に参加してくれました。境遇が違う団員が集まっている我々にとっては珍しいことです。今回の「UNKNOWN」は出演者が少し多い構造になっていますので、稽古場が狭く感じるほどでした。

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申し送りとウォームアップに続いて、脚本の冒頭からワンシーンごとに稽古を重ねていきました。「UNKNOWN」で実質しっかりとした稽古が行われるのは初めてのことです。まずは役者たちが準備してきたキャラクターのイメージについて、演出から修正が入ったり、どういったイメージで表現しようとしているのかの確認があったりという流れで進んで行きました。かなり具体的に表現方法を固めてきた役者もいれば、まだまだどうするべきか悩みながら演じている役者もいました。演出はひとつひとつの言葉を選びながら、より表現の方向性が確かなものになるようにアドバイスしていました。

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また、舞台上での人の配置、並び方などのイメージが固まっているシーンに関しては「逆側に立ってください」「後ろ向きで構いません」「もう少し距離を取ろう」などと、具体的な立ち位置の指示がありました。「UNKNOWN」を上演する会場は2種類(南大塚ホールと北池袋新生館シアター)あり、この2カ所の劇場は舞台の広さが全く異なります。その舞台の広さや幅を意識した演出も何か所かについていました。疑似的に舞台袖までの距離を体感するような試みも行い、セリフをしゃべる速度や動き出しのタイミングも肌で感じてみました。

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こんな流れで気が付けばあっという間に21時(もちろん休憩を挟みながらでした)。この日集まった全員が自分の役を少しでも稽古することができました。あとは各自に授けられた課題をどこまで処理できるかという、次の稽古への準備になります。何名かの役者は早くも脚本を手放して演じようとしていました。少しずつ、しかし確実に完成度を高めていけそうです。

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第23回公演「UNKNOWN」のチケットご予約開始は2020年1月11日(土)です!