FC2ブログ

12月12日の「UNKNOWN」です。

Posted by theatreminori on 12.2019 稽古レポート
12月12日(木)の午前中の制作部は、第23回公演「UNKNOWN」へ向けたグッズ案や販売目標の話し合いが中心でした。物語の全貌がわかっていないので、内容に特化したグッズは後回しにして定番になりそうなグッズのラインナップ、品質の改善案などを具体的に検討しています。

午後の稽古では先日総監督と制作が参加してきたイベントの説明会報告、2月に控えている「#演劇的な一日in大塚2020」の概要と週末の打ち合わせで決まるであろう内容の申し送りがありました。その後は、すでに公開されているキービジュアルを基に、現在脚本執筆中の「UNKNOWN」の世界観や、表現する側が身に付けておくべき知識について説明が行われました。

その後は物語の冒頭シーンを役を入れ替えながら読み合わせました。冒頭ということは物語の導入部分です。そこでお客様にわかりやすく、物語の背景であったり、登場してくる言葉の意味などを伝えなければいけませんので、そのシーンを任される役者や登場人物は責任重大です。そういった大役を全うできるか?ニュアンスを自然に演技を通して伝えられそうか?といった適性を見極めるための読み合わせでもありました。



役者たちは「面白そうな役ですね」「普段はやらないだろうから今やっておこう」といったそれぞれの興味で読み合わせに挑んでいました。読み合わせと言っても、簡単な動きの演技も入っています。時々熱演の余り脚本のどこを読んでいたのかわからなくなる人がいたり、よく読むとまだ待たねばいけないのに行動を起こしてしまったりする人もいました。とは言え、初めて目にした脚本をそれぞれ自由なスタンスで演じているので、全く問題ありません。むしろのびのびと、思い切った演技を見せてくれる方が収穫も大きくなるようでした。

tDSC_6551.jpg

この日の稽古で、役者たちも「UNKNOWN」の世界に初めて触れたわけです。そしてこの日の読み合わせが脚本の進化に反映されていくことになります。まさしく、物語が始まったという感じです。果たしてどんな物語の結末を迎えるのか?それは2020年2月20日(木)~24日(月)の第23回公演で明らかになります。今は誰も「UNKNOWN」です。

tDSC_6547.jpg