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10月10日の「トリガリ」です。

Posted by theatreminori on 10.2019 稽古レポート
10月10日(木)、第22回公演「TRIGGER REMAKE」のチケット販売・ご予約受付が開始されました!
チケットご予約フォーム
チケット代はこんなご時世でもいつもと同じ1,500円。ただし、今回は会場が中板橋新生館スタジオ。いつもの北池袋ではありませんので、ぜひご注意下さい!池袋から東武東上線各駅停車にご乗車の上、中板橋でお降りください。
劇場アクセス

さて午前中の制作部では、グッズ製造、デザインの検討と共に販売開始となりましたチケットの切り出し作業を行っています。午後の稽古前に集中力の必要な作業に臨むのは役者として参加している劇団員です。チケットは大切な金券です。うっかり失敗してしまえば、1枚当たり1,500円の損失であるという緊張感をもって作業していました。焦らずただ正確に細かい部分をきれいに切る。精神的な鍛錬にちょうどいい作業かもしれません。

午後の稽古ではバージョンアップした「TRIGGER REMAKE」の脚本が配布されました。新たに追加された部分と、手直しされた部分があり、すぐに全員が目を通してどのような変更があったのか、どのような展開になっているのかを確認していました。もちろん内容はより面白く進化しており、役者の間では黙読状態から笑い声が漏れていました。休憩時間になっても役者たちは何度も脚本に目を通し、自分の役、セリフの確認に余念がありませんでした。

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そのあと一度バージョン2の脚本を通して読み合せました。この段階で全物語の85%まで完成しています。時間として65分ほどに収まれば、まずまずの時間感覚です。結果は61分。想定内といったところでしょうか。残りの15%がどのように仕上がるのか?役者たちも楽しみにしていました。長さだけではなく、内容に関してもまずまずの手応えでした。新たに加わったエピソードの中で突発的に襲ってくる笑いのセリフには大声で笑ってしまうこともありました。和やかに各自が感触を確かめる脚本読みでした。

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その後は部分稽古を実施しています。脚本が配られてから初の稽古参加になる役者とヴァージョンアップして新しい出番が増えた役者もいましたので、その人物が登場してくるシーンを中心に稽古を行いました。ある程度の人数が揃うと、舞台上のどこに立てばいいのか、どちらを向けばいいのかを整理するのが大変になってきます。役者たちが自己判断で適切に動けるのであれば苦労はしないのですが、今回が初舞台という役者もいるため「舞台の原則として向かい合う場合でも観客席に完全に背を向けないような配慮が必要なんですよ」「横向きで立つときもちょっとだけ客席側の足を引いて体を開きましょう」といった原則の説明と実際の動き方指導から始まります。そのため、役者もすぐに適切な行動をとれず、1回の稽古ではすべてのバランスを整えるのが難しいのです。まずはお互いの動き方や、目立たせる人物が誰なのかを確認し、次回までに各自がよりしっかりとイメージを構築して表現できるようにします。