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7月12日の「FFファンタジー」です。

Posted by theatreminori on 13.2018 稽古レポート
萬劇場ショートストーリーコレクション 夏の短編集」に向けて、数々の準備が並行して進んでいます。イベント自体もこれから本番へ向けて様々な準備が控えています。そのスケジュールに合わせて、様々なセクションが活動している状況です。ほとんどの団員が複数の役割を持っているので、何をいつまでにやればいいのかをしっかりと意識しながら取り組んでいます。主催の公演ではないので、ついうっかり忘れていました!は通用しません。緊張感が高まっています。

そんな7月12日(木)の制作部では、グッズ検討を一時お休みして、まずは「FFファンタジー」の衣装作りを最優先にして活動しました。基本デザインが決まって、基本形までは作れ対象に、もう一つ工夫を凝らして、さらに良いデザインにするための作業です。実際に布を縫い付けてみると「思ったよりイメージ通りじゃないな…」「ここに付けてしまったらどうかな?」といった議論が始まります。それを経て、最終的な作業を行い形を仕上げていきます。すんなりいかないことが多く、もやもやする作業だけに、何度かやっていると「布を裂く音が気持ちいい~」「いい音だよね~」「ストレス発散ですね」という声が聞かれるようになりました。もちろん、やりすぎて衣装が壊れてしまうということにはならないように気を付けながらやっています。

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午後の稽古は、冒頭である取材の対応を行いました。総監督はもちろん、劇団員もインタビューを受けて、てあとるみのりでの活動内容、やっていての実感などを話しています。この取材がいつどこで表に出るのか、今の時点ではお知らせできません。詳細の公開まではもう少々お待ちください。

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その後の稽古では、一度シーンごとの稽古を冒頭からラストまで行い、休憩を挟んでからの通し稽古を実施しています。来週には現地に出向いて、運営側の皆様に通し稽古を披露する機会があります。その直前、どこまで仕上がっているのかを確認するような意味合いで取り組みました。これまでの課題はもちろんのこと、新たに積み上げてきたものを出せるかどうか?演出の目というよりも、演じている本人たちが手応えや満足度を感じ取ることが重要視されていました。

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そんな通し稽古を2本実施することにしたのですが、いよいよ気持ちも盛り上がってきた2本目で、ある生物がフロアに現れるというアクシデントが発生しました。一般的に忌み嫌われている、茶色や黒い「あれ」です。通し稽古を行っている役者たちもその存在に気付き、「どうしよう?」「でも通し稽古だから本番のつもりでやらなければ」「崩れてはいけない」「しかし顔に出てしまった」などと葛藤を展開しながらも、演技を止めることなくカーテンコールまで演じ切りました。その後は演技の振り返りというよりも、このアクシデントに対する振り返りがメインとなってしまいました。ちなみに、逃走を試みた生命体は演出が放ったゴキジェットプロにより仕留められました。活動中にその姿を見ることはめったにないのですが、どうやらすぐ近所の物件が取り壊されたことも影響しているようです。思わぬ難敵に動揺しながらも、逆にその動揺のおかげでテンポよく演じることができた通し稽古でした。

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そんなこんなで、徐々に仕上がってきた「FFファンタジー」。いよいよ7月28日(土)12時30分より萬劇場にてお披露目です。チケットはまだまだ販売しておりますので、ぜひご予約の上、ご来場ください!とても中身の濃い、あっという間の短編芝居です!
チケットのご予約は→こちら

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