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8月22日のてあとるみのりです。

Posted by theatreminori on 22.2019 稽古レポート
萬劇場夏の短編集における「コイノオキテ」公演も無事に終了し、夏休みを挟んで活動再開となった22日(木)。レギュラーの劇団員は元気に顔をそろえました。

この日の制作部は、公演後最初の稽古恒例の床磨きでした。普段は稽古で利用しているハートランドみのりの床を、これまでの感謝とこれからもお世話になるという思いを込めて、とにかく可能な限りきれいにします。当たり前のように使える場所ではなく、使えていることにありがたみを感じなければ、作品に向き合う気持ちも自己中心的なものになってしまいます。劇団員として、一人の社会人として大切な心構えを身に付けていくためにも、この恒例行事は欠かせません。



稽古でフロアを使うと、衣装の靴や小道具が接触した痕跡がたくさん床に残ってしまいます。特に靴の跡は目立ちます。黒い筋のようなものがたくさん床についてしまうのです。これを徹底的に手作業で磨き上げていきます。完全にきれいにならない痕跡もありますが、少しでも色が薄くなるように、痕跡が目立たなくなるように、とにかく熱心に掃除します。このようにしっかりと向き合うことに意味があるのです。

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制作部での床磨きを経て、すっかり輝きを取り戻した床で午後の稽古です。まずは萬劇場で行われた「コイノオキテ」公演の収支報告やチケットの販売状況の報告がありました。普段は1,500円という、演劇としては破格のお値段でチケットを取り扱っている私たちにとって、最も懸念されていたチケットの販売実績は、お陰様で目標数値をクリアすることができました。団員の努力が前提ですが、もちろん、お客様の皆様方がご来場くださったことが最大の要因です。誠にありがとうございました。

その後は11月に行われる第22回公演に向けた打ち合わせを行っています。実は「コイノオキテ」を披露した夏の短編集では、すでに仮のタイトルが発表されていました。もちろん仮のタイトルなので、そのままの作品を公演するわけではなく、案の定「あれは候補に挙がっていた作品のタイトルをくっつけただけ」という総監督からの言葉が。団員達の間ではどんな作品をやってみたいかの話になりました。大女優は「大草原の小さな家みたいなのがいい」「小学生が宿題を忘れて先生に怒られる話」など、今までにやったことのない斬新な作品を提案してきましたが、どうやらこれらは実現されそうにありません。何となく方向性が見えたあたりで、話し合いは終了しています。

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残った時間には短い脚本を読み合わせるセッションを行いました。お互いのキャラクターを極端に表現するセッションになり、見ている団員からは常に笑い声が起こる展開となりました。とにかくみんな生き生きと、とても楽しそうでした。こうして公演やセリフ覚えに縛られないで演劇を楽しむ時間も久しぶりでした。

さて、次週にはまた何か新たな動きが起こりそうな予感もあります。今後のてあとるみのりの動向にご注目下さい!