7月28日(土)に
萬劇場で上演された「
FFファンタジー」も無事に終了し、今週からいつもの木曜日の活動が始まっています。天候が悪い中、多くのお客様にご来場賜り、劇団員一同心より御礼申し上げます。また、今回創設された「地元枠」へご推薦下さった地元大塚の町会の皆様、何よりもこの祭典を主催・運営くださいました
萬劇場の皆様にも、重ねて御礼申し上げます。


普段我々は、もう少し小さな劇場を中心に公演を行っています。
萬劇場のような立派な劇場の舞台に立てることだけでも大変なことなのに、さらに、他の参加団体の皆様は錚々たる顔ぶれです。この状況で肩の力を抜いて、いつも通りにやることなど不可能と言っても過言でありませんでした。出場が決まり、稽古が始まった頃には、まだ全員がそのような事の重大さを感じていませんでした。しかし、実際に現地での通し稽古、リハーサルが始まると、劇団員全員が「とんでもない場に来てしまった」「しっかりやらないと!」といった重圧を共有するようになりました。今まで自分ではやっているつもりでもできていなかったこと、それを他の団体の方々が当たり前のように実行している姿に間近で接することで、まだまだやるべきことがある、あきらめてはいけない、できないことではなくてやらなくてはいけないことなのだと、己の取り組みの質と量双方を振り返る機会になりました。この意識の変化、とても良い刺激を受けることができた点が、今回のイベントに参加させていただいての最大の収穫だったと感じます。
週が明けて2日(木)の活動では、参加した劇団員から、まさに上記のような意識の変化を実感する言葉が多く聞かれました。同時に、初めての舞台でたった1度の上演だったこともあり、自分が分からなくなるほど緊張していたという振り返りもありました。実際、楽屋から撤収する際に起こったちょっとしたハプニングについて振り返っても「そんなことありましたか?」と完全に記憶にない団員もいたぐらいです。それゆえに「自分がイメージしていたこと、稽古でやってきたことがあまり出せていなかった」という悔いが残っていたようです。そんな悔しさが次の舞台につながると同時に、そんな極限状態の中でも第三者から及第点を頂けるようなパフォーマンスを示せたことには自信を得ることができました。この二つの思いを胸に、第20回公演は再び劇団員が一丸となって挑みます。どうぞこれからも、
てあとるみのりをよろしくお願いします!