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10月31日の「トリガリ」です。

Posted by theatreminori on 31.2019 稽古レポート
世間はハロウィン。渋谷は厳戒態勢の10月最後の一日。実は第22回公演「TRIGGER REMAKE」までの木曜日はこの日を含めて3回というカウントダウンに入っています。

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制作部では何やら荷物を運搬する団員の姿が…。段ボールでしょうか?中身は何なのでしょうか?いずれにせよ今回の「TRIGGER REMAKE」で使用する何かのようです。徒歩5~6分の某所から仕入れたようです。そして午前中の天気がいい時間に、何名かで台車を使って運搬しているのでした。何がどのように使用されるのか?それはぜひ劇場でお確かめください!

もちろんいつものようなグッズ製作も最後の追い込みに入っています。予定数量に達していない物はそれを目指し、すでにクリアしている物には上乗せでの製造を、そしてデザインが確定して製造にかかれるものの作業も始まりました。この日はいつもの午前中だけではなく、午後の稽古中にも団員が入れ替わっての作業が継続されていました。いよいよ大詰めですね。

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さあ、そして午後の稽古です。来週には通し稽古が予定されているので、役者たちは徐々に脚本を手放しての演技に入っています。セリフに対しての不安が見え隠れしつつも、何回か稽古を重ねることで少しずつ落ち着きを取り戻していきました。演出からは「せっかく脚本を手放してセリフを追いかけなくなったのだから、もっと目の前で起こっている出来事、相手の言動に意識を強く傾けて、ここで何をするべきかの役割を全うするように演じて欲しい」とのアドバイスが授けられました。セリフを思い出すのではなく、この場面で何をどう感じるのかを大事にしてほしいということです。



何名かの役にはこの日の稽古の中で新たなキャラクター付けがなされました。もちろん、まるっきり別の性格にするということではなく、表現したいものをよりわかりやすく、明確に打ち出すために、さらに軸足を置く位置を踏み込んでみるといった、いわゆる人物の味付けを深めるといった作戦です。早速実践した役者は「まだこの場面のセリフがどう言ったらいいのか…」と悩んでいましたが、演出からは「そこにこそその人物の苦悩やどう対処すべきかという本質がある」という禅問答のようなアドバイスがありました。人間は日常生活の中でも何かの役割を演じているものです。その「演じている自分」が崩れそうになるとき、しっくりこなくなる時とはどんな時なのか?そんな感じで役の人物にも向き合ってほしいという話だったようです。

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先週の稽古での反省点を生かして中身も深まってきた「TRIGGER REMAKE」。なぜあえて、再演ではなくて「REMAKE」なのか?そのタイトルの意味も含めて、皆さんに存分にお楽しみいただけるよう、さらに残りの時間で仕上げていきます!是非その成果を劇場でご覧ください!チケットは大絶賛販売中です!23日(土)14時の回はチケットの残りも少なくなってきました。今すぐのご予約も可能です。どうぞよろしくお願い致します。
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