FC2ブログ

7月4日の「コイノオキテ」です。

Posted by theatreminori on 04.2019 稽古レポート
7月4日(木)は7月に入って最初の活動日でした。「萬劇場 夏の短編集」公演まであと1か月ほどとなり、様々な準備で進捗状況の確認と、ペースを上げなければいけない取り組みが確認されていました。



午前中の制作部では「夏の短編集」に向けての衣装や小道具作りを中心に、一部の団員は11月公演のグッズ作りに勤しみました。グッズ作りの方はすでに製造する物の形状や機能も確定しているため、大きな問題なく進行しています。一方の衣装、小道具作りは試行錯誤の繰り返しです。試しに作って装着してみたものの、イメージしていたような効果や見た目が得られなかった場合はいわゆる没となり、再び作り直しとなります。気分が落ち込んでしまいそうな展開ですが「失敗は成功の母だよ!」と励まし合いながら、改良した試作品作りに取り掛かっています。

tDSC04296.jpg

午後の稽古はいつものウォームアップから始まりました。てあとるみのりのウォームアップは、まずゆったりした音楽に乗せてストレッチを行い、そこから乗りの良いユーロビートで体を動かします。誰かが動きのリーダーを務め、思い付いた自由な動きを提案し、全員がそれに従うという体操のようなダンスのようなアップです。その先陣を切るのは決まって我らが大女優。音楽が始まると誰に言われるでもなく自由な発想で体を躍動させます。いきなり上下動が激しい動き、グネグネした動き、勇ましい空手のような動きなど、毎回何が飛び出すのかわかりません。おかげで体はもちろん気分も盛り上がって行けるアップになっています。

tDSC04353.jpg

稽古前には現在揃っている衣装や小道具を役者が身に着け、改善点や不足品の確認を行っています。いわゆる衣装合わせというイベントです。当たり前のことですが、人物によって衣装が異なり、非現実的な衣装を身に着ける人物もいれば、ごく平凡な衣装を身につける役者もいます。全員が衣装で並ぶと何名かは「あれ?これって衣装?」という目の錯覚を起こしてしまうようなこともあります。今回の衣装合わせでもそんな衣装格差があり、ここで我らが大女優が「どうしてあなただけ衣装じゃないの?」と、率直な指摘を。もちろん、名指しされた役者は衣装を着ていたのですが、先述した目の錯覚でそう見えてしまったのでしょう。

衣装合わせの後は気になるシーンの稽古と通し稽古を行っています。衣装を着けたまま稽古に臨む役者も複数いたため、この段階で公開できる写真がほとんどない点をご了承ください。通し稽古の出来は…少しずつ全体としてまとまってきた感じはしましたが、まだシーンによって完成度に差がありました。特に物語が終盤に向けて動いていく後半の展開に盛り上がりや温度のような感覚が不足していました。この点は演じていた役者自身も認識しており「後半が全然でしたね」「ラストのところがまだまだ稽古不足ですね」と、自ら振り返っていました。この反省点は次週以降の稽古で改善していくことになります。

「萬劇場 夏の短編集VOL.8」で上演する「コイノオキテ」は8月8日(木)19時30分と10日(土)12時30分からの2ステージ。チケットは事前のご予約で3,300円です。10日土曜日の公演のチケットの売れ行きが好調です。ご検討中の方はお早めにご予約下さい!
夏の短編集チケットのご予約は→こちら