9月に入りました。てあとるみのりも第22回公演へ向けて新しい顔ぶれを加えつつ、様々な準備を行っています。
制作部では第22回公演のグッズ作りとプレゼント企画(またやる?)の準備を行っています。グッズは現在編み物系のグッズが急ピッチで進行しています。他のグッズよりも早く完成形をお披露目できそうな予感です。編み物をメインで担当している大女優も、いつもよりも早めに稽古場に姿を見せて、黙々と作業を行っていました。お互いにフォローし合いながら作業を進めている姿、チームワークのようなものが印象的でした。

午後は体験参加、見学者も含めて、15名近い人数が稽古場に集結する大賑わいでした。まだ第22回公演の脚本は完成していないので、先週に引き続き、短い脚本の読み合わせを行いました。今回題材にしたのは過去の上演作のひとつ「TRIGGER」です。

マンガの世界と現実の世界を行ったり来たりするのが特徴のこの作品。今回取り上げたシーンはそんな両方の状況がが登場してきます。当然ながら演じ方も大きく差が生じ、それぞれの役者が大胆に演じてみたり、年齢的にどう考えてもマッチしなそうな役を読んでみたり、普段はチャレンジしたことのないイメージに挑んでみたりと、幅を利かせた演技が繰り広げられました。

読み合わせと言ってもただ座って読むだけではなく、実施に立って動き回りながらの演技を行うのがてあとるみのり流の読み合わせです。特にマンガパートの演技は動きが多く、何回か読み合わせていくうちにどんどん動きも大きくなっていきました。動きという点では過去にこの作品に出演したことがある役者にアドバンテージがあるのは当然ですが、実際に読んでみると距離やイメージが全然合っていないために、見ている側には実に面白い演技が飛び出すこともありました。握手をしなければいけない三人がお互いにかなり離れた位置にいたために、一人が無理矢理手を取って、3人を引き合わせるという強引な展開もありました。読み合わせの配役は過去の通りの配役ではなかったので仕方のないことでしょう。今日の稽古はそんなこんなで、笑いが絶えないものになりました。
現時点ではこのような練習セッションのような稽古の繰り返しになっていますが、第22回公演の作品タイトル発表はもう間もなくとのことです。水面下で進んでいる準備の真相やいかに?どうぞご期待ください。