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11月1日の「ボーダーライン(Satellite)」です。

Posted by theatreminori on 01.2018 稽古レポート
気が付けば11月です。「こころまつり」「ボーダーライン」がすぐそこに迫っているだけではなく、その先には第21回公演も待っています。「案外時間がないですね」と再認識しながらも、今年のハードなスケジュール進行の中では、何となくまだまだ大丈夫という気持ちになってしまいます。慣れとは恐ろしいものです。その慣れが油断やマンネリにならないように、しっかりと一歩一歩進めていくしかありません。

制作部では第21回公演で販売するグッズの案について検討が行われました。まだ具体的な演目が決まっていないので、細かい商品のデザインやコンセプトまでは話し合えませんでしたが、前回好評だったグッズをさらに良くすることをベースに話し合いを進めました。また、前回は直前まで開発を進めながらも、残念ながら没になった案もありましたので、今回はさらにグレードを上げて実際にラインナップされることを目指すための、意見交換も行われました。



話し合いの中で、原材料に剪定した木の枝を使ってはどうかという驚きの提案もありました。十分に乾燥させていない木の枝を使うと虫が出たり腐ってしまう恐れがあるという周囲の意見で却下されています。冷静に考えると奇想天外なアイディアですが、こういった大胆な提案から、思いがけない名作が生まれる場合もあります。そのための話し合いの場なので、どんどん突飛な意見を出し合ってもらいたいです。

午後の稽古は12月14日(金)に再演される予定の「ボーダーライン(Satellite)」の脚本読み合わせと、劇中に登場してくるダンスの振り付けの確認を行いました。セリフ、動き、ダンス共に約半年ぶりの実践となりましたが、さすがに何度か繰り返している舞台だけあってどの役者もスムーズに演じていました。

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全員が稽古に参加できたわけではないので、代役を臨機応変に交えての読み合わせでした。さっきまで自分の役をやっていた人が、すぐにその相手役の相手役を演じたり、ひとつの役を数人で受け渡しながら演じたり、てあとるみのりならではの対応力で冒頭からラストシーンまで演じ切りました。途中ではつい気が抜けてしまったのか、相手に呼び止められるセリフに対して、完全に普段の自分の心理状態で「あ、はい」と応じてしまう一コマもあり、笑いを耐えながら乗り越えた個所もありました。そんな雰囲気の中で「ボーダーライン」を懐かしみつつも、自分の感覚として物語と役を再生していく作業は、ある種の熟練の領域を感じさせてくれました。

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ダンスの練習では少しだけ「あれ?忘れてる?」というパートがありながらも、すぐに記憶と感覚が取り戻され、ほとんど全員が振り付け通りのダンスを踊れるようになっていました。「あとは手の動きのタイミングをみんなで合わせる練習ですね」「カウントよりも歌詞に合わせた方がいいですね」などなど、すでに細かい練習をにらんだ意見交換がなされていました。

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今週はひたすら「ボーダーライン」でしたが、11月17日(土)には「第23回こころまつり」への参加も控えています。こちらはわずか15分間の幕間パフォーマンスになります。とは言え、何の準備もしないで臨めるはずもなく、少し実践的な練習をしておかなければいけませんので、次週からはその動きも入ってくる予定です。2月へ向けて、マルチに活動していきます!
「第23回こころまつり」の詳細は→こちら!