新年最初の活動日でしたが、すでに年が明けてからは10日も経過しているので、新年のあいさつをすることを忘れてしまう一日でした。その原因はもうひとつ、第21回公演のDM準備、グッズ作り、稽古を急ピッチで進めなければいけなかったからです。

午前中の制作部では、間もなく完成する公演フライヤーを発送するための封筒への宛名ラベル貼り、挨拶の手紙の執筆を行いました。フライヤーはデザインが出来上がっており、本日入稿です。次週には完成しているはずです!また、公演で販売するグッズのうち何種類かの製造も行いました。少しずつ可能な範囲で作業を進めてきましたが、ここから先は物語をコンセプトにしたデザインが必要なものばかりになってきます。製造の手よりもデザインを生み出す頭が肝心です。

午後はいよいよお待ちかね、「
織田桐会議」の脚本配本が行われました。昨年何度か試作版で読み合わせを行ってきた団員達も、最終的にどんな形になったのか、期待と不安が入り乱れた心境でこの瞬間を迎えました。
今回は完全に配役が決まった状態では作られていないので、出番やセリフの数やタイミングに制限がある一部のキャラクターを除いて、誰がどの役をやるのかわからない状態でした。この日の稽古で役を入れ替えながら読み合わせ、その感触を確かめながら最終的な配役を絞り込んでいきました。すぐにフィットする役にたどり着く役者もいれば、複数の役を演じてから、じっくりと吟味する役者もいました。

役者全員がそろうことはありませんでしたが、今回の公演で
てあとるみのり初参加の役者も稽古に合流。少し新鮮な気分の中で一日の稽古を終えることができました。毎週木曜日のレギュラー稽古だけをカウントしていくと、2月9日(土)の「
演劇的な一日」での「
オダギリカイギ」まではたった4回しか稽古が残っていません。始まったばかりと油断をしていたら、あっという間に切羽詰まります。次回の稽古にはある程度セリフを入れてくる、その次の稽古では通し稽古を行う。そのぐらいの速度で進んで行かないといけません。団員たちの間では、そんな意識の共有も行われました。スタートダッシュはすでにラストスパート。今回は長距離ではなく短距離走のつもりで突っ走るのみです!