今週の土曜日にはイベント「演劇的な一日」出演が控えています。そのための準備と、2月21日(木)~24日(日)に行われる第21回公演の準備が並行して行われる一日でした。
午前中の制作部では、第21回公演用のグッズ作りをメインに、「演劇的な一日」の舞台で使用する小道具の製造も行っています。グッズの方は一部を除いて順調な仕上がりです。編み物系アイテム担当者は予定の数量を製造し終え、かなりほっとした様子で「何とか終わってよかった~」「たくさん作ったわ!」と盛り上がっていました。まだまだ製造中の担当者は集中して作業に取り組んでいました。第21回公演案では少し時間があるので、最終的には人海戦術で仕上げていけるように、逆算しながら先行してやるべきことを整理して取り組んでいます。

南大塚ホールにて無料で公開される「オダギリカイギ」は、第21回公演「織田桐会議」の前半部分です。まだまだこれから物語がどうなっていくのかわからないまま終了しますので、気になる方はぜひ、第21回公演に足をお運びください!そのための宣伝材料もぬかりなく準備しています。カーテンコールで第21回公演「織田桐会議」の告知をするつもりです。

午後の稽古は、この日の夜に予定されている現地リハーサルに備え、音響のきっかけを確認しました。これまで全く音楽も効果音もない中で稽古していましたが、音が入ったことで、それとのタイミングを合わせる意識も必要になってきました。特に音楽に合わせた動きが求められるパートでは、色々と盛り上がってしまうことで予定されていたタイミングに間に合わなくなるという失敗も散見されました。そのあたりを確認しておくことで、時間が限られている現地リハーサルを効率よく進めることができます。音響はデッキやスピーカーさえあればどこでもタイミングの練習ができます。照明は実際に使う機材、環境がなければ合わせにくいので、このような工夫をしています。

ある程度きっかけを確認できた後は、心配なシーンの稽古を行いました。逆に安心できるシーンがあるのかと言われると、それはそれでないのですが、特に心配な、もっと練習しなければいけないようなシーンから優先して最終調整しました。心配なポイントは人それぞれです。セリフがすんなり出ない、動きを忘れてしまう、緊張で浮足立ってしまうなどなど、それぞれの課題を見つめ直して、少しでも安心して舞台に立てるように稽古しました。

その後は、「演劇的な一日」の会場になる南大塚ホールに移動してリハーサルを行いました。実際の舞台サイズを体感し、動き方、並び方などの確認を行ってから、音響と照明とのタイミング合わせを行いました。図面で見たイメージと、実際の空間に立った時のイメージにはかなり差があり「思ったより広く感じた」「舞台の形ってこういう感じなんだ」といった声が上がっていました。2時間の持ち時間はあっという間に終了。通し稽古はできませんでしたが、何か所かの細かいきっかけと、稽古場とは違った並び方への対応はしっかりと練習できました。本番はたった1回きりです。この短時間で身に着けた感覚をしっかりと再現できるようにしたいです。
私たちはホールの一番手で登場します。「ここで盛り上げなかったら、このイベント自体も失敗になってしまうぞ」とお互いに気合を入れて、先鋒としての役割を果たす気満々です。「演劇的な一日」での「オダギリカイギ」は、いよいよ2月9日(土)11時45分開演です!
<リンク>
「演劇的な一日」公式サイト「オダギリカイギ」特設ページ「織田桐会議」特設ページ