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1月31日の「織田桐会議」です。

Posted by theatreminori on 31.2019 稽古レポート
いよいよ1月も最終日。「演劇的な一日」まであと10日となりました。そのすぐ後には第21回公演も控えています。早くもラストスパート体制になってきました。

午前中の制作部では、グッズの製造を中心に行っています。主にプラ板の新作アイテムの製造に力を入れました。もちろん同時進行それ以外のアイテムも手掛けています。後半は手の空いた団員の中で役者を兼ねている者は、午後の稽古に備えて演技の自主練習をしていました。いよいよ大詰めという感じです。

午後の稽古では、この日からやっと稽古に合流した学生の姿もありました。少しずつ陣容が整いつつありますが、残された時間もあとわずか。動きのあるシーン、稽古初参加の役者のシーンを中心に稽古しています。



先週は会話の雰囲気ができていないという、会議をモチーフにした作品では致命的な課題が残されていましたが、この日はどの役者もその課題を克服するための努力を重ねてきたようで、セリフのない部分でも躍動感があるグループが出来上がっていました。その流れの中でセリフが入ってきて物語が進行するという、理想的な構造になりつつあります。まだまだ、完全にいいリズムができているわけではありませんが、やっと方向性と手ごたえをつかむことができたようです。

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稽古の後半は学生、社会人枠の役者もある程度揃ってきたので「オダギリカイギ」の通し稽古を行いました。「演劇的な一日」ではイベントの中で50分間という時間の制限があります。その枠に収めるために今の時点での長さを測定する意味合いもありました。もちろん、50分ぎりぎり、あるいはオーバーしているようであれば、脚本や演出で時間の短縮を試みなければいけません。

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通し稽古を行う上で、もう一つの心配点は、大きなトラブル(セリフが完全に止まってしまう、段取りが飛ぶなど)がなくやり遂げられるかどうかという点です。この点に関しては大きな問題もなく、全体的に見ればスムーズに進行していったように見受けられました。ただ、シーンや役者によっては、変に間を開けてしまう(セリフがしっかりものになっていないため)ことがあり、ここは修正を加える必要があります。

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全体的に今日の稽古を振り返ると、前回の稽古でたくさんあった課題がかなり整理されたと言えます。演出からもそれぞれの役に対してどう演じるべきか、どう演じたいか、そのための方法などの個別ディスカッションがあり、いよいよ物語の背骨が出来上がってきたようです。ここからさらに各役者が末端まで神経の通った人間像を作り上げ、それらが群像となってひとつの物語に仕上がるように、さらに努力と稽古を重ねていく必要があります。

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今週は木曜日以外にも追加稽古を実施しています。ここから一気に仕上がっていくはずです。お楽しみに!

チケットのご予約、イベント情報などは以下のリンクからどうぞ!

「織田桐会議」特設ページ
「オダギリカイギ」特設ページ