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5月24日の「FFファンタジー」です。

Posted by theatreminori on 24.2018 稽古レポート
萬劇場ショートストーリーコレクションVOL.7 夏の短編集」の詳細も徐々に紹介され始め、7月28日(土)の上演に向けた稽古もこの日から本格始動です。上演する演目「FFファンタジー」の脚本も完成し、出演者は期待と不安に包まれての一日だったようです。

午前中の制作部では、7月の公演の先、10月に控える第20回公演へ向けたグッズ案の検討を行っています。早くもグッズ案の試作を持ち込む団員もいて、さらにその姿に刺激を受けた団員が「来週にデザイン案を持ってきます」と宣言するといった好循環が生まれていました。グッズ以外にも7月公演の衣装・小道具案についての検討も行われました。

午後の稽古では、「FFファンタジー」の出演者全員が顔を合わせました。久しぶりにてあとるみのりの舞台に立つ役者もいたため、まずは「お久しぶりです」「覚えてます?」「はぁ~。覚えてないなぁ」といった挨拶から。それぞれが数年間のうちにどんな活動をしていたのかの簡単な紹介を行うと、この場でこの顔ぶれがひとつの舞台に集っていることに、奇跡的なめぐりあわせを感じてしまいます。

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事務連絡とウォームアップを挟んで、いよいよ「FFファンタジー」脚本の配布です。まずは表紙のビジュアルに「かっこいい!」「すごい!」「中二病感がすごく出てますね」と歓声が上がっていました。配本後は配役を改めて伝え、あらすじや物語の目指す方向性の説明を経て、さっそく一度通して読み合せました。今回は30分間という時間制限の中での作品。読み合せ前には脚本を作った総監督からは「ちょっと長すぎるかも」と不安げな言葉が。実際にタイムを計測するとピッタリ30分。一見するとこれでよいように感じますが、実際には初めての読み合わせということで簡素化されていた動きも多々あったため、もう少しスリムにしないといけないようです。

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その後は劇場の舞台配置を共有し、冒頭のシーンからそれぞれの立ち位置や、照明・音響との兼ね合いを確認しながら稽古を繰り返しました。30分サイズの脚本なので、ひとつのシーンを集中して何回も繰り返すことができます。やっている役者は大変ですが、その分いつもより休憩を多く入れて、集中力を途切れさせないように取り組みました。なんとなくですが時間の経過にゆとりがあるのか、稽古中は自主的に動きの確認や演技の相談、キャラクターの解釈談義などが行われていましたが、全体としては和やかな雰囲気が目立ちました。久しぶりに一緒に演じる団員がいることで、適度に緊張感も漂っていました。

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稽古の空き時間には「この役の衣装、何とかならないかな」「ダイソーのあれであれが創れますよ」「動画であれの作り方が出てましたよ」「家に紅のバトンがある!」などと、衣装や小道具の話が盛んに交わされていました。内容的に非日常系の衣装・小道具が必要になりそうな演目です。早めに検討して、試作や購入を進めて、その都度改良や修正を加えていかなければいけません。脚本が完成したことで、さらに具体的なプランの検討ができるようになりました。制作部の時間を含めて、みんなでアイディアを出し合いながら取り組んでいます。

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今回私たちが参加する「萬劇場ショートストーリーコレクション」は7月26日(木)~29日(日)に萬劇場を会場に開催されるイベントです。てあとるみのりは地元大塚の代表という肩書を背負って28日(土)12:30からのワンステージに登場します。詳細は以下の公式サイトからご確認ください。チケットの販売開始は6月2日を予定しています。いつもと一味違った作品に挑むてあとるみのりにご期待ください!
萬劇場SSC公式サイト